2017/10/18 のログ
ご案内:「ディバン邸」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 『お約束待ちです』
ご案内:「ディバン邸」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「……」
目の前で泣かれるのは。男相手でも女相手でも辛いな。と少女は思う。
それは、情が湧いているからこそであり。執着の証でもあり。
さぁ、どうしたものかね、私。と自問自答しても答えは出ない。
「別に。困らせてくれても構わないんだけど」
ついつい。そんなつっけんどんな言い方になる。
自身が大人になった証拠なのかな。この狡さは。そんな思考。
少年が浮かべる空元気も。今は少女の心突き刺す刃に他ならぬ。
「あら。それは楽しみ。天界の料理だなんて。
人間にはなかなか味わう機会はないだろうから」
違う。そんな事を言いたいんじゃあない。
今すぐ少女は叫びたかった。私の側にいて。行かないで。
あんなに愛し合ったじゃない。私の気持ちをわかって。
でも、それはできない。だってそうしたら契約違反に──。
ん? 契約違反?
「……?」
少女はそこで考える。契約。グラスシエルとの契約内容を。
そうして……その内容を完全に思い出し。少女は、ニヤリ、と笑った。
「うん。やっぱりシャルは立派ね……。
ん~。グラスシエルがどこにいるかは、ちょっと。覚えてないかなー。
……ん、ごちそうさまでした」
今までの様子と違い。少女の表情には悪意があった。
この少年の前では見せなかった表情。その表情のまま。
少女は食事を追え。メイドに片づけを頼むと、立ち上がり。
「シャル。最後だから。部屋でゆっくりお話しましょ?
これまでの思い出とか。ね?」
そんな。見え見えの罠を張り。相手を誘った。
■シャルティア > 「んーん、ボクは『いいこ』だからわがままいわないよ?
おねーちゃんがこまることはいわないの♪」
いつも通り、美味しそうに、嬉しそうにステーキをもぐもぐ
スープに口をつけつつ、にこにこ
そう、いつもと変わらない態度
少年がいつも通りついてる、嘘
もう、さっきまでの少年の態度が嘘みたいに、美味しそうに食事を進める。かちゃり、とフォークとナイフを置く
ああ、おしまいだ。結局、なんの味もしなかったな。
寂しいな、こんなのが、おねーちゃんの最後の料理だなんて
でも、それは決して表情には出さない
「でも、ボクはセインおねーちゃんのご飯のほうが好き♪
天界のご飯もお菓子もおいしいけど、セインおねーちゃんの料理のほうがおいしい♪」
と、両手を広げて褒める。それぐらいにセインの料理は大好き
セインの作る料理も、かけられる言葉も、やさしい手も、大好き
大好き――大好き
でも、それもおしまい。そう思うと胸が痛い
「…ごちそうさま、でした」
と、手を合わせる。さて、立とう、バイバイしよう
そしたら、一人になったらいっぱい泣こう
と――誘われる言葉。戸惑うような表情を見せる
最後の、お話――それは甘美な誘惑で
こくり、と小さく頷いて、手を伸ばした
■セイン=ディバン > 「……そう」
それは。いい子じゃない。オトナにとって都合のいい子、だよ。
そんな冷たい言葉を言いたいけど。飲み込んでおいた。
だってそう追い込んだのは自分だから。あぁ、もっともっと、外道なほどずるければよかったかな。後悔は先にはできないのである。
「んふ。それは嬉しいわね。
料理修行、頑張った甲斐があるわ」
少年の褒め言葉は、本心からのものなのだろう。
当然、それは嬉しい。でも、だからこそ。
このまま別れるという結末が、酷く痛いし、それはイヤだった。
「……おそまつさまでした」
相手も食事を終える。もう、後には退かない。
そもそも、この少年に目をかけていたのは自分が先なのだ。
自己中心的である思考は少女の頭を支配し、少年を誘うことへと意識を向ける。
そのまま、少年が手を取れば。にっこりと微笑み。
少女は、自室へと向かう。表面上は、優しい慈母の様に振舞いながら。
その実は、少年を貶めることしか考えていないというのに。
少年を部屋へ連れ込み。ゆったりとベッドに腰掛けると。少女は、相手をじぃ、っと見つめる。眼は潤み。頬は朱に染まる。恋する少女の表情だ。
■シャルティア > 「うん!」
つまらなそうに、冷たくも聞こえる相槌にも、元気よく笑顔で答える
自分は明るくて元気で、いい子なのだ
だからこれでいい、と
「また、おねーちゃんのごはん、食べにくるね!
