2016/11/19 のログ
ロレンス > 「例えばの話だよ。美しいと思う人の美しい場所は、皆違うということだよ。アラミルだね、覚えたよ」

補足を付け加え、名前を繰り返して覚えていく。
髪をなでていけば、何気なく呟いたのだろう言葉にクスッと微笑みながら、さらりと指の間を滑らせていった。

「綺麗でずっと触っていたくなる感触だからかな、絹糸の様に心地よい感触がするね」

汚れたボロ布に隠れた髪が、これだけ綺麗でさわり心地も良ければ、好奇心も相成って触りたくもなるだろう。
自分がまさにそれで、毎度触られるのだろうなと思うと少しおかしくて笑みが溢れる。

「ふふっ、とても綺麗だよ。もっと磨いてあげたく鳴るほどに……それも悪くはないけど、もっと綺麗にしたくなったよ」

このまま欲に煽られて血を啜りながら抱いてしまうのも、少し荒々しくて悪くはないが、それは最後でもいいと思える。
少女から切り出した言葉に答えれば、髪をなでていた掌を背中へと滑らせつつ、その体を横抱きにしていく。

「まずは王都の屋敷に行こうか、それからだね」

コツンとつま先で地面を小突くと、蝋印でも押したかのように魔力が地面に広がり、魔法陣へと変わる。
赤黒い魔力が二人を包み、同じ区画内にある彼の屋敷へと二人を誘うだろう。

アラミル > 「…そ。……あんまり、私はきれいだと思ったこと、ないけど…」

自分がなにかをきれいだと思ったことなどあっただろうか。肉欲におぼれる日々を送っていた自分には思い出せない

「……きれいきれいって…ほめるの、好きなのね…」

どこかずれたようなそんな言葉を。なぜ笑っているのかもわからないが別にいいか、と思う

「…む……」

少女の体は見た目に則して軽い。特に力を入れずともひょい、と持ち上げられるか
背中へと滑らせ、横抱きにされれば突然のことに驚いたのか少し声をあげる。じたばたと暴れたりはしないが

「……わかった。……服とかのこと、忘れないでね…」

魔法陣には特に驚きもせず横抱きにされたまま…彼の望む場所に連れていかれることだろう

ロレンス > 「そうなんだね、じゃあ…アラミルの美しさを沢山教えていくよ」

性欲にまみれた世界にいたというのは気づいておらず、こうして影に潜んで生きていたのだろうと思うぐらいだった。
これだけ美しいものを持っているのを知らないのは、悲しいことだと思えるほどだから。
性分ながら褒め過ぎてしまう言葉を突かれば、苦笑いを浮かべながらも抱え上げていく。

「女性はそうして綺麗になっていくと、友人に教えられてね」

女性の長所を伸ばすならそれがいいと教えられてから、長い時間変わらぬまま。
そうして屋敷の前へとたどり着けば、他の豪華な屋敷が並ぶ中では、随分と大人しいありふれた屋敷。
ひとりでに開く門を通り抜け、両開きの玄関を抜けていく。

「勿論、それにまずはそっちから満たすことになると思うよ」

屋敷の角の部屋、そこは彼と約束を交わした女性を招く部屋だった。
広い室内に大きなベッド、ありふれた調度品と大人しい雰囲気の室内は白と黒、あとは僅かなグレーで整えられている。
別の部屋へと通じるドアの前で彼女を下ろすと、ドアノブに手をかける。

「それを脱いでもらってもいいかな?」

理由はドアを開けば分かるだろう。
女性用の衣類が幾つも収められたそこは、部屋ではなく大きなクローゼットだった。
そのまま中を歩けるだけのスペースも有り、大人っぽいものから彼女に合いそうな甘ったるい服装まで色々と並んでいる。

アラミル > 抱えられ、屋敷へ着くまでの間の話もしっかりと聞いているようで、小さいながらもしっかりと相槌を打って
屋敷につけばじぃ、と周りと少し毛色の違う彼の屋敷を見ている
約束が違えられないと知ればそれ以上は追求せず…


「…ふー、ん……」

部屋に招かれれば…口調は平坦だが興味深げにきょろきょろと部屋を見まわしている
他人の部屋に招かれたのも初めてなため、どこか落ち着きがなくなっていて

「…わかった……。…、いっぱい、服持ってる…のね…」

開かれたドアに微かな驚きを示して。行為をした後にどこかに買いに行くのかと予想していたものだから。
部屋一面の服を見まわしてから…

「……………」

羞恥の様子はなく、する、とぼろ布を頭から脱ぐ。下着はつけておらず、顔と同じ輝くような白い裸体…、胸の先端の桜色がその白に彩りを加えて
ぴっちりと閉じた無毛の秘所まであますところなく青年の前に曝されるだろう

