2018/02/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアルマさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアルマさんが現れました。
■アルマ > 王都に点在する宿場やホテルの中でも珍しく富裕地区に存在する高級ホテル。
国の要人をもてなす際にも使われたというそのラウンジはとある貴族により貸切られ多くの人が各々の会話を楽しんでいる。
そんな中、ラウンジの一角で一人の女性はパーティーの雰囲気とは対照的な浮かない顔をして立ち尽くしていた。
「はぁ…こりゃ見事に騙されたわね…」
時折声を掛けてくる人へ張り付いた笑みを浮かべ短い挨拶を交わして見せるがその胸中は穏やかでない。
きっかけは普段懇意にしているとあるクライアントからの依頼であった。さる貴族が開く会合へ給仕として参加し、国内貴族で魔族との関わりを持つものがいないか探って欲しい、端的にいえばそんな内容のもの。
普段より多い報酬についそのばで了承しいざ会合の場に向かってみれば渡されたのは給仕とはかけ離れたさながら娼婦のようなドレス。
さらに周りを見てみれば自らと同じ明らかに“場違いな”女性の姿が複数見られ、にぎやかしとして送り込まれた、と気づいた時にはすでに後の祭り。
「そもそも給仕なのにそれらしき貴族の子息が見当たらない時点で気づくべきだったわ…」
lこういった場では本来貴族の子息が交流のため給仕へ参加するのが習わしであるにも関わらずそれがないことに気づきもしない自らのうかつさに今沢ながら頭を抱える。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシエルさんが現れました。
■シエル > パーティ会場の片隅でぼけーっと座る少年一人。
周囲にはそれなりに着飾った人達がざわざわと談笑している。
遊んできていいぞ、と言われたものの特にアテがあるわけでもなく。
食事もあらかた終えてしまったので果実水を片手に設えてあるソファでのんびりと過ごしていた。
こうやってじっとしていれば休憩中と思われてかそこまで声をかけてくる人はいない。
たまに声をかけてくる人もいるが、短くそつの無い談笑をして終わりと言ったところ。
もう少ししたらまた歩いてもいいかな、そんな風に思いながら果実水を一口。
このまま何事もなく、帰りの時間まで過ごす事になるのかもしれないが…。