2016/11/22 のログ
ロレンス > 恥を晒すほどに愛されていく、それがループするほどに抜け出せなくなっていく。
甘い蟻地獄に引きずり込み、こうしてショーツを見せつける意地悪も後の甘いご褒美を引き立てる羞恥の鞭といったところ。
夢見心地で呟いた彼女へ、そうだよと呟きながら軽く頭を撫でる。

「さっきはあんなにすんなり裸を見せてくれたのに…ね?」

恥じらい、隠そうとする仕草すらも楽しみながら、あっという間の変化を囁く。
じっくりとドレスのスカートを脱がせ、ブラウスのボタンを一つずつ外し、ブラを抜き取っていく。
ガーターストッキングも、するりと脱がせていけば、一糸まとわぬ姿をまじまじと眺めて浴室へと連れていった。

「そう、何もしなくていいよ? 気持ちよくて安心しちゃったら…おもらししちゃってもいいよ」

もう出ないかもしれないけどと思いながら、それぐらい寄りかかっていいと囁やけば、ローションのようにヌルヌルとした洗剤が心地よいシャボンの香りを広げていく。
白い泡で体中を包みつつ、脇腹、臍のあたりから股座へ、スリットには触れずに内股を擦って、膝を、脛からつま先まで綺麗に彼の手が滑る。
背中も優しく泡を塗り拡げれば、最初の焦らす愛撫のような洗い方から、ご褒美と胸元と股座に掌を滑らせた。

「ここがほしいよね?」

固くなった先端を掴まえ、痛くしない程度、強めにコリコリと押しつぶして擦り合わせ、右に左にとひねる。
それを左右交互の先端に繰り返しつつ、片手は膣内へと指を滑り込ませる。
ザラザラの部分、おそらくGスポットとなるだろうところへ指の腹を擦りつけ、小刻みに愛撫していく。
親指で淫芯をぐりぐりと押しつぶしながら快楽を強め、身体のハネ具合を見ながら強弱の波をつける。
今度は潮を吹かせてしまおうと、催す箇所を遠慮なく責め立てた。

アラミル > もうすでに、青年が思い描いている甘い蟻地獄にアラミルはどっぷりとつかり始めている…

「……っ……」

その言葉でまた、意識する。さっきは自分も恥ずかしがっていなかったのに、と
脱がされていく、そんなことだけでも体の中心に火が灯るようで

「…!、…も、もう…し、しない…っ」

おもらししてもいいという言葉に、また真っ赤になりながら少しだけ強く、反論する。しかしどう見ても張子の虎である
小水の匂いをかき消すように柔らかなシャボンの香りが広がっていき
ふわふわとした泡で少女の肢体が覆われていく。再びの焦らすような…そのつもりはないのだろうが、洗い方にぴくぴくと逐一可愛らしい反応を返して


「ひぅ…っ、……ぅ…、………ほ、しい…」

掌が胸元と股座に滑ってくれば羞恥だけではない、期待の色も浮かべて

「あ、ぅ、…あ……ひきゅっ、そ、こ…ばっかり、ぃ…んっ…くぅ……!」

そして期待通り敏感な小さな先端を愛撫されると崩れかけていた体が跳ねて。おもちゃのようにそこをいじるたびに甘い喘ぎをあげる

「ゃ…、そっちも、いっしょ、いま、だめ…いっちゃ、いっちゃ…ぅ――――…っ、ぁ…!」

下半身の弱い部分を同時に、しかもどう動かせば感じるかをわかっている相手に弄られれば耐えようもなく絶頂する
さきほどおもらしをしたばかりの秘所から、ぷし、と…今度は愛蜜が浴室の床に飛んでしまって

ロレンス > 「どうかな…? アラミルは初めて来たドレスでお漏らししちゃったから…ドレスを着る度にきっと思い出しちゃうよ。ショーツだって殆ど初めてみたいだったし…下着を着るときにも思い出すかもね」

