2018/09/09 のログ
■月永遠花夕 > 今日も大分商売繁盛だったなあ。客自体は少なかったけど、ここの客は割と単価が高いものを結構買ってくれるから市場で売るよりもよっぽど儲かるんだよね。まあ、そのかわり仕入れに手を抜いたら何も買ってくれないのだけれど。
「ちょっとさすがにちょっと疲れたかも」
今日は休みだからお昼くらいから店を出してたからさすがの僕もちょっとだけ疲労がたまってる。
■月永遠花夕 > ボクはしばらく噴水の水と戯れていて、しばらくすると店をたたむことにした。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/噴水のある公園」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「マグメール 富裕地区/とある空き地」に紅月さんが現れました。
■紅月 > ーーーそよ、そよ、しゃら…
いまだ夏の気配の残る、夜。
裏道であろう坂の上、お気に入りの小さな空き地…芝生の上に腰掛けて、ぼんやりと夜景を眺める。
見上げれば木々の向こうに、明日にも姿を隠してしまいそうな細い月…大粒の其れが見えぬ今、濃紺のベルベットの上には数多の小さな煌めきが息づいている。
「綺麗…月の輝きも好きだけど、星の瞬きの儚さも美しい」
紫色に煌めく目を細め、穏やかに笑みを浮かべ…ゆっくりと瞬きを。
ふわり、風が吹いて紅の髪を宙に踊らせる。
■紅月 > 最近は、どうにも街の外が騒がしい。
騒がしいというか、物騒だ。
奴等…鋼の、絡繰。
なんだかやたらと此方に突っ掛かってくる奴等は、唐突に涌いて出たかと思えば遺跡や喜びヶ原を占拠するかのように悠々と闊歩し始めた。
遺跡に、草原…どちらも己の仕事場であり、遊び場である。
なんと迷惑な。
いっそ三日三晩暴れまわって少しでも見晴らしを良くしてくれようか…新月前で不機嫌な今、そんな考えも浮かぶものの。
其れが不毛であろうと推察出来る以上、騒ぎが一段落するまで堪えるのが一番だろうと…こうして、街に引き込もっている訳だが。
「……、…そろそろ、野山が恋しくなってきたなぁ…」
はぁ、と、大きく肩を落としながら溜め息をつく。
■紅月 > まだこんなにも騒ぎになる前、つてのあるミレーの里に出向いた際…とあるミレーが言っていたか、あれは神代の、神に仕える騎士であると。
「…其れが本当だってなら、神様なにしてくれちゃってんの」
思わず空に愚痴る。
否、恐らく御仏は関係なくて、ヒトの中に何かしら"やらかした"ヤツが居るとか、そういった事なのだろうが…愚痴くらい言ったってバチは当たらないと思う。
「いっそシェンヤンか、それとも魔族領か…しばらくバカンス行ってこようかしら」
軽く腕を組み、思案…ふにふにと唇に触れつつに、目を伏せて。
■紅月 > 空を見上げた格好から、そのまま後ろにコロンと寝転ぶ。
木々の隙間から見える空は、相も変わらず美しい。
「……大体、好きじゃないんだよねぇ…
人間と…絡繰機構と、魔術の組み合わせってぇのはさー……」
呟いて…目を、閉じる。
瞼の裏に映るのは、嘗て異界にて魔導機構の生体核石としてヒトに利用された時の…凄惨な、光景。
この世界でまで似たような事が起こるとは、さすがに思わない。
…思わぬ、が。
其れが絶対に無いとは誰にも言い切れない訳で。
「…ヤだなぁ、ザワザワする」
呟いて、目を開く…そこには、朝焼けの薄紅。
…嗚呼、憎らしい程に美しい。
■紅月 > 「っあぁああ!!もーヤメヤメ!
…思い出すだけで腹立つわ、あのマギクラフターのクッソ爽やかな笑顔っ!!」
よくある"人間を恨む"だとか"絶望を贈ろう"だとか、そういった気を起こす気は無い。
永久に味方、などと言うつもりもないのだが…少なくとも、今は。
今はまだ…人間は大丈夫、だと思いたい。
しかし個人となれば話は別だ。
やはり腹が立つものは立つのである。
「……、…やっぱり、アンゲロス何体か壊してこよっかな…」
むくっ…と、起き上がり、ぼんやりと街並みを眺める。
もうすぐ朝が始まる。
ご案内:「マグメール 富裕地区/とある空き地」から紅月さんが去りました。