2017/04/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアルスさんが現れました。
アルス > 「ここで一休みとするか」

貯えができ署y賞の休暇としている中でギルドで何故か指名を受けて受ける事になった富裕地区の見回りの仕事。
終わればそのまま引き上げうという条件で受けたのは良かったが案外と広い区画を一人で回るのは中々に疲れ。
途中一休みと公園にと立ち寄れば噴水が見えるベンチの一つへと腰を下ろす。
ベンチに座れば大きく息吐き、背を背もたれに預けて夜空を見上げ。
少しの休憩の間は星でも見上げていようとそのままに星を数える。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にゼノビアさんが現れました。
ゼノビア > 「……ン?」
此処なら貴族達も居る、就職など容易い、誰かしら知り合いを作ればツテが出来て主人候補を見つける事ができるだろう。
そんな甘い言葉を派遣協会の先輩方々から囁かれ、王都マグメールに来てはや1ヶ月一向に見つからぬ主人候補や金持ちそうな人間達のお陰で、給仕の仕事も板につき、今は生きるための仕事が終わった帰り道である。
ふらと何気なく立ち寄った噴水公園、その中に珍しく人を見つけ何となく、ベンチに座り夜空を見上げる人影に近づいていく。

「……月が綺麗ですね?」
そして人影がどんな人物か視界に捉え、人間観察を始める前につい何となしなセリフをベンチに座る人影へと紡ぎかけ、自分も夜空を見上げてみる。
何か珍しい星でも輝いているのだろうか?と。

アルス > こうしてゆっくりと星を見るのは故郷にいる事からの楽しみだったとふと思い出し。
それをできないほどにこちらの生活は大変だったのだなと思い返せば自然と口元に笑みが浮かぶ。
今度はゆっくりと星を見る時間でも取ろうかと頭の隅で考えていればかすかな足音を耳がとらえる。

少しだけ視線を移せば燕尾服姿のやや小柄に見えなくもない少年の姿が目に入りどこかの屋敷の使いなのかと考えて。

「あぁ、月が綺麗だ。こんなに綺麗に見えたのは久しぶりだ
こんな時間に使いか何かか?」

少年からの問いかけに本当にと返せば視線を夜空から少年へと移し。
夜空を見上げる少年の姿をはっきりと視線に収め、今受けている仕事柄に問いかけて。

ゼノビア > 確かに人影が言葉にしたように、今宵の月は酷く綺麗に見える。
そういえばこうやって思えば夜空を見上げる事なんて久しぶりかな、と掌を自分の胸にそえて当て、深く息を吸い、再び深く息を吐き出す。
深呼吸、それを一度だけ終えると執事としての顔を給仕としての接客のときに浮べる温和な表情に笑みを加え、視線を夜空から問いかけてくる人影へと下ろし、左目を視線をなるべく相手の視線と重ねるようにしてから、大げさなほどにゆっくりと頭を下げてから名を名乗る事にする。

「ゼノビア、ゼノビア・アプリコット。平民地区の酒場で給仕をしております。今は……その仕事を終えて縁を探して彷徨い歩いている所でございます。」
初対面だからといって挨拶に手を抜く事はない、逆に言うと初対面だからこそ第一印象が大事である。
なので、名前を名乗り終えてからゆっくりと下げた頭を戻し、最後に淡い笑みではなく、にこ、と軽い笑みを改めて浮べた。

アルス > 横顔を見つめていれば少年もこちらを向き温和な笑みを浮かべて自分を見下ろす姿。
右目は前髪に隠れてはいるが左目は視線が重なり、ゆっくりと頭を下げるしぐさは実にものになっていると思わず関心してしまう。

「ゼノビア君か。私はアルストロメリア・ハークリーブスという。呼びにくいだろうからアルスで構わない。その姿で酒場の給仕か」

燕尾服で酒場の給仕という事が繋がらずに首を傾げてしまうが少年がそういうのであればそうなのだろうと疑いもせずに納得し。
初対面の相手にここまで丁寧な挨拶ができる事に僅かに驚きをして。

「縁を探してというと……勤め先を探しているという訳か」

頭を上げて軽い笑みを見せる少年に笑みを浮かべて返し。
その熱心さに関心を改めて持てばベンチから立ち上がり丁寧な礼を返して。

ゼノビア > 「……改めてごきげんようアルス様。ならば私めは気軽にゼノとおよび下さい。」
恭しくも大げさなほどの礼に対してアルスと名乗る年上と思える少女の丁寧な礼と名乗りに、ん?、と何かを感じながら、それを掻き消すように、相手の名前に様をつけて今度は軽い挨拶を改めて返し、そして自らの名を気軽に呼んでくださいと返して、矢張り最後にニコと笑みを付け加える。

「この服装ですか?是は勿論給仕用の服装ではございません。言わばユニフォーム?寝巻きであり余所行きのドレス?ではなくて、アルス様の言葉通り勤め先で恥をかかぬ為の制服みたいなものでございます。……ほら、何となく是で想像つきません?」
言葉一つの後に今度は両手の絹手袋、執事なら誰しもはめる白い手袋をはめた両手を手の甲と掌を見せてから、今度は襟元をキュッと但して、後はその場で警戒にクルリと一回転。

