2016/11/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にココットさんが現れました。
ココット > 「ううむ、思ったより高いのう……」

ココットの訪れた場所は服屋、ではなくその素材を扱う店。
自分で着るビキニの材料調達である。
せっかくだから奮発して良いものを、と思ったのだが想像より物価が高い。

「都会を少々甘く見ておったか……。仕方がない、こちらの絹布をくれ」

見栄を張って無理をしても仕方がない。
当初の目当てより幾分かグレードは落ちるが、妥協できる範囲で買い物をして店から出る。
とりあえず今日の目的は済ませた。
まだ日も高い事だし、観光がてらこの辺りを散策する事に。

ココット > 「表向きは洗練されておるようだが」

平民地区と比べてもこの辺りの区画は随分様子が違う。
さすが王都の上流階級向けといったところか。
飲食店や酒場も少なからずあるが、他の地区とは違い食事よりも社交を目的とした場という風情だ。
要するに一人で腹ごしらえに入るには気が進まない。
それに今は食事よりも気になる事がある。

「確かこの辺り……。これか?」

段々入り組んだ路地へと入り込み、着いた先はといえば。

「ぬっふっふ、やはりこういう店はどこにでもあるんじゃのう。貴族どもがどんな玩具を使っているのか、拝見といこうか」

そこは所謂夜の道具屋。
様々なプレイ用品を扱った店である。
特に目立った看板は出ていないが一応開店しているようなので、堂々と入店した。

ココット > 「ふぅむ……。まあ、普通じゃな」

勝手に色々期待していたが、非合法な店でもなければそれほど過激な物は置いていないようだ。
品揃えは充実しているが特別珍しいという物も見当たらない。

「じゃが使えそうな物はあるのう。いくつか貰おうか」

期待とは違ったが手ぶらで帰るのもなんなので、ローションや持ち運べそうな玩具をいくつか購入する事にした。
そう遠くない内にきっと役立つだろう。
予定とは違ったが悪くない買い物だった。

「まだ時間があるが、どうするかのう」

外に出ると日はまだ高く、このまま帰るのも勿体なく感じる。
荷物は多少かさばるが大した重さではないし、もう暫くあてのない散策を続けるか。

ココット > 「よしこんなところかのう。中々楽しめそうなところではないか」

普通に遊ぶ分には堅苦しい場は苦手だが、ちょっと見て回るだけで叩けばほこりが出そうな場所がいくつも見つかった。
さすがに今すぐにちょっかいをかける気はないが、色々な楽しみ方が期待できそうな場所である。

「さぁて帰る前に一杯ひっかけていくかのう」

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からココットさんが去りました。