2017/01/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区酒場」にフローディアさんが現れました。
フローディア > (――私はなぜこんな場所にいるんだろう。いつの間にか目の前に並べられたお酒を口にしながら首を傾げる。私はただ・・・そう、ギルドの依頼を受けて、それをこなしただけのはずだ。それの依頼人が何か貴族のお偉いさんで、予想以上の成果を上げただとかで・・・あれよあれよという間に何故かその依頼人御用達の酒場に連れ込まれてしまった。
他の人間のように、きらびやかな格好もしていないし、気品のある立ち振舞が出来る訳でもなく。なんとなく・・・浮いている、という感覚を、多くの人間からの視線が自分に注がれているような錯覚を受けてしまう。)

なんか、落ち着かない。

(とはいえど、自分をここに連れ込んだ貴族の人間に声をかけずに帰るのもちょっとはばかられる。本人は何か店主と話がある、とかで店の奥に行ってしまったが・・・とりあえず、彼が帰ってくるまで待つとしよう。注がれる視線やなんとなく感じる居心地の悪さは消えはしないが・・・。)

あ・・・でもこれ美味し・・・。

(酒や運ばれてくる料理は貧民街を根城にしている少女にとっては数ランク上に感じられるものがほとんどだ。少々居心地は悪いが・・・けれど、この料理は悪くない。幸せそうに目を細めつつ、自分をここに連れ込んだ依頼人の帰りを待って。 ――店の奥で、何か怪しげな企みが進んでいる可能性は毛程にも考えず、待ってて、と命じられた白狼は素直にその指示に従い、足をぷらぷらと揺らしつつ、料理と酒に舌太鼓を打ちながら過ごして・・・。)