2018/03/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノアさんが現れました。
■ノア > 富裕地区の、とある御屋敷。馬鹿みたいに豪奢で馬鹿みたいにだだっ広い屋敷で、夜な夜な繰り広げられる舞踏会。ヴェネチアンマスクの着用を含むドレスコードさえ守れていれば、来る者拒まず。其の為か 人脈探しに来る者、権力へ媚売りに来る者、はたまた誰かの付き添いだったり、ただ単に酒や女を目当てに来る者など..目的も身分も職種も様々。
「 ............... 」
そんな中に紛れる、黒いヴェールで目元を隠した薄紫色の髪の女。紅や蒼などの色鮮やかなドレスが目立つ中、比較的地味な色のドレスに身を包み。誰かに声を掛けられれば そっと会釈を返したり、他愛もない世間話に応じるくらいはしているようだった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > よくある催し物。よくある仕事……とは、違い今日は友人の付き合いだった。
知り合いも多くはない。まあ顔は一応隠しているのだが、バレバレだ。
別に何か目的があっても来たでもなし、窓の外と会場を見渡していたところ。
見知った影を見咎めて。顎を撫でた。
「こんばんは」
適当に会釈でいなそうとする相手に、肩をすくめてすれ違う耳元に口を寄せて。
「雌猫さんが悪巧みかい? なら、俺がここにいるのは運がなかったなぁ……付き合えよ」
会場の外バルコニーへ、それだけを言い残して去っていく。
■ノア > 素性を明かす必要もない、 無理に言及される事もない。そんな仮面舞踏会ならではの暗黙ルールの下でも必ず、莫大な富や地位を露呈したがる者はいる。そんな自慢話の飛び交う此処は女にとって、次の標的選びに最適だった。
( さて、と.. )
色々な話を聞けて、もう満足。長居してもいい事はない 、そろそろ退散しようとした ── 其の時、
「 ..........っ、 」
忘れもしない低い声。耳元へ落とされた囁きに、女の唇から笑みが消える。声の主は、女の逆らえない相手。其の声の通りに、女はバルコニーへ向かう。
「 .....光栄ね、態々声を掛けて頂けるなんて。あんなに沢山女がいるってのに。赤青黄色.. 貴方なら選び放題でしょう。」
長身を見つけ歩み寄り、貴方の目の前で立ち止まる.. 挨拶なら、相変わらずの生意気さ。貴方の身分と知名度を駆使すれば大抵の女は呼び出せるだろうにと、可愛いげのない台詞を吐く。黒いレース越し、琥珀色の瞳は じぃと貴方を見上げている
■グスタフ > 「勿論。だから、お前を選んだんだが。身に余るだろう?」
目の前に来た女の周りを回る様に歩きながら、室内の様子に手を広げて。
それから目の前の彼女に手を差し出す。その手が髪に触れ、顎先に延びる。
その仕草があまりにも芝居がかっていて、手の先を見ていたのならば、回り込んだ唇からは逃れられないだろう。唇を奪ってしまえば、そのドレスの内に指を差し入れることも造作もないが。
「こんなところで何をしてるかなんてことは、聞かないさ。野暮だろ。
それより、お前にしてほしいことがあるんだが。」
バルコニーの入り口に背を向けて、彼女の前で股間を露わにすれば。なにをかをいわんや。
■ノア > 「 えぇ、 辞退させて頂きたい位。」
皮肉を返しつつ、女の周囲を回る貴方に思わず身を固くして。伸ばされた手が髪を掬い、顎に触れ.. やがて、女は唇奪われる。反射的に押し退けようと手が動きかけるも、黒いレースを纏う指先が ぴく と反応するに留まった。弱みを握られ逆らえない事も、例え強引に組み敷かれたって抗えない事も、女がどうすれば弱いのかだって知られている。そんな貴方が今、目の前に立つならば..