そのときまで、ボクも天界でお料理勉強する♪」
むふー、と鼻息荒く、腕をぐるぐる回してみせる
精一杯の空元気、というか演技だ。少年は、いい子でいるために、とても、とても嘘つきで
恐る恐る、手を取る。この手を取っていいのかな、まだ――帰る前に、サヨナラの前にお話してもいいのかな、と怯えるような表情を微かに見せるが、にっこりと、優しく微笑む少女に安心したのか、ふにゃーっとした表情で手を取られたまま、とことこと私室へついていく。
少女がベッドに座ると、少年も隣にぴょこんと飛び乗る
「んー?…どしたの?」
じぃっと、熱っぽく潤んだ瞳で見つめられると、ゾクとした。
潤んだ瞳も、朱に染まった瞳も、あまり少年の見ることのない、熱っぽいもの。おもわず、たじろぐようにいっぽ、下がって
■セイン=ディバン > 「……」
ズキリ。胸の辺りが傷む。この少年の明るさ。そして優しさは。
自分には毒だ、とも思う。でも。でも。
それを一度味わった以上。手放せない。手放したくない。
「うん。いつでもいらっしゃい。
あらあら。シャルに料理、できるかな~?」
蜘蛛が巣を張るように。少女は、罠を張り。それに気付かれぬ様、会話を進める。
逃がさない。どこの誰であろうと。この少年は渡さない。
神だろうとなんだろうと、である。
手を引き。少年が拒まないのを見て、少女は笑みを強める。
少年がおびえた表情をしたのをみて、少し心が痛んだが。
それでも。すぐにいつもの表情に戻ったのを確認し、少女は内心でほくそ笑み。
そうして。隣に少年が座ったのを見て。
「……!!」
相手の問いかけを無視し、少女は少年の唇を、荒々しく奪った。
そのまま押し倒し。少年の身を包む可愛らしいワンピースの上から、その胸を、揉み、尻肉を揉んでいく。
それは、少女が今まで少年にしたこともないような。強引な行為であった。
■シャルティア > 嘘は、いやだな
少年は思う、いつもみんなを悲しませないために嘘をついて
でも――眼の前の彼女にも嘘をつくのは、いやだな、と思う
ボクは帰ったら、いっぱい、いっぱい泣くけど――セインおねーちゃんはどうなんだろうか。セインおねーちゃんが好きな人は、ちゃんとセインおねーちゃんを慰めてくれるかな
そんなことをぼんやり考えてるうちに、不意に
「あぷ!?ん、んんんっ!?」
強引に奪われる唇に目を見開く。嫌悪感なんてあるわけないけど、驚いたように両手をあたふたと動かして――でも、押し倒されて、ワンピースの上から身体を愛撫されると、すぐに声が漏れる
強引とは言え、痛くしなかったり弱いところを理解してるのは、もう、何度も何度も、行為を重ねてる故か
「あふ、あ、ちゅ、ぅぅん、や、ちゅぅ、らめなの…♪」
ぽーっとした表情で、弱々しく抵抗する。でも、その頬はもう桜色に染まってて、抗う力もないように
■セイン=ディバン > 目の前の可愛らしい少年。その少年は、実際の所どう思っているのだろうか。
離れても、天界にも知り合いくらいいるだろう。別段自分との別れなどどうということもないのかもしれない。
それでも。少女は、自分自身の感情と欲望に従い、少年へと襲い掛かった。
「んっ、んうっ……」
強く重ねた唇。すぐさま、相手の口内へと舌を侵入させる。
相手が慌てている内に、一気に押し倒し、身体へと触れていく。
ピンクのワンピースの肌触りはとても滑らかで。それがまた、少年に似合っているものだから。
まるで本当に。幼い女の子を強姦しているようで。少女の心の中に、黒い欲望の炎が一気に燃え盛った。
「ん、はっ……だめっていいながら、すっかりイイ顔しちゃってるじゃない……!!」
唇を離せば、つぅ、と唾液の糸が引かれ、消え。
少女は、そのまま少年の耳、首、頬へとキスを重ねる。
右手は少年の乳首を撫ぜ、摘み。左手は、尻肉からするり、と前へと動き。
何度も愛し、愛された。少年のペニスへと触れ、激しく手コキを始めていた。
「ん、ちゅっ……んっ。
シャル、やっぱり、気が変わったわ。
アナタを天界なんかに行かせない。ここで、この地上で。
ずっとずっと、私のモノにしてあげる。逃がさない。絶対に……!!」
狂気に満ちた声と瞳で、少年を捉え。少女は力任せに少年のワンピースをたくし上げていく。
それは今までにない、激しく、強引な行為で。まさにレイプというにも相応しいほどのものだった。
だが、少女自身の表情は。まるで縋るように、助けてほしいと懇願するように。弱々しいものであった。
■シャルティア > 「あふ、ん、ぅうっ?あは――ちゅ、チュル…」
口腔に入ってくる舌に、抵抗しない。するはずがない
大好きなセインとのキスを拒めるわけがない
ワンピースの衣擦れの音と、ベッドが軋む音と、激しくキスをする水音が部屋に響く。
ようやく、口が離れる。しばしの静寂を破るのは、少女の声
その言葉に、その意志に――少年は、ぽろぽろと涙をこぼした
嬉しい――おねえちゃんも嫌だったんだ。いっしょにいたいんだ――そう思うと、涙が、止まらなかった。でも、少年に絡みつく鎖が、きしむ、締め付ける。
「だ、大丈夫なの、いつでも、会いにこれるから――きゃぅっ!