最後にね?と言わんばかりに挨拶をしてばかりだが、ネクタイに手を添えるように掌を胸元にそえて、恭しくも深々と頭を垂れた後に顔を上げる。

アルス > 「どうにも様をつけられるとむず痒いな。そうか、ならば遠慮なく呼ばせてもらうぞ」

大げさとはいえ礼には礼をとという教育を受けているだけに服やかな胸に片手を当て頭を下げ、久しく呼ばれていなかった様の付いた呼び方にどこか困ったように目を泳がせる。

「その服装で給仕をしていれば嫌でも覚えているはずだからな。その姿ならばどこの屋敷に努めても問題はない格好だ。まさに正装という訳だな」

ふと実家にいた執事を思い出せば目の前の少年のように燕尾服を見事に着こなしていたと。
白い手袋に包まれた掌と甲、キチンと締めれられた襟元にプロとしての身が前のようなものを感じとり、しかしその場で軽快に一回転する姿に頬を緩ませてしまい。

最後に胸元に掌を添えて深々と頭を垂れる様になる仕草を胸の下で腕を組み若いながらしっかりとしてる少年を見つめて。

ゼノビア > 「それこそ仕事柄でございます。勿論使えるべき主であればご主人様、アルストロメリアお嬢様、マスターに先生にお姫様にお姉様と多種多様に取り揃えておりますが……。」
困ったように視線を泳がせる表情につい意地悪なモノが浮かんでしまい、涼しい夜風で少しだけ乾いた唇で多少矢継ぎ早に選び難い選択肢と呼び名候補を挙げてから、くすっ、と意地悪い笑みなど浮かべ、どうします?と言わんばかりの視線をアルス様の瞳に投げかけ、更に言えば視線は何となし、瞳からその下のほうへと移してしまう。
次なる言葉はそんな少しだけ下らせた眼差しのまま、言葉を続ける事になるだろう。

「ふむ、素晴らしい……ではなく、コホン、えぇ最終的にはこの王都で主を見つけて仕える心算の言わばフリーの執事と言うものです。」
と途中言葉を誤魔化そうと咳払いを言葉にしたが、子よいこの散歩の目的と正体を特に包み隠す事無く告げて見せた。
人を見る目があるつもり、衣服の上からでも想像できそうな豊な……ではなくて、丁寧な対応と名乗った名前に感じる何かに悪い人では無いと考えての隠す事無い己の今の立場の説明であった。

アルス > 「仕事柄か……できればそのどれも遠慮したいものだ。むず痒くなって仕方ない。アルスと呼んでくれと言っても駄目だろうな…」

そういう呼ばれ方が嫌で家を飛び出したこともあり、少年が矢継ぎ早と上げる呼び名にやめてくれと困ったように首を振り。
少年が意地悪な笑みを浮かべているなど気にする余裕もなく問いかけられた瞳には本当に勘弁してほしいという色が浮かび。
下に移った視線にそれ以上問われる事が無いと安堵し肩が揺れる。

「……?そうか、この王都で主と仕える先を探してか……執事というのは居ると便利なのはあるか…」

何が素晴らしいのかと疑問は浮かぶがあえて問いかけず。少年から告げられた言葉にその姿でいることに納得をしてしまう。
腕を組んだまま立派な心掛けだと何度もうなずき、執事がいれば確かに色々助かることも多いとかつての生活を思い出す。
思わずに雇いたいという考えは浮かぶが今の自分は令嬢ではなく一冒険者でしかなく定期的な収入こそあるが執事を雇うに足りるかと言われれそうとも言えず困った顔をしてしまう。

ゼノビア > 「……其処はほら主になって頂けたら前向きに善処致しますが……。」
と、言葉は此処で一度切り困る年上の少女の表情をそこはかとなく意地悪い視線で見つめる為に、素晴らしい其処から再び視線を持ち上げると、一度だけ瞼を閉じてから直ぐに開いた時には意地悪いそれを掻き消した極普通の涼しげな笑みを口元に浮べる表情に戻そう。
片目を覆うような前髪と、結ぶ後ろ髪、その笑みが似合うには少し髪を切ったら?と先輩諸氏に言われた相貌で笑みを消さずに。

「炊事洗濯スケジュール管理に浴室の準備に着替えの支度、疲れた身体にマッサージ、寝る前にココアを練って砂糖菓子を浮べたり、お好みであらばアルコールの類もご用意させていただきます。と、ご安心ください押し売りなど致しません、代わりにアルス様の唇一つで引き下がりますし……たぶん?」
腕を組みながら何度も頷き、いい感触かな?と思うも次なる表情はとても困った表情で……流石に其処を強引に押し入るほど品のない行動を執事としての矜持が許さず、代わりに自らの能力の高さをアピールし、最後に妥協案として唇が欲しいと絹手袋をつけた人差し指で年上の少女の唇に触れて強請ろうとする。

アルス > 「その言葉は雇う側としては助かる事だが……安定した給金は約束はできんぞ?」

目の前の少年が良物件だという事は言葉使いや振る舞いで察することが出来るほどには執事になれた生活はしている。
ただ給金だけは安定して払えるかと言われればおそらくは否。それはあるだけにどうしたものかと思考に沈みかけ、少年と視線が合えば誤魔化すように頬を掻きその笑みを見ることになる。

「あいにく宿暮らしでな。雇うとすれば通ってもらう事になるな…。食事は大乗なのだが洗濯は助かるな……。マッサージも有り難くはあるが……。押し売りならばさすがに断るぞ。私の唇などでいいのか?」

少年のトークにかなり迷ってしまい。思わずに口にしなくてもいいような事を無意識に言葉にして悩んでしまう。
ここまで有能に見える少年を今のがしてよい物かと……。
最後に少年が告げる唇という言葉にそんなもので?と思わず驚きを隠せずに見てしまい。一瞬の呆けた間に唇に触れられてしまう。