ロレンス > 記憶にあるなら分かるかもしれないが、富裕層が住む区画でも、結構隅にあるひっそりとした場所に屋敷はある。
あまり派手なものはなく、綺麗に整えられた小さな庭園と屋敷の中も、ありきたりで貴族に在るような綺麗な整いをしているぐらい。
途中、すれ違うメイドがいれば、軽く会釈するぐらいでボロ布をまとった少女に何か驚く様子もなかった。

「ここには私とアラミルだけだよ、後は…用事があれば雇っている使用人がくるけど、滅多にないかな」

ここに誰か招くということの意味を彼等は知っているからだ。
可愛らしい見た目もあって、幼子のように感じる少女に柔らかな笑みを浮かべていく。

「……そうだね、いっぱいになったよ」

その言葉に、すらすらと溢れていた流暢な言葉が一瞬途絶えた。
ほんの少しだけ淋しげに笑みを浮かべ、それを隠すように苦笑いをこさえる。
部屋の中の服には新しいものが多いが、時折手入れこそされているが古くなったドレスなどもあったりする。
変わったものに興味を惹かれるなら、人形に着せるような甘ったるく、明るい色合いで作られたレース飾りの多いドレスなどが目につくかもしれない。

「おや…肌着も必要だね」

何か下に羽織っているかと思いきや、全裸を臆することなく晒す彼女に微笑みながらタンスのある一角へ。
サイズごとにわけられていると言うよりは、アルファベッドが不規則に刻まれた分けられ方だ。
Eと書かれたところを開くと、丁度彼女に合いそうなサイズの肌着や下着が姿を見せる。

「多くて迷うようなら…私が選ぼうか?」

私の趣味になるけどと付け加え、そんな提案を。
人はあまり選択肢が多くなると選ばなくなると、どこかの学者が言っていたそうだ。
引き出しをそのまま一つ引き抜いて彼女の傍まで持ってくると、静かに床へとおろした。

アラミル > メイドたちには興味も示さないが…内心では驚かれなかったことに自分で驚いていた
別に人が来るとかはどうでもいいため気にしないようだ


「…………?」

クローゼットの中で、軽くしゃべっていた青年の言葉が途絶えるのにこてん、と首を傾げる
微妙な心の機微を理解できるほど彼女は人とかかわっていない
古いものから新しいものまであることには…本当にロレンスはいろんな服を持ってるなあとしか考えず

「肌着………?」

その言い方を知らなかっただけか裸体を曝しつつも姿を見せた下着、肌着にああ、これか、と納得したような表情を見せて

「……ここの、外を…普通に歩けるならなんでも、いい…」

選ぼうか、という問いかけには素直にうなずく。そもそも自分は服飾のことなど何もわからない
この吸血鬼の協力者がわかる、というなら選んでもらったほうが外を歩くのは不都合がないだろう、という考えだ

ロレンス > 永く生き続けると、別れも多い。
自分の魂と繋いで、永久の命を与えることが出来ても別れがあったのは、自分の器が未熟だったからだと今は思う。
キョトンとした様子の彼女が見えれば、なんでもないといいたげに苦笑いで誤魔化そうとする。
古い服は、初めて命を永らえさせた少女の為に拵え、袖を通せなかったものだったり、色々と思い出が詰まった場所でもある。

「そう、肌着。 ん、分かった…じゃあ遠慮なく選ばせてもらうよ」

素直に頷けば、まずは普段着として薄茶色に胸元が大きく開いたチュニックワンピースと、それに合わせる白いカットソーを。
チュニックワンピースはワインレッドの同デザインをもう一つに、黒系のカットソーをもう一つ。
下着類はパステルカラーの淡い上下の物を数着と、黒や赤といったはっきりした色合いの物も数着。
そのうち自分の好きな色合いとかも出てくれば、消耗具合で少女自身で好みが把握できるような、そんな気遣ったチョイスをしていく。
後は暖かなニーハイソックスを白系と黒系で二種類ずついくつかと、歩きやすい靴を茶色と黒で二足。
これからの寒さに備えた黒系のポンチョ風のコートと、量にしては結構な物となっていくが、少女の手を取り、手の甲に赤黒い魔力を貯めた指で魔法陣を描いていく。

「これで良しと…」

そして服の山の上から魔法陣を新たに描くと、服は光となって少女の手の甲に消えてしまう。

「結構な量だったからね、出したい時に、そう思いながら掌を平らなところに向けると、服が出せる。しまう時は同じようにしまいたいと思いながら掌を服に翳す。道具だと奪われたら困るからね、呪印を使わせてもらったけど…アラミルには一切害はないし、跡も残らないよ」

