2017/01/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロッテルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロッテルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロッテルさんが現れました。
■ロッテル > 未だ人気も残る夜の富裕地区。表には未だ巡回する騎士や遊興に耽る貴族たちの姿が見える中、エナメルのチューブトップにミニスカートと言う如何にも夜遊びが好きそうなギャルめいた格好の少女が興味本位で出歩いている。
「やっぱ人間の街は賑やかだねぇー。食べ物も宿も良いの揃ってるしさ、サイコー。…ま、あたし遊びに来た訳じゃないんだけどさ」
一応、己のやるべき事はそれなりに自覚を持っているつもりだ。今日も人間の世界を汚す…特に気高い血を引く人間を獲物に、内部より魔の手を広げるのは己が遥かに昔から取り入れて来た手法だ。
今日も今日とて、育ちのいい人間を得物に「繁殖」に意気込んでいたが
「しかしビックリしたね。人間って意外な趣味してるんだねぇ。まさか、あんなにエライ人達が…ね~~」
ほんのり頬を赤らめ、うっとりした表情で己が見て来た富裕地区の闇とも呼ぶべき、表沙汰にされない存在を思い浮かべる。
「まあいいよ。人間にも楽しむ時間はあげないとね。そのうちあたし達の仲間……って呼ぶのは微妙だけど、魔王とかその辺が本気出せば一瞬だし??」
■ロッテル > この町のどこか…己にとっては探さずとも「匂い」で大体見当がついてしまうような、低俗な欲望の渦巻いた空間で見聞きしてきた光景は、なかなかに壮観だった。将来有望だったお嬢様だったんだろう。
裸に剥かれ、首輪を付けられ、公の前に曝されながら繰り広げられるオークションをあの子はどんな気分で過ごしたんだろう。マシな飼い主さんに買い取ってもらえたのだろうか。
何故か平然と混じっている同僚の姿も見えたが、せっかくお楽しみのところ邪魔をするのもナンセンスなので大人しく傍観にとどめる事にした。
「おー、見られてる見られてる。そっかそっか、あたしが気になるかぁ~。でもゴメンね兵隊さん。あなた達じゃ多分力不足なんだ」
力不足 そんな言葉を小さく口にして、己に向けられる視線をものともせず夜の街を堂々と出歩く。
流石に尻尾をむき出しにはしていない。が、それなりに実力のある者なら己を魔に属する者と断じるのは極めて容易だ。……倒せるかはともかく。
この間果敢に挑んできた立派な騎士団長さんは元気な子供を産めただろうか。
■ロッテル > 持ち場を離れないながらも、己に不審な視線を向ける者は少なくない。だが、「冒険者」と呼ぶべき職につく人間や亜人にも大体似たような恰好をしているのは多くいる。自分程度の恰好で風紀がどうのこうのとケチをつけるような事は流石になかった。せっかくなので、此方を睨む衛兵には、乳房を両手で持ち上げ、舌を出して軽くウィンクして挨拶した。つまんないお仕事頑張ってねー そう心の中でエールを送ってあげた。これで少しは力が入る事だろう。下半身とか
「流石に、お目当ての獲物が見つからないなぁ。この間はすごい具合の良い女の人見つけられたから、また繁殖したいなぁ~」
富裕層の女性を毒牙にかけた際の快感は忘れがたい。育ちのいい女性が最も己の目的に適している。……最悪、男性でも妥協するがなかなか「産む」なんて本来の役割から外れた事をさせるのだ。だいたい対象は壮絶な経験の後、使い物にならなくなるのが多い。……やっぱり女性のが強いんだね。
■ロッテル > しばらく夜の街を歩き続け、適当に人間の賑わいを見聞きして楽しめばそろそろ飽きがやってきた。
特にめぼしい獲物がいなかった…と言って諦める訳もなく、さぞかし具合の良い女の揃う王城辺りはどうだろうかとくすくす笑みを浮かべながら、人気の薄い場所へと消えていき、人間を遥かに超えた跳躍力で家屋から家屋へと飛び移っては闇夜に消えていく。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロッテルさんが去りました。