失禁した記憶を纏った服と共に関連付けてしまう意地悪は、そんなことないと否定することでさえ、思い出すことにされる。
恥じらいを覚え、失禁で快楽を覚えた。
それを忘れさせぬために、言葉の意地悪は絶えない。
真っ赤になった彼女の頬へ何度もキスをしながら体を洗っていくと、素直なオネダリにいい子だよと甘く褒め言葉を囁いた。

「気持ちいいね…ほら、そのままイっていいよ。……まだだよ、もっと気持ちよくなろうね?」

あっという間に潮吹きをさせてしまうと、手にサラサラとした蜜がかかっていく。
暖かな滴を感じながら、更にざらざらの部分を激しく擦り付ける。
快楽の波が下がらぬうちに、更に高く高く上り詰めさせるために。
ぎゅっと抱きしめ、身体をしっかりと支えながら、激しく数の子天井を擦りつけながら、陰核をごり、ぐりっと潰し、強さにも波をつけて、潮吹きを身体に覚え込ませようとしていく。

アラミル > 「ぁ…そん、なこと、…な、いっ……」

思惑通りかはわからないが、否定する…。印象に残ってしまったため、ショーツを履くとき、ドレスを着るときに…必然的に、彼女の頭を今日の記憶がよぎってしまうだろう
キスの雨を降らされ、ほめ言葉を囁かれれば、抗えない幸福感にほほを緩めて

「ゃ…、いま、いった、いった、から…ぁ…、あ、あ…ひぅぅ…っ…く…ぅ…!、いく、また、いく…ぅ……!」

無意識にいやいや、と頭を振って。達した直後のまだ快感の炎が高まっているところに更なる刺激を与えられる
一度引くはずの快感の波はさらに高まり、少女の体を震わせる
抱きしめられて逃げられず、支えられているために崩れ落ちることもできない
そんな状況で敏感な場所を刺激され続ければ…動かせる範囲で体を跳ねあがらせ、下手をすればおもらしよりも多く、少女の蜜をロレンスの手に、浴室に放ってしまうか
ロレンスの指によって膣内は今までにないほど熱く、淫らに開発されていく…

ロレンス > 「じゃあこう言おうか、思い出して興奮して、盛ってくれると私は嬉しいよ」

甘く愛情を注ぎ込み続けた少女に、押しから引いた言葉に変えていく。
彼女が認めるかどうかではなく、自分が喜ぶかどうか、それはまた彼女自信が望んだわけじゃないという逃げ道も置いてある。

「知ってるよ、もっといこうね…?」

二度、三度、それぐらいでは足りない。
絶頂の高ぶりから一度でも下ろすことなく、連続した絶頂へと追いやってしまう。
何度も潮が溢れ、手がサラサラの蜜でいっぱいに濡れてくるころには膣内にも潮を吹く感覚が染み付いたはず。
触っていた箇所に魔術で印を残すと、そこは指で与えた刺激と同じものを只管にループする。
少女を潮吹きの連続へと追いやった愛撫がやまない。

「今度はこれも使おうね」

硬さを完全に取り戻した肉棒をスリットへと押し当てる。
先程までの潮を多少浴び、ぬるぬるになったまま脈を打つ。
彼女の両手を浴槽の縁につかせ、尻を突き出すようにさせると、片足を抱えてしまう。
犬の小便のようなポーズにさせながら、宛てがえば、一気に根本まで押し込んだ。

「アラミル、そこ見てごらん?」

指差した先にも、曇らないように加工された鏡が張り付いている。
はしたない格好で肉棒を受け入れた少女を映し出す中、こちらから腰を前後させ、たっぷりの蜜を絡めて肉壷を抉っていく。
ずじゅ、じゅぼっと水と空気の入り交じる卑猥な音が浴室に響いた。

アラミル > 「…っ…う……そんな、こと…、……ろ、れんすが嬉しい、なら……」

甘い愛情がしみこんだ彼女は否定できない
唇を尖らせて、渋々といった雰囲気だが、用意された逃げ道に逃げ込んだだけである。更に楔を打ち込まれていることにも少女は気づいていない