実際に魔法陣はもう手の甲から消えている、作動させる時は彼の家の家紋たる蝙蝠羽で作られた薔薇の様な印が、円の中に描かれて浮かぶが、それも一瞬のことでずっとは出てこない。

「さて…と普段着はこれでいいね、では今宵の服を着せようか」

そういうと、楽しげに次の服を選びだした。

アラミル > 「……?」

なんでもない、と言われればそんな背景など知る由もなく、多少疑問に思いつつも追及はせず
ただ単に変だなあと思う程度である

「うん……まか、せる…」

着替えさせられる間、無表情ではあるもののどこか楽しそうに時々体を揺らして
胸元は盛り上がりはないものの大きく開いたワンピースと、それに合わせるカットソーは、少女が少し背伸びをしたようなかわいらしさを演出する
気遣いなどは分からないが、こんなにもらってよいのだろうか、と思ってしまう。この後に行うことは自分にとって日常なことなので尚更だ
更に靴下やコートを着せられていき…外に出ればどこかのお嬢様が出歩いているようにしか見えない格好になるだろう

「……こんなに、もらって、いいの…?……ん…。」

先ほどの疑問をつい口に出してしまう。そういいながらも魔法陣の説明を受けて。陣を刻むのには抵抗はなく狙い通りにアラミルの手の甲に蝙蝠羽の薔薇の印が刻まれて

「わかった…。……これとは、違う…服?」

魔法陣を一瞥してから…性行とは裸でするものだと認識しているため今宵の服という単語に首を傾げて

ロレンス > 胸元が開いたワンピースを選んだのは、カットソーの胸元に飾り刺繍が施してあるからだ。
どちらも違う飾り方であり、中の一枚を変えるだけでも表情を変えていく。
着飾るだけの素材であるのに、着飾る楽しみと方法を知らぬのなら、教えねば損と、彼も着せ替え人形の様に楽しんでいた。
見た目も相成って、ご令嬢のような愛らしさになれば、耳元に可愛いよと率直な感想を囁いていく。

「勿論だよ、一張羅じゃ勿体無いってなられたら意味が無いからね?」

常に来てほしいから数を渡すのだと説明すれば、一旦服をすべてしまってしまう。
問いかける言葉にそうだよと頷くと、まずは下着類を選び出す。

「綺麗に可愛らしく飾ったアラミルを…ゆっくりといただくよ。そのままでも魅力的だけど、もっと仕上げたくなるからね」

彼女に着せ始めた下着は柔らかな綿製のモノ。
真っ白な全体に同色のレース飾りが施された、幼くも可愛らしい上下。
それを着せていくと、少し大人びたガーターベルトの吊り紐をショーツの下をくぐらせ、真っ白なストッキングを引っ張っていく。
そして、所謂甘ったるいロリータドレスを持ってくるが、差し色に僅かな黒色を使うだけで、広がる袖も膝丈のスカートもふわりとした柔らかなレースやパニエで飾られ、人形のような仕上がり。
最後に銀髪の上に薄いピンク色の薔薇を象った飾りのついたヘッドドレスをかぶせ、紐を結けば完成。

「……どうかな?」

クローゼットのドアにかかった姿見を向けると、愛玩人形の様に可愛らしく飾られきった彼女が写っているだろう。

アラミル > 初めての経験に、彼女もまた少々ではあるが着せ替えられることを楽しんでいた
着飾る楽しみや方法を教えてもらえるならうんうんと年相応の子供のように嬉しそうにうなずいて
可愛いよ、と囁かれればむずがゆさを感じてふる、と身を揺らして


「…わかった。…その、きにいった…?から、着るように、する…」

また裸体を曝しながら新しい服を選び始めるロレンスを見つめて

「……そういう、もの、なの…?」

自分にはあまりわからないが、協力者が楽しそうならそれでいいだろう、と納得する…
初めてみるガーターベルトや、靴下とは少し感触の違うストッキングを着せられていき
ふわふわとしたロリータドレスを着せられれば今までとは違う着心地にわずかに体を揺らして
飾りつけが完成すれば人形がそのまま動き出したような…どこか世離れしたアラミルが出来上がる