や、すかーとめくっちゃ、恥ずかしいよぉ」
少年は恥ずかしそうに顔を隠す。でも、少女の表情に、悲痛な眼差しに言葉を失う。
「や…ボクも、おねえちゃんと離れ離れになるの――やだ」
と小さく答えた
■セイン=ディバン > 「はっ、ぁ……。
う、んっ……」
貪る。貪る。穢れを知らない、天使の少年の口内を。皮膚を。舌で犯す。
そもそも。契約内容は。
『迎えが来ていると知らせること』。
『次に会ったとき、セックスに誘わないこと』。
つまり。少女が強引に抱くことまでは、契約で禁止されていたわけではないのである。屁理屈と言えば。当然、それまでなのだが。
「いい、から。ちょっと、黙ってて……。
シャルは、私のモノなの。神だろうが天使長だろうが、同僚の天使だろうが。知ったことか。
シャルは、私のモノよ……」
相手の言葉に耳を傾けず。すっかりワンピースをたくし上げ終えると。少女は、少年の腹部にキスを。そして、手コキをしていた手の動きを止め。
「……あぁ、むっ」
我慢できない、とばかりに。そのまま一気に少年の下着を脱がせ。そのペニスを、口内へと頬張ったかと思えば。
「んっ、じゅっ、んむっ、うぅっ!!」
一気に、激しく吸い付き、顔を動かし始める。
部屋中に響くように、バキュームの音を鳴らし。少年の精を搾り取ろうとするかの様にフェラをする少女。
未だ悲しみと自己嫌悪に揺れる瞳が。少年の言葉により、更に揺らぎを強くする。
だが、行為は止めず、吸い付きに足して、舌の動きまでも加えていく。
■シャルティア > 呻くような、泣き声のような喘ぎが響く
ゆったりと、しかし力強く手が身体を弄り。口腔をねぶるようにかき混ぜる。お互いの唾液が混ざり合い流し込まえるそれをゴク、んと飲み干しながら
ワンピースの長いスカートの中に潜り込むような格好で、腹部にキスをうけると、ベッドが鳴るぐらいにビクンっと跳ねる。
「ひゃ、ぁぁぁっ!?あん、や、おくちまんこ、きもちいいっ!
そんなに激しくしないでっ、すぐにれちゃうっ、こんなの我慢できないよぉっ♪ひ、ぁぁっ♪」
口では、だめだと言ってても快楽にはすこぶる弱い少年は、すぐに快楽に流される。腰をうかし、ワンピースのうえから、セインの頭を抑え。開館を貪っちゃう。口腔に、ぴゅ、ぴゅ、と先走りを吹き出しながら、今にも射精しそうに、亀頭をビクビクと膨らませて
「やひ、あん、いっちゃうぅぅ、だめ、もうれちゃうのっ、ざぁめんどぴゅどぴゅしちゃうぅ♥」
■セイン=ディバン > 混じる息、熱、唾液。少しずつ少しずつ。行為は加速していく。
強く拒まれたのなら、途中でやめようと思ってもいたけど。
ここまでして、拒まれないのなら。あとは行き着くまで行くだけだと。
「んっ、ふっ、んっんっんっ!」
相変わらず、言葉を無視したまま、少女のフェラチオは激しさを増していく。
幹に舌をくるくると絡めたまま、吸い付き、そのペニスを扱き挙げる。
口内に飛び込む先走りを飲みながら、ぶわり、と膨らんだ亀頭の感触に、少女は更に目を輝かせ。
「ぷぁっ! ……いいのよ、シャル。出して?
私の口内にシャルの天使ザーメン、びゅるびゅるして? ね?」
薄く微笑み、卑猥なおねだりをしたかと思えば。
少女は再度ぱくり、とペニスにむしゃぶりつき。さらに、根元を手で扱き、一気に射精へと導こうとする。
少女自身もまた。股間は濡れ、膨らみ。興奮し始めている。
■シャルティア > 少年の腰が浮き、のたうつ
どうしてこんなことになったのかも忘れて、頭の中をしびれるような快感に支配される。気持ちいい――気持ちいいっ!