「ひ、ぐ…ゃあ…、だ、めっ、は、ぁ…っ―――、っ、!!」

何度その指で絶頂させられたかわからない。声も枯れ、腕の中でびくんびくん、と小さな体を揺らして
意識が少し飛びそうになるころになれば完全に、その潮を吹いてしまう感覚がアラミルの胎内に根付いてしまって
そこで止まればまだ落ち着けただろうがそうはならなかった。魔術によって、愛撫が継続される。体勢を変えさせられる間も、ひたすらに絶頂を重ねられて

「い、ま……お○んぽ、だ、め…っ、ぁ…あっ…、っ…!!」

無意識に下品な言葉を使いながらも…未だ愛撫され蕩けた体では抵抗など望むべくもなく
バランスが悪く、更に羞恥を感じさせられるポーズで挿入されれば…膣はきゅぅ、と今までになく締め付け、しかし濡れそぼっており、極上の感触を肉棒に与えるだろう
膣は震えており、明らかに大きく絶頂していて

「そ、こ……、ぁ……やぁ…これ、だ、めぇ……!」

屈辱的な格好で、犯され…嬉しそうに舌を出し、よだれを垂らしながらあえぐ自分の姿が映る
心にまた体からの快感とは違う羞恥の快感が襲ってくる。ぐちゃぐちゃになった膣内は浴室の中でさえ熱いほどで
じゅぽじゅぽ、と一突きされるたび、魔術の効果もあり、何度も、何度も、経験したことのない深さの絶頂を叩き込まれて

ロレンス > 誘導されるがまま頷いた少女に、気づかぬ素振のままありがとうと微笑みかける。
そして、幕を開けた絶頂の連続に少女の声は少々苦しそうに鳴るが、泣き叫んで制止を求めぬ限り、止めるつもりはない。
その代わり、二度と忘れられない快楽を植え付けてしまうだろう。

「おや……お○んぽだなんて、随分下品な言葉も知ってるんだね? もっと言ってごらん、いやらしい言葉を沢山…ね?」

バランスの不安定なポーズであっても、彼が確りと腰を捕まえているのもあって、転げそうな感覚はないだろう。
ずぼずぼと太く長い肉棒が無遠慮に胎内を抉り、限界というように窄まる肉壷から感じる快楽に鈴口からどろりと濃い目の先走りが零れた。
ぞり、ぞりと肉襞を雁首がかきむしり、快楽を重ねる。

「恥ずかしい格好だね……それに、ずっとこれが浮かんじゃったら、温泉にも入れないね?」

出し消し自在の淫紋をすっと浮かび上がらせると、欲見えるように鮮やかな赤色で印を浮かばせる。
真っ白な肌に卑猥な印を入れられた自身を見させつつ、こちらもその姿に興奮を強めていく。
悪戯に尿道口を指先でぐりぐりとこねくり回しつつ、二度目の絶頂は近く、ピストンは小刻みに加速していった。

アラミル > 絶頂の連続で、少女の目の前がくらくらとし始める。心の奥底にまでこの普通では体験できない絶頂の連続を刻み込まれてしまっているだろう

「も、…っと…、ぉ…、あ、……ろ、れんす、の…ひぅっ…あ…おっきい、お○んぽ、…わたし、の…おま○こ、に…ひ、っぱ、い…いっぱ…い…あ、ぅ…ずぽずぽ、して…ぇ…、せ、えき…あふれる、くらい…ひ、ぐ…っ、そそ、いで…ぇ…」

絶頂の渦に飲み込まれ、滑舌が怪しくなりながらも、言われた通り、精いっぱいのいやらしい言葉を返す
太く長い肉棒は少女のナカを余すところなく刺激でき、肉棒に奉仕しながらも、少女の膣も歓喜に震え、降りられない快感をアラミルに与える