「………よく、わからない…。これで、魅力的、なの?」

姿見を共に見ながら…くい、とスカートを持ち上げてみたりしている。大人っぽいガーターベルトがちらりと顔を覗かせて

ロレンス > 少女も着飾ることを楽しんでいる様子に、笑みで見つめ合う。
甘い言葉に震える様は、やはり彼の心を淡い欲で擽っていく。

「そうしてくれると嬉しいよ。そうだよ、始まれば分かるかな、アラミルも」

今は実感が無いかもしれないがと思いつつ、きせかえが完了すると、先ほどとは違う雰囲気にあまり良く分かってない様子。
問いかけに頷きながら、無意識に誘惑する仕草に微笑みながらも彼の中の欲は重いのか緩やかに熱を溜め込んでいく。
行こうかとその手を引いていくと、先程の広い部屋へ。
ベッドの上に座ると、その膝の上へと導き、後ろから抱きすくめるようにしつつ顔を近づける。

「じゃあ始めるね?」

正面にも先程のように姿見が一つ。
二人の姿を映し出す中、片手で少女の顔を横へと傾け、唇を近づける。
重ねるだけの淡いキスをしながらの抱擁を数秒程。
それが過ぎ去れば、唇を滑らせていき、白い首筋にキスを繰り返しながら腹部をついっとなぞりあげていく。
その手が胸元に届くと、なだらかな胸元を撫でるようにして可愛がりつつ、内股に反対の手が滑り込む。
スカートの中でショーツとストッキングの合間に晒された白地を優しく撫で、触れるか触れないかの淡いタッチで擽るようになぞっていく。
こそばゆい、ゆっくりの快楽から、ギアを上げていくように彼の楽しみ方が始まる。

アラミル > 可愛いなどと言われると体が震えるのはなぜだろうと不思議に思う。どうしても抑えきれないあれはなんなのだろうか、と


「……わかった。おしえて。ロレンス……」

始まれば分かる、なら教えてくれるのは目の前にいるロレンスなのだろう、と
手を引かれれば素直にふりふりとスカートを揺らしながら広い部屋へと戻る
膝へ導かれればあまり重さを感じさせずふわりと抱きしめられて

「……うん…」

こく、とうなずく。なぜ目の前にさっきと同じものがあるのかわからないが今は特に気にはしない
自分からも口を薄く開き、受け入れるように軽くキスを返していく
首筋にキスを落とされ、腹部をなぞられると、くすぐったいのかふる、と小さく体を震わせて
小さいながらもやわらかな感触を返す胸を撫でられれば小さく性感の火が灯り始めて
まるで全身を羽でくすぐられていくような快楽にはぁ、と一つ甘い吐息が漏れてしまい
身体が弛緩しはじめ、くて、とロレンスに体を預けて

ロレンス > 女性らしい欲望に対して無頓着…というよりは知らなすぎた彼女にみえた、本能的な欲望の欠片。
それを目覚めさせるための愛撫が始まっていく。
彼女の言葉に勿論と答えながら膝の上に座らせると、柔らかなパニエが太腿を包むだろう。
幾重にも重なった殻のようなそれの合間で、彼の手がつぅっと白い肌をなぞりあげていく。
詰め先がショーツの傍まで来ると、肌とショーツの境目をなぞるようにしながら太腿へと戻っていき、撫で回して内股に回っていく。
じわじわとした快楽を与える中、房を楽しんでいた掌を少女の顎に添えて、くっと正面を向かせてしまう。

「見てごらん? 可愛いアラミルが…少しずつ厭らしい顔になっていくね」

言葉にほんの少しだけ魔法を込めて、瞳を閉ざそうとしても閉ざせないようにしてしまう。
男の手に踊る自身の艶姿、それも飾られた人形のような自身。
羞恥を煽る為の道具として重ね合わせた全てで、彼女を恥じらいの熱で焦がそうと仕向ける。
太腿を撫でる掌は、徐々に範囲を広め、つぅっと恥丘をなぞりながら下り、スリットの手前ギリギリでピタリと止まってみせる。

アラミル > 欲望に無頓着そうに見えたのは…彼女にとっては性行は食事でありあまり楽しむものではなかったからだ
先日あることがあり、多少はその喜びも自覚しはじめたころで…
そんな時にゆっくりと、殻をこじ開けるような柔らかい愛撫を受け今までとは違う感覚がアラミルを襲っている
決して秘所には触れないその手つきに、もどかしさを感じ始め…
くい、と正面を向けられれば…

「…ぁ……」

小さな声を漏らす。魔法によって閉じることを許されない眼が映したのはロレンスの腕の中で人形のような姿の自分が蕩けている姿
…彼には知る由もないことだが同じような経験をしたことがあり…その記憶が呼び覚まされていく

「は、…ぅ……」

白い肌がさ、と朱に染まっていく。身をよじり、明らかに羞恥を感じさせる素振りで
スリットの手前でわざと掌が止められればどうして、という…少女にあるまじき、蕩けた顔で鏡を通してロレンスに訴えかけて