器用に、舌が幹に絡むと、嬉しそうな喘ぎを上げる。
「うん、それ、それ好きぃ、おねえちゃんのおくちまんこ、しゅごいすきなのぉ♥」
とろんとした、快楽に溺れた表情で、見つめる。卑猥におねだりをする仕草に、見てわかるほどに震えちゃう。
きゅ、とスカートの裾を自分で握り。少しだけ持ち上げながら
「ひゃうっ、いく、ざぁめんだしちゃうっ、飲んでっ、ボクのざぁめんゴクゴクして
いく、いくいくイっちゃうっ、ひゃ、ぁぁぁっ!!」
びゅく、びゅくびゅくびゅるるっと勢い良く吹き出す精液
腰を浮かせたまま全身で射精の快感を味わう
セインの口腔の快感に、大量の精液を吹き出して
「んは、とまんないよっ、おくちまんこで、せーえきいっぱいでちゃうぅぅ」
■セイン=ディバン > 少年の腰が浮いたのに気付き。少女は、少年の胸を揉んでいた手を離す。
次の瞬間、両手を相手の腰へと回し、抱きつくようにして、一気に口内、いや、喉の奥までも少年のペニスを招き入れる。
それはまるで、少年の男性器を飲み込もうとするかのようでもあり。
「んっ、うぅ、ぶっ……」
さすがに少し苦しいのか。くぐもった声を出すものの。
相手の快楽に溶けた声を聞き、少女は最後のスパートをかけていく。
「んぶっ、んっ、くっ、じゅ、るっ……。
んっ!? んうううううううううっっっっ!?
……。ん、ぐっ……」
吸い付き、扱き。射精を促したものの、その勢いが強く、喉奥まで精液がたたきつけられたからか。
驚きの表情と声を一瞬浮かべたものの。すぐさま切り替え、ごくごくとそれを飲み干していく少女。
咽そうになるのを我慢し。わざとらしく音をたて、少年の股間からの白濁液を、胃袋へと落としていく。
ごきゅり。ごきゅっ。じゅる、ごっ、っくん。
口内へとめどなく溢れる精を飲み干した後、少女は、ちゅぽんっ、と音をたて、その愛しい愛しいペニスを口から離した。
「まだ、まだよ、シャル……。
今度は私の番。シャルのケツマンコ、また犯してあげる……。
私がいなきゃ、生きていけないって、身体に教えてあげるんだから……!!」
けぷっ、と。小さくゲップをしながら。爛々と輝く瞳で相手を見下ろす少女。
そのままグルリ、と相手の身体を裏返し。再度、荒々しくワンピースをめくったかと思えば。
前戯もしていない少年のアナルに向かい、ショートパンツから取り出した剛直をあてがう。
それは、今まで以上に大きく、太く猛り。どろどろと先走りを溢れさせていた。
■シャルティア > 「あは…あん、はぁ…」
射精の余韻に浸るように、蕩けた表情でいる。でも、腰に手を回され、さらに吸い付かれると、悲鳴にも、快感にも似た声を上げて
「あんっ、お姉ちゃん、もう射精ちゃったから――あひ、ひゃ、あああっ、だめ、音立てて飲んじゃだめ、そんなえっちなの聞いちゃうとボク、ボクぅ…ひゃ、あああっ!」
口腔へ、喉奥へ流し込む精液を、音を立て飲み干す少女。そこに、更に尿道に残った精液を吹き出す。目の前が真っ白になっちゃうような快感。ぬるぬるの口腔の感触は、口では言えぬほどに心地よくて
「あうんっ!? ひゃ、まだソコは――」
流石に、愛撫もされてないお尻には痛いだろうと、怯えたような表情。
でも――逃げられない。快感がどう、ではなく、あまりに必死な少女の姿に…少年は一呼吸おいてから。こくん、と息を呑んでから、もう一度
仰向けになる。そして両手を広げて――少女を迎え入れよう
「大丈夫、ボクもほしいから、ね?そんな悲しい顔でえっちしないで?おねえちゃんのおちんぽ、頂戴?」
■セイン=ディバン > 目の前で、快楽とその余韻に浸る少年。
愛おしく。そしてまた、その表情が、少女の嗜虐心をそそる。
そもそも、もともとが可愛い見た目だというのに。今回は女装までしているのだ。
元が男である少女が、いつも以上に興奮するのもある意味仕方ないことであった。
「ん~……。ぷ、あぁ。
……シャルの精液。おいし……」
