2018/03/08 のログ
ご案内:「カフェ/王都マグメール 富裕地区」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 先日、砦で起きた出来事は魔物の生き残りを私が咄嗟に討伐したと言うことで報告が上がっていた。
襲われていた騎士も途中で気を失っていたので、覚えているのは触手の魔物と割って入った私のことだけのようだ。

「上手くいって良かった。」

私は店内の窓際の席で紅茶とケーキを楽しんでいた。
城からの帰り道、途中で雨に降られたので逃げ込むように店に入った次第。

甘いひと時を楽しみつつ、外を眺める。
雨雲の量と雨脚の強さを見るに、まだまだ長く振りそうだ。

私に天候を変える術があれば良かったのだが。

フォーコ > 雨が上がる時を暫くまっていた。
ご案内:「カフェ/王都マグメール 富裕地区」からフォーコさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアルベルタさんが現れました。
アルベルタ > 実験に足りない物があり、買い出しに行って数時間。
お気に入りのマニアックな品揃えの店は、さすがこの地区に建つだけあって怪しいだけではなく。
相応の身分であるなら手厚くもてなしてくれるので、ついつい長居してしまった。

―――――その結果がこれ、である。
帰り道の途中、しとしと雨はあっという間にザーザー降りに。
濡れて、もはや布のほとんどが白ではなく灰色に染まってしまった白衣を着た女性は仕方なく、木の下で雨宿り。
空を見上げれば分厚い雨雲がゆっくりと流れており、すぐには止みそうにないことが知れた。

「―――ここからだと家の方が近いな。今日中にやりたいことあったけど…迷うなァ」

ラボのある学院に走るか、自宅に帰るか。
自宅と言っても最近は週に1度帰宅するかどうか、なのだが。
兄弟は多く、女子であり、後継ぎというわけでもない。
現在では両親も諦めがちな研究者気質。
さてどちらにしたものかと空を見上げたまま息を吐いた。
雨を含んだ前髪の先っぽから、ぽたりと雫が垂れる。

アルベルタ > 「………」

迷っている間にも雨は降り続ける。
葉の屋根はあまりに頼りなく、白衣の肩元を更に冷たく濡らしていった。
本格的な寒さを過ぎた時期とは言え、日差しが射すわけでもなし、びしょ濡れでは寒い。

そろそろ限界。と悟ると、つま先冷たい足を1歩出し、女性は走っていく。
いくつもの水たまりを踏んだが、今更そんなこと関係ないほどに濡れているので気にすることはなく。
その行先が学院であったか自宅であったか―――。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアルベルタさんが去りました。