ロレンス > 腕の中で可愛がられながらも羞恥に踊らされていく少女。
それを鏡越しに眺めるのも愉悦に満ちている。
白で埋め尽くしたのも、愛らしさを強める一方で、欲望を剥き出した瞬間に、白から黒へと染め上げるような落差を求めてだ。
甘く小さな悲鳴にぞくっとする色香を覚えながら、焦らす愛撫が続く。

「どうかしたかな…?」

触ってほしいと目で訴えるだけでは赦さない。
その小さな唇から訴えるまでは、焦らすような愛撫は加速するばかりだ。
スカートの中から手を引き抜くと、代わりに胸元へとスローな動きで近づける。
腹部をなで上げ、臍の窪みを服越しに擽り、ついっと双丘の合間を指がなぞりあげた。
そして、なだらかな胸を円を描くように指でなぞり、螺旋の動きで先端へと近づく。
淡い色づきだった先端の回り、くすんだ円のところまでは撫でても、それ以上は登らず遠ざかり、時折下乳をふにふにと淡く揉んで可愛がるぐらい。
ちゅぷ、くちゅっとリップノイズを響かせながら首筋にキスを繰り返し、つんと鋭い犬歯で肌を突っつく。
血を啜るための牙も、こうして肌をなぞればこそばゆい感触になるだろう。
捏ね繰り回され、愛される人形の姿を見させながら、熱だけを只管に昂ぶらせようとした。

アラミル > 青年の狙い通りに、性感という火に、少しずつ少しずつ、薪がくべられていく
その火に踊らされる少女の心はどんどん熱く、際限なく熱を帯びていく…

「どう、…って……ぁ…く…ぅ、ん……」

この青年なら察してくれるだろうと期待したが駄目だった。少女からはそう映る
自分にとってはあまりにゆっくりな動きで…直接的な場所はなにも触られない
くすぐったい、と思っていた感触が身を炙るようなじりじりとした快感に変わっていく
胸ならもっと触ってくれると期待したのも束の間、結局先端には触れられず決定的な快感にはならない
吸血鬼特有の牙で敏感な首筋をくすぐられ、腕の中でふるふるとおびえる小動物のごとく震える
体勢を大きく変えることもできず、鏡を見つめたままとろとろに溶かされていく。秘所も胸の先端も激しく触られてほしくて尖り、熱を帯びる


「…さ、…わ、って……、も、っと…つよ、くぅ………」

そんなことが数分…あるいはもっと短いのか長いのか少女にはわからなかったが…繰り返されれば、また鏡を通して…懇願するように視線を向け、子猫のような嬌声を上げながらさらなる刺激をおねだりしてしまう

ロレンス > 察してもいるし、望みも分かっているが敢えて与えない。
羞恥と快楽の焦らしがたっぷりと聞いていくと、腕の中で震える少女に更に嗜虐心を煽られる。
紳士然としたこの男も魔族であり、欲望に火がともれば女を貪り尽くしたくなる。
敢えてそれを抑えるのは、その後がよくなるからだ。
懇願するような悲鳴は、幼子のようで、甘い声は耳障りがよく、熱のこもった吐息を溢しながら手のひらを頭へと乗せていく。

「いい子だね…もっと言ってごらん?」

褒めながらも羞恥を煽り、髪を優しく撫でていく。
問いかけはそれだけにして、何度か髪を撫でると膝の上から下ろしつつ、少女を立ち上がらせた。
身体に寄りかからせながら、少女の手にスカートとパニエの裾を握らせれば、念動力の魔法で手首を包んで、ゆっくりと持ち上げさせていく。
促されてとは言え、自分でめくりあげるような動きは、どれだけ羞恥を煽るだろうか。

「意地悪でおあずけしただけじゃないよ…? 空腹の時の食事が一入美味しいのと同じだね、飢えるほどに…気持ちよくなれる」

真っ白なコットンショーツに両手を掛けて、ゆっくりと下へと下ろしていった。
密着した布地がどれだけ蜜を吸い、卑猥な光景を見せてくれるかも鏡が教えてくれるだろう。
その光景をじっくりと眺めながら、指先が淫芯を爪先でグリっと剥き出していき、剥き身のそこを更に詰めでかすめるように淡く引っ掻いていく。
飢えという天然の媚薬で昂ぶらせた身体へ、待ちわびた快楽を一気に流し込み……乱れれば、全て鏡を通して自分で知ることになる。