激しい吸い付きに反応するかのように。尿道に残っていた精液が、ぴゅる、と出てきた。
それもまた残さず飲み、更に残りはないか、というように、少年の尿道を舌でほじった後、少女はそう言いながら口を離す。
「……ぁ」
少年の、おびえたような表情が目に入る。ようやっと。そこで、本当にようやっと。
少女は、自分のしたことに気が付き、頭を抱える。
首を振り、僅かに少年から離れながら。
「ち、違う……違うの。私、こんなことがしたいんじゃない。
違う、こんな、私。そんなつもりじゃ……」
自身の行動に。その衝動に。衝撃を受け、嫌悪する。
愛した子を。ムリヤリ。強姦しようとした。その事実が、少女の心に傷を生む。いや、生みかけた。
だが。目の前の少年は両手を広げ。こともあろうに、少女を受け入れようとしてくれた。
「あ……ぁ、あぁぁ……」
結局は、それが引き金に。少女は、誘われるまま。あてがったペニスを、腰を前に突き出す動きでもって、一気に少年の中へと侵入した。
そのまま、相手に抱きつき、キスを交わす。涙を流しながら。縋るように。おびえるように。そして。
少年を離すまいとするかの様に。熱烈なキスであった。
■シャルティア > 快感を与えられる――それはとてもとても幸せなこと
でも、今日の少女はそれだけではない
貪るように、強く、強く自分を求めてるのがわかる
だから、少年の感じる快感もいつもより何倍も敏感に反応しちゃって
「あひ、ぁ、まだ出てる、ぅ…♥」
射精の、射精後の余韻は、深く、深く幸せなもの
美味しそうに自分のそれを飲み干す少女にゾクゾクとする
自分が食べられてるようなそんな感情さえ抱いちゃって
わずかに、自分から離れそうになる少女の腰に、ゆっくり足を絡める。
いやだ――離れたくない。大好きなおねーちゃんと、一緒にいたい、一緒になりたい。おねーちゃんの気持ちをいっぱいいっぱいぶつけられたから、自分は――
「おねーちゃん、だいすき♥」
と、貫かれることを選んだ。ドロドロの先走りがローション代わりになってるとはいえ、いつもはほぐされてからの挿入に慣れてる分、さすがに苦しい。でも、それ以上に嬉しいのだ
「ボクも――おねーちゃんと一緒にいたいよ…離れ離れになるの、いやだ…でも、でも、ね」
その先の言葉は、キスで塞がれる。だめ――ちゃんといわないと、でも、こうしていたい。キスで埋め尽くされながら、つながっていたい
こうして、幸せでいたい――
そう願うと、勝手に足は腰に絡まり、背に両手を伸ばし、抱きつく。
最初にあった痛みも、だんだん薄れてきて…じんわりとした快感に体中を満たされていく
■セイン=ディバン > そもそも。少女自身、なぜこんなに強く執着しているのか。そこは判らない。
同情? お手軽に肉欲を満たせる? 否定はしない。
でも、それだけじゃない。それだけなら、ほかにいくらでも相手は見繕えるから。
これはきっと。ううん。間違いなく。愛に他ならず。
「……ん、ふ」
快楽の余韻に深く溺れる少年。正に、イケナイ事をしている気分。
何度も何度も。この天使の少年を、淫らな事に誘ってしまっている。
でも、仕方ない。だって。
「……あぁ、シャルティア。私も。
私も、アナタを愛してる……」
好きなんだもの。愛しているんだもの。しょうがない。
だって、愛はとっても強くて。本当に、無敵の感情なんだから。
少年の足が絡まり。誘われるがまま、少年の中へと入っていく感覚。
普段より幾分キツイ。でも、繋がった。熱い。でも、嬉しい。嬉しいが溢れていく。
「んっ、っ。ダメ。言わないで、シャル。
イヤよ、だって。好きなの。愛してるの。
神様よりも。天使長よりも。私が、アナタを愛しているの」
繋がり、溢れ。また、少年を追い込むような言葉を投げかけてしまう。
自己中心的愛の発露。抱きつかれ、密着され。少女は、そのまま、少年の身体を揺さぶるように腰を振る。
溢れた先走りがぐちゅぐちゅと音をたて。抽送は次第にスムーズに。
「側にいて? 帰らないで?
