2017/08/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 普段歩きなれない場所というのは、たいていにおいて問題がおきる。
特に広ければ広いだけ、だ。仕事の終わりにこの区を通り過ぎる。それだけの話だったのだが――。
あっちへ行き、こっちへ行き。とうとう富裕地区の端っこの方まで歩いていく。
路地の行き止まりみたいなとこでぴたりと止まって空を見上げた。かあかあ。カラスが鳴いている。
「………ま、迷った…。」
この歳にして、まさかの。
流石に富裕地区も端の方であれば、人通りはまばら。
そんなまばらな道のど真ん中に、ずーん、と男は立ち尽くしていた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアラミルさんが現れました。
■アラミル > 今日もまた、少女は特に目的もなく彷徨って
もはや歩き回りすぎて庭のようになった街。その外れをのんびりと歩いていたところ…
「………?」
見覚えのある、大きすぎる男が目に入る。それは、少し前に自分が誘った男で
そして、まあ、話しかける理由も、少女には一応ある男である
「…………。」
ゆっくりと、靴音を鳴らしながら近づき…くい、と男の脚の辺りの布を引っ張るだろうか
■イグナス > ――さて、どうしようかと途方に暮れる。
右に行ってもいいし左に行ってもいい。どっちにしろ迷ってるんだ。
いっそのことこのまままっすぐだっていいんだが。
――なんにしたって解決しない。そんなことをウンウンと唸って考えていたなら、ば。
「………ウン?」
足元に感覚。靴音は考えてたせいで聞こえなかった。
視線をそちらに向ければ、
「お。…おー。」
見知った少女だった。数日前に出会って、なんだか久々な感じもする。
もう知った仲でもあれば、へらりと口元を緩めて、手を伸ばす。
わしゃ、だいぶん背の低い彼女の頭に触れてゆるくかき乱そうとし。
■アラミル > 少女の体ではその辺りに刺激を加えるのが精いっぱいで。最初の1回で気づいてくれたのは幸運か
ゆるく乱すように撫でられれば、くしゃ、と少しくすんだ銀の髪が乱れ
相変わらず、平時は感情のわかりにくい表情で見上げて
「なに、してるの?」
ぼそぼそ、とした声を出して。
待ち合わせでもしてるのかと思ったがそれにしては様子がおかしい、と思うくらいには少女も感情を学んでいる
ドレスを揺らし、首をかしげて男に尋ねるだろう