アラミル > 何か言葉を言われそうになるのがわかる。やっとこの焦らされている快楽を爆発させてくれるのか、と期待したが
それはまたもや裏切られる。もっと言ってほしいと青年が囁く。まだ、まだ、してくれないのか、と少女は顔をゆがませ息を荒げる
先ほどまでほとんど無表情で着せ替えられたりしていたその落差を目の当たりにすれば嗜虐心にもまた更に火を注いでしまうか


「も…っと…、…し…、して、はげしく……きもちいい、ところ、さわ、って……ぇ…」

これほどまでに焦らされたことは未だかつてない。今まで経験してきたのは直接的な快楽で…それと、今与えられているこれはまったくの別物であった
言われた通り、熱で浮かされたような口調で、甘い声で、おねだりを繰り返す

「ぇ……なん、で……勝手、に……ぃ…」

少女にとって下着とはそれほど縁がなく興味がないもの…だった。しかし男の望み通り、あたかも自身の手で捲りあげているように鏡に映される光景は、そのような羞恥を知らない少女にも、戸惑いとごちゃ混ぜになった羞恥を強制的に植え付ける

「うえ、る…そんな、の…ぁ…、ひ、…ぁ…こんな、に…」

青年の言っていることがわからない。どうして自分はこんなことで今まで感じたことのない快楽を感じているのか…
ショーツを下げていけば鏡にはぬちゃ、と糸を引きながら身体から離されていくそれが映し出され。少女は自分では制御できない羞恥に顔を覆いたくなるも、両手は操られ、眼は閉じられない
結局そのまま自分の痴態を直視してしまい…白い肌が桜色に染めあがってしまう
そんなところへ…

「…、ぁ……あ…ゃ……だ…――――!」

だめ、とも言えなかった。淫芯をむき出しにされ、爪で刺激された瞬間、最大限まで高められた性感の火に油を大量に注がれてしまう
青年の腕の中で、声にならない声をあげ、びくん、と体が跳ね上がる。それだというのに眼は鏡から外せず、淫らな自分の絶頂している姿をすべて、見てしまって

ロレンス > 「そんなに気持ちいいのが欲しくてたまらないんだね…綺麗なお人形さんみたいなのに、厭らしいね? アラミル…」

その言葉を繰り返し、そして今を言葉にして耳に囁く。
目で見て理解していることを、更に音にされて押し込めることで一層の羞恥を煽ろうとしていく。
欲望に弛緩していそうな両手を代わりに操っていくも、想定通りに快楽と羞恥が混じり合って、蕩けた声に満足げな笑みを見せる。

「飢えてるね…知ってるよ? 本当は、今すぐグチャグチャに掻き回したいのもね」

否定するなら、鏡の現実と、見透かした欲望を突きつけて一層の羞恥に引きずり込む。
こんな時ばかりは、彼の笑みが意地悪な笑みにしか見えないかもしれない。
いくつも垂れ落ちる厭らしい蜜の糸引き、初冬の室内は暖められているとは言え、この熱気からは蒸気が見えそうな気がするほど熱く瞳に映る。

「おかしいね…いまちょうだいってオネダリしたのに…やめていいのかな?」

クスクスと微笑みながら、肉芽をカリカリと傷付けないようにひっかきつつ、反対の手が割れ目に迫る、ぐちゅりと蜜を中指ですくい上げる。
糸をゆっくりと伸ばしながら鏡に移して、透明なそれが途切れたところで指へ広がる蜜が爪の辺りまで満ちていく。
自身の口元に運び、蜂蜜でも舐めとるように味わうと、改めて指を胎内へ埋めていく。
ぐちゅりと奥底まで沈め、子宮口の窪みを爪先でカリカリと小突き回しながら、緩やかにピストンを重ねていった。

アラミル > 「これ、が…いやら、しい…?、わたし、いや…らしい、の……」

狙い通り、立ったまま恥ずかしそうに達した直後の緩んだ体を震わせる
再三の羞恥への煽りにようやく自覚が芽生えて。芽生えれば急速にそれらはアラミルの体を焦がしていく

「ぅ、あ、あ……かき、まわ、して…ろれん、す…ぅ……」

否定はしない。快楽を与えてくれるなら今なら彼女はどんなおねだりもするだろう
ショーツが離されれば達した後の秘所からはとめどなくぽたぽたと蜜が垂れてしまって…
焦らされ続けた膣内は一層熱を帯びていると簡単に予想できる