好きなの、シャル。好き、大好き、愛してる。だから。
ね? お願いだから……」
安い演劇の脚本でも。ここまで必死な女は出てこないだろう。
みっともなく。男に縋るうらぶれた女、という様相。
それでも、少女は少年に懇願し。ごつ、ごつ、と。奥までも犯す。
いつも以上の締め付けだからだろう。少女のペニスは早くも膨らみ始め。
少年の腸内へ白濁を注ぎ込む準備に入り始めていた。
■シャルティア > 大好き――
この国に来てから、いっぱいの人と出会った
みんな、頭をなでてくれて、優しくて、一緒にお風呂に入ったり、エッチなことをしたり、みんな大好き
でも
この少女だけなのだ
誰にも渡さないと言ったのは、自分のものだと言ったのは
だから――その言葉はたしかに嬉しかったのだ
その繋がりだけはきっと、神様でも切ることはできない、ホントの気持ち
「うん
うん――大好き。愛してる」
Likeではない、Love
少年は恥ずかしそうに口にする
彼女には妻がいて、子供もいて――ボク一人を愛するわけじゃない
でも、そんなことには関係なく、愛してる
しっかりと、つながったままそう思う
神様、ごめんなさい。でも、好きなんです、愛してるんです
この気持ちをどうか許して下さい
「ぼくも、好き、愛してる。
でもね、あのね、ボクは、ボクは天使で――
ひゃ、あっ、っっく、ぅ♪」
少年を縛るのはただの鎖だ
でも、それは固く錆びついた、古めかしい鎖
ピストンがスムーズになるたびに、少年からも甘いため息が漏れ始める
ぎゅうっと抱きしめながら突き入れるペニスを受け入れる
幸せが、加速するように広がっていく
は、はっっと喘ぎに似た吐息を漏らしながら
「ボクも――一緒にいたいよぉ…離れ離れになるの、やだよぉ」
泣きそうな声で、そう言う。お互いの気持は、一緒なのだ
一緒にいたい、愛し合いたい
なのにどうして一緒にいられないのか…
少年は、俯く。何かを言おうとして…ためらう
もう、膨らみ、腰の動きも早くなる少女のペニスを、お腹いっぱいに受け入れながら。抱きしめて…先に一度、射精してもらおうと
「いい、よ。頂戴。ボクのおしりまんこに、いっぱいだして。
おねえちゃんのざーめんで、ボクのこと種付けしてっ、はらませてぇっ♪」
■セイン=ディバン > 軽薄、浮気者、短慮、無計画。
おおよそ悪いところを挙げればキリなどないほど。
言葉軽く、行動も軽い少女ではあるが。
それでも、この少年への思いは本物であった。少なくとも、少女自身はそう信じていた。
「……あぁ。あぁ、あぁ。
嬉しい、嬉しいわ、シャル……」
自身の言葉を。行動を。受け入れてくれた少年。
まさに、天使の優しさ。慈愛に満ちた行動。
抱きつき、少年の顔を胸に埋めながら。少女は静かに涙を流す。
それまでの苦悩が、ゆるゆると消えていくように感じる。
「言わないで、ね、シャル。
いいの。天使でもいいの……。私が、アナタを愛してる。
アナタも、私を愛してくれてる。だから、いいのよ?」
愛し合う二人なら、種族も、法も、禁忌も関係ない。
少女はそう訴えるように。少年の体の中を犯していく。
実際、魔王とだって結婚したような人間だ。相手が天使だろうと、遠慮などない。
「私だって、離れたくない……!
一緒に、一緒にいましょう、シャル」
深く繋がる。身体も。心も。これまで何度も懇願した言葉。
繰り返す。繰り返す。少年の心を縛るものが砕けるまで。
あるいはそれは、古きお伽噺。悪い竜に挑む勇者のようで。
諦めず。何度も、何度も。何度も何度も何度も。
「ん、くっ、はぁっ……。
うん、うん……! シャル、孕んで!!
人間の子供孕んで、私と、一つになって!!
くっ……んあああああああああああっっっ!!」
その懇願が、少女の欲を破裂させた。ずぐん。一番奥まで腰を突きいれ。ぐりゅぐりゅっ、と捻じ込むようにして。
次の瞬間。少女のペニスがぶるっ、と震え。
少年の腸内へと、大量の精液が注がれた。
今までにない勢いと量のスペルマが、少年の中へとどんどん入り込んでいく。
びゅるり、とか。どぴゅ、なんて生易しいものではない。
ごぷごぷと。どくどくと。脈打ち、少年の中をまるで塗り替えるかのような、大量射精。
少女もまた、全身を痙攣させ、快楽に顔を蕩けさせている。
「っ♪ ~~~っ♪ っっっ♪」
声なき叫び。涎がたれ、少年の肌を汚す。知らない。
止まらない射精。体中の水分が、エネルギーが失われるのが判る。知らない。
知らない。知らない。知らない知らない。どうでもいいどうでもいい!!
この少年を、この地上に繋ぎとめられるなら。それ以外どうでもいい!!
