2017/10/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 富裕地区の洋服屋
大人物のドレスから子供用のドレスまで揃う大型のブティックの中を、少年がウロウロしてる。物珍しそうにドレスを見回し、時には触って生地の柔らかさを楽しんだり、また別のドレスに行ったりと落ち着きがない。
今日は子供用のドレス――自分でも着れるようなドレスを探しに来た。
女装趣味、というわけでもない。単純に「可愛い方が皆喜ぶかな?」といった好奇心である。
店員は、少年のことをまだ発育のしてない女の子だと思ってるのか咎める様子もなく、静かに見守ってる。お金は持って無くてもいつかこの店に買いに来てくれればいいという優しさもあるのだろうが
「むー、色んなヒラヒラと色があってあたまぐるぐるする。
どれが喜んでくれるかな?可愛いって言ってくれるかな?」
なんて思いながら、一個一個ドレスを見ては、時々自分の肌に合わせてみて
■シャルティア > その中の一つ、ピンクのチャイルドドレスを手にとって、店員のお姉さんへ渡す「これちょうだい」
困ったように首を傾げる店員に、じゃらり、と金貨のはいった革袋を渡す
ちょっと驚いたように目を見開く店員、しかし丁寧にお辞儀をすると料金分だけ金貨を貰い、少年の丈に合わせて仕立ててくれた
ひらひらのワンピースドレスに身を包んだ少年は、嬉しそうに「ばいばい」と手を振って、店を出て行く
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からシャルティアさんが去りました。