「…や……だ。やめちゃ、やだぁ……」

頭は蕩けきり、言っていることが反対だが…更に無防備に、嬌声をあげてもっと快感を、と懇願する
蜜を掬われる、ただそれだけでも可愛らしく体を震わせて


「あ、あ……なか、きちゃ、う…きちゃう…ぅ……」

見せつけられた後、胎内へと指を埋められればその刺激でもまたかくん、と体を跳ね上げさせて
奥底まで沈められ…自分の一番奥を刺激されると…もう耐えられなくなったのか、幼い声で淫らな喘ぎを漏らし、ロレンスが少し指を動かすたび軽い絶頂を重ねられていき…だらしなく涎まで見せていく
そんな普段見ることのない自分の淫らな姿もずっと見せつけられ、膣内は羞恥でさらに熱く、やけどしそうなほど熱くなっていく…

ロレンス > 「そうだよ、アラミルは…恥ずかしいことで感じる厭らしいこだね。だから鏡を見てると、どんどん濡れていく」

焦れた快楽に羞恥をつなげるように囁きかけて、それを癒着させるように蜜が滴り落ちる割れ目をぐぱっと指で開いてしまう。
陰核への愛撫を一度止めて、少し腰を突き出すようにさせながら、倒れないように胸元に手を添えて抱えていく。
広がったまたの合間で、ぴったりと閉じていた割れ目の中身を、蜜が溢れ続ける様を全て映し出す。

あまりの快楽に逃げたそうな言葉も、それを飲み込んだ瞬間にはもう逃げられない。
おねだりと共に指の動きに翻弄されていく少女を鏡越しに見つめると、再びベッドに座り、膝の上へと座らせる。
臀部に固くなった肉棒がズボンの布地越しに存在を主張し、彼の興奮度合いが伝わるだろう。

「ボロ布だけの格好と、今の格好…どっちのほうが興奮する?」

人形のように飾られたところから快楽に崩れる自分を見つめ、確かめるように問いかける。
溶けそうなほど熱い膣内へ指を二本沈めていき、指の間で子宮口をこねくり回しながら、親指で肉芽を骨との間に挟んで押しつぶすように弾く。
剥き出しの粘膜をぐり、ごりと弾きつつ、指は子宮口を揉みほぐすように捏ね回した。

アラミル > 「ぁ、あ……わた、し……いやら、し…これを、見ると…ん…ぅ…く…こんなに、あふれて、る…ぅ…」

姿勢を変えるのにはもはやロレンスの手を借りなければできないほど快楽に体を蕩かせていて
くぱ、と開かれた蜜壺からは泉のように淫蜜がとろとろと垂れていき…
その光景に植え付けられた羞恥がまたもや全身を焦がし、いやいや、といじらしく体を揺らす

「は……ぁ…。……う、ぅ……」

膝の上へ…今度は更に力が抜けてくた、と座らせられ…
自分のお尻の下の熱に、瞳をとろけさせ…幼い姿とのギャップを感じさせる淫蕩な笑みを浮かべて

「…ぁ……、ろれんす、の…きせてくれた、ひゃ…ぁ…んっ…、かっこ、…う……、んっ…!」

こっちのほうが気持ちいい、興奮する、と問いかけに素直に答える
二本指を沈められればとろとろでありながらも強く、ざらざらと締め付けて…陰茎を入れた際の快楽は容易に想像できるだろう
ほぐされていく粘膜と子宮口は体に何度も達するほどの快楽を送りながら、更なる刺激を求めるようにロレンスの指に絡みつく…

ロレンス > 「そうだね……でも、さっきより肌は見せてないし、見られたところだよ。身体もボロ布よりちゃんと隠れてるはずなのにね?」

身体は服に覆われ、晒されたのは股座のみ。
そのスリットすらも先程臆することなく晒したと言うのに、今は濡れているという違いだけで、恥じらい、隠れているのに一層恥じらっている。
少女は恥じらいを覚えてしまった、それは快楽を強めると同時に、肌を晒す恥を覚え、下手な格好をしづらくさせる甘い鎖となるかもしれない。
それを促す言葉をささやきかければ、いやいやする少女を膝に座らせ、可愛がる。

「嬉しそうだね…どうかしたのかな? ふふっ、じゃあこのドレスもプレゼントするよ。アラミル、取引といったけど…約束に変えるのはどうかな? 君を縛ることはしない、私が欲しい時に今しているように一夜を貰う。代わりに…アラミルを綺麗に可愛くして、愛でるよ」

取引から、更に踏み込む契約を持ちかけていく。
同じ女から血を吸いすぎると、味が薄れてしまう特性もあって、少女を縛ることもしない。
彼女が払う代価は、今のように彼に可愛がられ、血を吸われること。
悪くはないだろうと思えば、そんな提案をしつつ愛撫を続けていくと、ざらついた部分を徹底的にこすっていく。
その分そこは刺激が強く、快楽が強まるはずだからだ。

