2018/09/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/裏通り」にユーノさんが現れました。
ユーノ > 暗い石畳の小道を、小柄な娘が裸足で歩いている。
夕暮れまでは主人である男と一緒だったが、急遽仕事の連絡を受けた彼は先に帰途についてしまった。

“一緒に行こう。君一人では帰り道がわからないでしょう?”

優しい主人に何度もそう言われたが、久々に城下に出たせいか、娘の好奇心はすっかり街の探索へと向いてしまっていた。
ぶんぶんと首を振って主人の提案を拒むと、彼は苦笑を浮かべたが、それ以上引き留めることはしなかった。
主人と別れ、一人となった娘は気の向くまま、ワンピースの裾を機嫌よく揺らして小道を進む。