■シャルティア > 大好き――
それは、初めての、Love、みんな大好きというLikeではない、特別
それは、少女にも届いて、じぶんを受け入れてくれる
これほどに嬉しいことはないだろう。
少女の言葉には、かんたんには頷けない
自分は天使で、天使のために造られて、みんなを護らないといけない
でも――でも
今は、それよりもセックスに集中しよう
この人がこんなにも愛してくれるのだから
「あんっ、ん、出して、ボク、が男の子なのに孕んじゃうぐらい、セインおねーちゃんのざぁめん頂戴。いっぱいびゅーびゅーしてっ!!あ、あああんっ!!」
いっぱい、溺れるぐらいに射精される快感
普通の相手ならば、いくら少年とはいえ、拒絶し、逃げ出すような行為だが、少女相手ならば嫌悪どころか至上の喜びに昇華する
そして、おたがいに、荒い息をついて抱き合ったまま――少年は口を開いた
「ボクは――天使だから
天使だから、帰らなきゃいけないの
だから――お願いしてもいい?わがまま、いってもいい?」
と、顔を合わせぬまま、呟いた
――ボクを、堕として。ボクを、奪って
と
神様にそむけない少年が、縋り付くのは人。セインという少女
■セイン=ディバン > 好きだ。愛してる。大好きさ。好ましいね。好意を抱いてるよ。
少女がこれまで、そんな軽薄な愛を囁いた相手はどれだけいただろう。
少なくとも、本当に愛している人物たちの数よりは、まぁ多いんだろうけど。
日ごろからそんなことをしているから。少女が本気になった相手にも。
そんな言葉でしか語れなくて。通じているのかどうかすら、少女には判断できないのだ。
「ん、あ、ぁ、っ」
キツい、キツい少年の中で、びくん、びくん、と跳ねるペニス。
一度跳ねる度、精液を垂れ流す。
もしや本当に、死ぬまで続いてしまうんじゃあないだろうか、なんて。
少女が、止まらぬ射精に少しばかり恐怖をおびえたころ。ようやっとその射精は止まり。
相手に抱きつかれ、相手に抱きつき。呼吸を整えようとする中で。
「……わがままだなんて。良いわよ。なんでも。
聞いてあげるから。言ってみて?」
よしよし、と頭を撫でてあげながら。少女は優しく囁く。
可愛い可愛い。愛しき少年の願い。叶えられるものなら、叶えてあげよう、と。
そう思ったまま聞いたその言葉に。少女は動きを止め。
「……どうすれば、いいの?
シャル。望むなら何でもしてあげるから。教えて?」
その言葉の真意。汲み取れるようで、汲み取れない。
自身に何が出来るのか。何をすればいいのか。わからない。
でも、望むのなら。そうしてあげたい。そう思いながら、少女は少年の耳を甘く噛み。
少年を、神の手から強奪することを決めた。
もともと職業はシーフだ。奪うのは得意中の得意、である。
■シャルティア > 大好き――特別に好き――愛してる
少年にとって初めての相手、特別な人、愛してる人
そんな相手と離れ離れなんて、いやだ、一緒にいたい
もっともっと話して、一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、エッチをして一緒に寝て――そんな幸せも、天使でいるならかなわない
精液を一滴も逃さぬよう、こぼさぬようしっかりと腰に足を回したのを、ようやく緩めながら、抱きついてきた少女の髪を愛おしげに撫でる。疲労感が心地いい。でも、もっともっと、気持ちよくもなりたい
そんなことを考えながら
頭を撫でられるのが、とても気持ちいい。猫のように目を細めながら、ちょっと首を傾げて
「むぅ…天使は、エッチとか、悪いことをしてても堕天使にはならないし…でも、悪魔さんと結婚したり、恋人になったりすると堕天使になっちゃうよ?ココロが、神様や天使でいられないと天使じゃなくなるんだって教えてもらったことある」
難しそうな顔をしてるが、かんたんな事だ
もう、少年は少女に堕ちてるのであるのだから
少女を神様より、愛してるのだから
残るとしたら、罪悪感とか、天使としての使命感とかである
「むぅ、どうやったら堕天使になるんだろ?ぐらたんに教えてもらう?」
■セイン=ディバン > 最初は些細なきっかけで。ただ、肌を重ねただけなのに。
随分情が湧いちゃったなぁ、と。しみじみ思う少女。
自身の体が元に戻ったら、とか。そういう問題はとりあえず後回し、である。
相手の髪を撫でると同様。相手に髪を撫でられ。お互いに気持ちよく、性交後の余韻に、ふわふわと。
「……。ん~。心、ねぇ」
つまり、肉体的定義ではなく、精神的定義なのかしら。と。
少女は少女なりに思考し、むむむ、と唸る。
そもそも、堕天使という物を見たことがないので。どうすれば天使じゃなくなる、とか。
なんとなくの発想しか出てこず、困ってしまう。
「……それは、マズい気もするけど。
あぁ、でもグラスシエルもシャルを心配してるのは間違いないから。
一度くらい、会って話をするのもいいと思うわよ?