「アラミル…鏡に向かって微笑んでごらん。それとおねだりもだよ、ここはお○んこ…ここはお○んちんっていうといいね」

指をズルリと引き抜くと、彼女の手を取り、スリットへと触れさせる。
それから自身の肉棒を布地越しに。
それぞれの性器の卑猥な名称を教え込むのも、明確になったほうが恥ずかしいはずだからだ。
恥ずかしいオネダリを酸味のある鞭に、快楽を甘い飴にして、少女に恥じらいの快楽を染み込ませ続けた。

アラミル > 「う、ん…うん…なん、で……こんなに、ぃ……」

羞恥は覚えたがなぜ露出は減っているのにこんなに恥ずかしいのかわからない。
囁かれれば狙い通り…元のようにぼろ布だけを羽織った姿をしづらくなってしまうだろう…

「…ぷれ、ぜんと……、……やく、そく……?、あいして、きもちよく、してくれる…のぉ……?」

それなら、やくそくする、と…年齢が退行し、幼女のような口調で話す
ざらついた弱い部分を擦られれば明らかに反応が違い、次は子犬のように、きゃんきゃん、と媚びるような喘ぎをあげていく

「わらう、の…と、おねだ、り……、わか、った…ぁ……」

名残惜しそうに膣が絡みつきながら指が抜け…代わりに自身の指が触れさせられる
それを言うことは、前はそれほど抵抗も羞恥も感じなかったはずである。しかし今はそれらがある…
けれどこの布地に当てられる肉棒が欲しくてたまらなくなっている。だから…


「ぁ…ぅ……こ、の……おっきい、お○んちん、を…わたし、の……いやらし……お○んこ、に…ぃ……ずぽ、ずぽって…ぇ…いれて、くだ、さい…ぃ…」

ふにゃ、とだらしない笑顔を鏡に映して。羞恥と快楽に身をよじらせながら肉棒をさわり、おねだりを…
そんなことをしている自分を自覚した瞬間、またとろ、と恥ずかしい蜜が溢れた

ロレンス > 「それは…アラミルが厭らしくなって、恥ずかしい気持ちよさを覚えちゃったからだね」

何故というなら答えを差し出す、それを受け取ってしまえば認めると同意義。
容赦のない追い打ちを掛けながら、ざらざらの部分を指の腹で撫でて爪先でざりざりと強めに刺激して可愛がる。

「そうだよ、アラミルが今みたいに蕩けて、嬉しそうに喘ぐのをみるのが嬉しいね」

幼子のように了承してしまうなら、その印を少女へと残す。
晒された股座へと掌を伸ばし、恥丘へと手のひらを重ねる。
指先がついっとそこをなぞると赤黒い魔力がインクのように引かれていき、子宮の上辺りにハートを型取り、左右に蝙蝠の翼が卵巣を象るように丸まって描かれる。
その真上に筆記体で描かれた文字は、Bergwein Fraulein を古い魔族の言葉で刻んでいった。
それは彼の贄嬢であるという印付、それを終えると魔力を収めると同時に印は一度消え、当てれば浮かび上がりと力を確かめる。
これで彼か少女が望む時にだけ浮かぶ印となり、望まぬ時は誰にも見ることは出来ない。

「そう、笑顔でおねだりだよ」

力の緩んだ可愛らしい笑顔が鏡に映り込む。
肉棒を撫でながらのオネダリは、卑猥な言葉を一杯につかっての響きで、彼をも興奮させていき、掌の下で肉棒が跳ねた。
器用にズボンを脱ぎ落とすと、さらけ出された肉棒は中々に太く長い。
仮首と茎の間の段差が大きく、襞をこそぎ落としそうなほど熱に腫れていた。

「いい子のアラミルには気持ちいいことを上げないとね…?」

よく言えましたと言いたげに銀糸を優しく撫でると、ベッドの中央へと導きながら仰向けになる。
肉棒の上へ跨がらせると、腰を捕まえて確りと狙いを定め、ちゅくちゅくと、先端でスリットをいじり、蜜を肉棒にまぶしていく。

「では…」

そういうと、ゆっくりと亀頭を沈めていき、膣内を大きな先端が押し広げていく。
半ばまで入ったところで…一気に引き寄せ、重力も重ねて子宮口を穿つ。

「こっちを見てごらん?」

鏡の代わりにこちらを見るように促せば、先程の術が変異する。
彼の目から見た少女が、脳裏にはっきりと浮かぶだろう。
鏡よりもよりも質が悪いのは、視線が何処を注視しているか嫌でも伝わることだろう。
一層恥ずかしい自身の見つめ方をさせながら、動いてご覧とこつこつと子宮口を突き上げた。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロレンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアラミルさんが去りました。