「ぁ、ぅ…はいれ、なくても、いい、の……ぉ…!、きもち、い、の…あ、くぅ…っ、して…ぇ…!」

目立つその卑猥な印を見せつけられ、何度目かわからない、襲ってくる羞恥の快楽につかまれた体を揺らして

「や…、ぅ…、はやく、な、…って…、く、る…くるぅ…!」

短い時間ながらも調教の成果か、尿道口をこねくり回され、膀胱に溜まったばかりであろうほんの少しの尿までもがちょろ、と結合部から漏れて
突き込まれ続けた中で飛び散った蜜と絡み合い、二人の足元に散っていく
射精が近いと察すれば無意識に自分からできるだけ腰を押し付け、小さな奥の奥で、健気に種汁を受け止めようと

ロレンス > 「ちゃんと喋れなくなってるね…? それぐらい、気持ちいいみたい、だね…っ」

滑舌悪く卑猥な言葉を並べる少女に微笑みつつ、腰の動きを加速させていく。
小さな体にこれだけ凶暴なものを押し込み、ずっと貫いても痛みを訴えないのは驚きだが、それよりも搾り取るような締め付けと快楽に、彼の言葉も途絶えかかった。

「危ない…娘だね…っ」

それでもかまわないと快楽を貪る中、ごりごりと子宮口を亀頭で擦り付ける。
凹んだ部分を限界まで押し広げるように、何度も何度も突き上げてペースを上げていく。
限界が近くなった瞬間、殆ど押し付けると言ったようなピストンで小さく奥に擦りつけ、只管に肉棒からの快楽にのめり込む。

「ぐっ……!」

ぎゅうっと押し付けたまま吐き出された白濁は、先程よりも濃厚で量も多く、マグマの様に胎内へへばりついていく。
細い管を突き抜けるように子宮内まで精液を届かせながら、足を支えていた手を解くと、体を抱き寄せて首筋に噛み付いた。
じゅうっと勢い良く少女後を啜り上げれば、代わりに入り込む体液が快楽をそれだけ倍増させてしまう。
贄嬢と呼ぶのは、快楽と血を捧げる贄であり、愛される令嬢であるが為。
一滴残らず、彼女の中に注ぎ終えるまで、そのまま抱きしめ、命を奪わない程度、緩やかに血を楽しみ続ける。

アラミル > 「ぅ、ん…う、ん…きもち、ぃ……ぃ…の…ぉ…」

加速していく腰の動きにも、少女の膣は柔らかく、快感を返す。いくら凶暴なもので貫こうとも痛がらないのは、彼女が言っていた人間ではない、に関係しているのだろうか

「ぁ、あ、ああ、あ、ぅ…ひぁ…ああ……っ!」

ちか、ちか、と目の前で光が躍る。何度も何度も自分の最奥がたたかれる快楽で意識が飛びかかり、しかしまたその快楽によってまだ飛ぶことは許されていない
少女もまた体を押し付け、秘所から全身にはじける快楽に心酔し…

「ぴっ…ぅ…っ…あ、あ…、…。あ…ぁ……」

青年が限界になったのか、押し付けられる肉棒。少女の狭い膣ではついに包み切れず、ずん、と何かを超えた感触が肉棒に伝わる。子宮の中に勢いよく入ってしまったのだろう
びちゃ、びちゃ、と液体というよりは固体に近い白濁が、無垢な外見の少女の子宮にこびりついていく
続けて送られてくる、毒…、血を一啜りされるたび、白濁を注がれる感触が鮮明になり、また快感も酷くクリアに伝わってしまって
どくん、どくん、と脈動し続ける肉棒を…入りきらなかった白濁を結合部から垂らしながら、受け止める
注がれる快感と、奪われる快感。その二つが極限にたたきつけられて…

「ぁ……、あぁ…ぅ……」

気づけば限界をはるかに超え、耐えられず、かく、と少女の体から力が抜ける。快感で、一時的だが、気を失ってしまったようだとわかるか

ロレンス > ずるりと肉棒が一層のキツさを感じさせてくる。
子宮口の細い部分にすら肉棒が食い込んだ程の交わりは、彼女が壊れてしまうのではないかとほんの少し不安になる。
大量に吐き出される白濁と、代わりに奪うように血を吸い上げて、快楽を強めきった瞬間、腕の中で少女の重みが増えた。