……よ、っと……」
そんなことを口にしたら、あの天使君も烈火のごとく怒りそうなんだけど。
そう思いつつも、一度くらいは会って、しっかりとした話をすべきだ、と提案する少女。
未だに硬いままのペニスを、ゆっくりと相手の中から引き抜く。
大量の精液のおかげだろうか。挿入時と比べ明らかに抵抗少なく、ぢゅ、っぽんっ、と音を立てて少年の中から引き抜かれ。
同時に。大量の精液が、ベッドのシーツ上へとあふれ出す。
なんというか。少女自身、自分の出したものだというのに、ドン引くくらいの量だった。
「……ん、ぅ……。
ねぇ、シャル。私、疲れちゃったわ……。
今夜は。一緒に寝てくれない? 貴方と一緒に寝たいの……」
シーツの上の白濁の海については見ないフリをして。少年へ声をかける少女。
そうだ。なんなら自分が聞いてみればいいのではないだろうか。
まぁ、あの子は凄く怒って、攻撃してきそうだけど。
そう考えつつ、ぎゅむ~、っと相手に抱きつく少女である。
■シャルティア > むむむ、と真剣に考える
頭をフル回転させて考えて、考えて――ぷしゅー、とベッドに突っ伏す
頭脳労働は全く向いてない。
禁忌は禁忌、宗教のそれである、要はココロの持ちようなのだ
ということを理解してない
「うん、だから、愛を配るのはいいけど、愛しちゃだめって言われたことあるー」
困ってる少女に、抱きつきながら
「でもねでもね、天使じゃなくても、天使でも、ボクはおねーちゃんを愛してるよ♪だーいすき」
と、ペニスをずるりっと抜かれると、あん、と可愛らしい声を出す。
我ながらどうやってこの巨大なモノで貫かれて平気なのか不思議だが、それよりも、いっぱい気持ちよくなってくれていっぱい射精してくれたほうが嬉しい
「むぅ? んー…やだ。」
なんか、不機嫌そうにぷい、と首を振る
それから、少女に抱きつきながら、太ももで少女のペニスをなでつつ
「今夜は、じゃないの!これからは、なの!」
ずっと、一緒にいたいのである。子供じみた独占欲を丸出しにして、ぷんすかおこったように
■セイン=ディバン > 少女もまた、そういったことに詳しくはない。
精々、近しい知識として仕入れているのは、神、悪魔、魔人、魔王、それぞれの役割と、争いを続けている、ということくらい。
よくよく考えれば、天使、というものについて。少女は驚くほど無知であった。
「ん~……配るけど、愛しちゃダメ、ねぇ。
難しいなぁ……」
なんとなく。言わんとするところは判る。判るんだけど。
その真意とか、そこまで考えが回らない少女。
疲労のせいもあるんだろうけど。どうにも、ピントがあっていかない。
「……それはもちろん。私だってそうよ。
シャルがどんな存在であろうと。愛してるわ」
一直線で真っ直ぐな好意の表れに、少女は照れつつもそう応える。
くすぐったい。でも、嬉しい。気持ちの通い合う感覚が、そこにはあった。
「……え~? って、きゃっ……!」
一緒に寝てほしい、と頼むが、それを断られ。少女も不満そうにしていたが。
抱きつかれ、大胆なことを言われれば。一瞬呆気に取られたような表情になり。
しかし次の瞬間、吹きだしながらも。少女は少年を抱きしめ返した。
「えぇ、そうね。ごめんなさい、シャル。
これからは、だったわね。……じゃあ……。
シャル。一緒に寝ましょう?」
改めてそう言いなおし。少女は少年の頭をゆったりと撫でる。
それはまるで、母が子にするような仕草で。
■シャルティア > 「おねーちゃん、魔王さんと知り合いなんだから教えてくれないかな?」
と、首を傾げながら尋ねる。魔王ならば、そういうことは知ってそうで
でも、少年も疲れたーというようにだきついたまま、ゴロゴロと喉を鳴らすほうが今はいい、といった感じ
「むー、ボクは人間に生まれたかったな
そしたら、こんなに悩まなくてもよかったのに」
天界のみんなはどうしてるかな、とか、いろんなことを考えつつも、それは表情には出さずに。小さな膨らみに、顔を埋めながら
「これからは、ずーっと一緒! ね?」
と、おたがいに眠りにつくまで、一緒に見つめ合ったり、軽くキスをしたりして…夜明けとともに幸せな眠りにつく
ご案内:「ディバン邸」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「ディバン邸」からセイン=ディバンさんが去りました。