「 ............... 」
女は黒いレースの下、長い睫毛を そっと伏せ。貴方の足下にひざまずく。手袋から しゅるりと抜いた白い指先を根元に添え、躊躇い気味に唇近付け
「 .....っ、 」
差し出された其れへ、僅かに震える口付けを。
■グスタフ > 「おう、そうか。白蛇。無理にとは言わんぞ。とりあえず聞け。気が変わる。
このあと、捕り物騒ぎが始まる。王都警察の一斉検挙だ。
手筈は前にお前を追っていた騎兵隊長だ。お前の獲物は一網打尽だ。
……だから、とりあえずこの状況見られても変わらん。
とりあえず上半身はすべて脱げ、本気でやれ」
さらりと告げる口は嘯いてるようで、前と同じだ。
愉しんでいるのだろう、女が口づけしたそれも反り返っていた。
「お前は俺のモノだ。それで連れ出してやる」
目的はなかった。女に会うまでは。
ただよくある。権力執行現場の立ち合いだけだったはずだ。
「感謝しろなんて、言わんよ。ただお前は喘げばいい」
■ノア > 唇が震えるのは悔しさからか、はたまた.. またいつかのように、思考が溶ける程犯されてしまうかもしれないという不安からか。つい先程まで男達を獲物としてしか見ていなかった白蛇は今、貴方の足下にひざまずき従順な姿を見せていて
「 ............... 」
貴方の話にしっかりと耳を傾ける。事情を理解した女は、自ら背中の留め具に指を掛け其れを外す。貴方の眼下に、白い肌や胸の膨らみが露となって。もう一度、躊躇い気味のぎこちない口付けをすると
「 感謝なん て、 する訳ないじゃない.. 変態。」
鋭い琥珀色の視線を貴方に向けて、相変わらずな悪態を吐く。其の言葉を皮切りに、腹を括ったかのような口淫が始まる。片手はドレスが腰から落ちてこれ以上の露出をしてしまわぬよう抑え、もう片方の手は根元に添えたまま。女の舌が反り返る其れを舐め始め、徐々に濡らしてゆく。女の目元は黒いベールに隠されているものの、僅かに紅潮した頬や唇は貴方からも見えるだろう。
「 .....ん、 ...っ、 く.. 」
余すとこなく丁寧に舐め終えると先端に唇あてがい、ゆっくりくわえ込んでゆくけれど.. 喉奥に当たれば苦しげに、動きも一瞬止まる。其れでも顔を前後に揺らし喉奥までくわえ込み、舌を這わせながら引き、またくわえ込み、また引いて と.. 懸命な、奉仕を始め
■グスタフ > 「お前が本気になれば。
俺の手なんて使わなくても逃げ切れるかもしれんがな?」
試すようにというか、本気で思っている口調で。
軽く彼女の頭を押さえると、腰を突き入れた。根元まで飲み込んでいる。
……つもりだったそれが、ほんとうに喉の奥胃の方まで抉り込んでいく。
そして、胃の奥に直接白濁を吐き出した。深く息を吐き出しながら。
なにもできない女の、その首に首輪をつけて。
ゆっくり精を出し終えて、引き抜けば胃液か唾液かわからないもので
たっぷりに男の股間は濡れていた。
「ふ、ぁ……あー……さすがに絞られたな。
これで終わりじゃないぞ。早く全裸になって、立ちあがれ。俺について来い」
ぐいと首輪を引きながら、全裸の女を引き連れて外へと向かう。
会場はざわつくだろうが、目立つくらいでちょうどいい。
出払った後のことなど知らん。今宵何があったかなど知らず、彼女を貪るだけだ。
蛇が逃げ出すまで。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からグスタフさんが去りました。
■ノア > 「 ..........っ、 ん"... ! ん、 くっ.. ん" んっ ── !! 」
頭を掴まれたまま容赦なく腰を突き出され、自分では決して踏み込めない深さまでの侵入を許し ── 女の中に、欲の全てを吐き出す貴方。其れが引き抜かれた途端、女は体勢を崩し苦しげに噎せかえり
「 ───── 」
其の隙に、主従の象徴である首輪を嵌められる。全裸とまではいかずとも、不意に首輪を引かれドレスを置き去りにした女は.. 顔の半分を黒いベールに隠し、上半身を晒し、レースの下着とガーターベルトを身に付けた姿で連れ出される。其の姿はまさに飼い主とペット、主従の関係。好奇の目に晒されて羞恥に脚を震わせながら、貴方と共に会場を後にした。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 某貴族邸 庭園」にラエルノアさんが現れました。
■ラエルノア > 喧噪や嬌声が渦巻くかのような一室を抜け出したのは先程のこと。
宴の「花」として貴族邸に招かれる機会は間々あるが、今宵の乱痴気騒ぎ振りは群を抜いていた。
愛想笑いや気を持たせる会話等は慣れているが、流石に疲れる。
外の空気を吸いたくて歩を向けた庭園は春の宵らしく仄暖かい風が穏やかに吹いていた。
尤もこれ程の邸宅ならば今宵の宴の為に庭の温度くらい様々なる手を尽くして整えているのやも知れないが。
「中にいるよりずっといいわね」
呟いて、庭園の中央に位置する噴水へと歩を進めた。
円型の池の中心に立つ半裸婦の像が水瓶を抱え、そこから清らかなせせらぎの音と共に水が迸り落ちている。
■ラエルノア > 噴水の傍まで来てから、池の水面と空とへ交互に視線を投げた。
水面に映る月を見て、漸く今宵の月の存在に気付いたから。
しみじみと夜空を見上げることなど久しく忘れていた。
「……こんなに明るかったかしら」
感嘆めいた呟きは、髪を撫で毛先を乱れさせるのと同じ風に乗る。
先程までの酒精の香や声高な人々の騒ぎが、まるで余所事に感じる程の静けさに、つい立ち尽くして飲まれたように月を見上げ続け。