「……気絶させちゃったか」

やり過ぎたと苦笑いを浮かべながら、ゆっくりと引き抜いていく。
逆流する精液も、思わず溢れた小水の小さな水たまりも綺麗に洗い流していきながら、途中だった銀糸も綺麗に洗って手入れをしていくのは、夢の中の少女にはマッサージのように感じるかもしれない。

「お疲れ様、ゆっくりとおやすみ…」

濡れた身体を綺麗にタオルで拭い、髪もしっかりと乾かせば、ゆったりとした上品な白のネグリジェを着せて、ベッドへと横たえる。
自分を受け入れてくれた幼い少女を腕の中に抱き寄せながら、優しく髪をなでて今宵の宴に幕を下ろす。
彼女へ支払う代価の服は、ドレスとネグリジェの一式を一つずつ増え、羞恥を覚えさせた分、苦労しない衣類を提供するが…何時でも来ていいと屋敷の門を開けておく為、困ることはなくなるだろう。

アラミル > びくびくと痙攣する彼女の体は壊れたようには見えず、ただ体験したことのない快楽を叩き込まれて落ちてしまっただけのようだ

「ん、んぅ……」

手入れをしている途中、目を覚ましたかのように青年に甘える仕草をみせるが…嬉しそうに笑った後、また動かなくなってしまうだろうか

「………は、はずかし、い…って…ああいうこと、なんだ…」

全ての手入れが終わり…寝室でひっそりと少女は目を覚ます。鏡に映った自分の乱れ姿が蘇り、どうしようもなく顔が熱くなって

「……ぉ…やすみ…」

小さくそう言ってから彼女も眠りにつく
代価の服がまた増えたことに困惑を示すが受け取って…、代わりと考えたのかわからないが少し体が羞恥を思い出して疼けば、ついつい、青年を頼ってしまうことになるだろうか

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロレンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアラミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/表通り」にティネさんが現れました。
ティネ > ぬーん。
富裕地区の一角にあるパティスリーの窓にべったりと張り付く妖精の少女が一匹。
中からは香ばしい焼き菓子やパンの香りが漂ってくる……
窓越しに見えるそれらは見る者の欲求を激しく突き動かす。
すなわち甘いもの食べたい。

とは言ってもこの品のよさそうな店から
甘いお菓子を直接かっぱらってくるのは大変そうだ。
まさに指をくわえるしかなかった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/表通り」にボリスさんが現れました。
ボリス > 丁度、そこに通りかかる長身で小奇麗な身なりの剣士。
目を留めた先には可憐な姿の妖精がいた。
珍しい光景に近付いてみると、その横顔は食欲を雄弁に語っていた。
その様子に小さく笑う。

「どうなさったんですか、かわいい妖精さん」

涼やかで誰にも好感を抱かせるような声音で話しかけた。

「妖精さんも、こうしたものには食欲が沸くのですね?」

柔らかな微笑は、誰しも安心させてしまう類のものだ。
無論、どちらもそのために造られたもの。

この人当たりのいい男は人心を惑わす悪辣な魔人なのだから。

ティネ > 「かわいいってボクのこと? 照れちゃうな~」

くるりと声を振り返り、窓枠の上に立つ。
単純なことにごきげんな笑みを浮かべている。

「そりゃあ生きているからね。お肉も野菜も甘いものも好きだよ。
 特に甘い物はなかなか食べられる機会がなくってさぁ。
 お兄さんはどう? 甘い物好き?」

ボリス > 振り返りながら発される気安い言葉。
単純な性格の垣間見えるその内容と笑顔に、こちらも更に笑みを浮かべて。

「精神的な存在だとも思っていたのですが…成る程、貴女のような妖精さんもいらっしゃるのですね。
 私ですか?私も好きですよ。甘いものはいいものですよね。
 食べると幸福感が沸いてきます…。
 ふむ、この店はあまり気にしていなかったのですがこうしてみると中々おいしそうですね。
 どうでしょう。私と一緒に賞味してはくれませんか。
 1人だけで食べるというのも、少々気恥ずかしいものがありますし」

 投げかける提案は、相手にとっては利しかないもの。
 その回答は――