2017/06/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にマリー・テレーズさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にグスタフさんが現れました。
マリー・テレーズ > 「さてと、今日こそチェチリアのご両親にお叱りを」…とはいうものの彼女の家から多額の寄付金や援助金を受けている身としては心苦しいのも確かだ。そもそも、もう自分たちの力ではどうにもならないからと、チェチリアを修道院に入れるような両親だ。

「チェチリアを救わなければ」

厳格な修道院長らしい決意とは裏腹に、以前とある聖堂騎士によって今まで知らなかった性の快楽が呼び覚まされてしまったことに罪悪感を覚えていた…

「私に限ってそんなことはありませんわ」

そう考えるマリーだったが…

グスタフ > 「私に限って……なんです?」

身体中を舐めるような声音で割り込んだ男の声は女の肉襞にまで浸透していくような親し気で遠慮のない響きがあった。彼女が気付かない間に背後に触れられる距離にまで近付いて、その股間に男の腕が入り、上半身を抱すくめられ、振り向きざまに唇までも奪って。

「あなたに必要なものは、すべて私が持っていますよ」

口の間で伝う糸。それが彼女を絡めとっていく。

マリー・テレーズ > いきなり聞き覚えのある男の声を耳にして、マリーは思わず身体をびくりとさせた……果たしてその人物こそマリーを地獄に引きずり込もうとした張本人だった。

「あ、あなたは」…それ以上、言葉にならなかった。そしてそれは「厳格な女子修道院長マリー・テレーズ」が壊れる序章でもあった…

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からマリー・テレーズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にファルチェさんが現れました。