2016/10/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にカノンさんが現れました。
ドルクス > 「どうカノン?ここならきっと気に入るものが有ると思うよ」

久しぶりの王都、魔族の国から態々ここまでやって来たのはカノンの冬の服を探すため
他にもいくつか探す物は有るが最重要なのはこれ一つだ

「富裕地区だけあって品揃えと質は一級ばかり。のんびりと探して行こうか」

立ち並ぶ店に並ぶ服や装飾品
そのどれもが一流の職人の手掛けた物ばかりで値段も平民地区に比べていくらか桁が多い
それに加えて場所柄から平民地区や貧民地区に居る様な面倒な輩もおらず人々は互いに無関心な事が多い

カノン > 久々の王都

近づくと表情は強張り緊張もするけど
隣にいる彼の手を握りながら、見上げて

「ドルクスのは、買わないの?いつも私のばっかり」

少し申し訳なさそうに、王都にいくと聞いてただけに
ちゃんとした格好でと思い来てきたのはシェンヤンの衣装だけど

どれも豪華なお店が並ぶとこにソワソワするように落ち着かなくて

ドルクス > カノンの問いかけはもっともだろう
普段は多少服を変えるだけでそこまでもっている服が多い訳では無い
それと言うのも…

「急用で服が要る時は幻影でごまかせるし、今日はカノンの服を中心に買うよ
カノンはあんまり服を持ってないから、ね?」

まだ両手で数えられる程しか服を持っていないカノンにはもっと買い物をして欲しい
欲の少ない彼女にはこちらから押して行った方がいいぐらいだ

「だから今日は気に入った物は全部買っていくよ。お金の事なら全く心配しないでいいよ」

冒険者のふりをして素材を換金
今回の買い物用に恰好を変えてカジノで所持金を数倍にしてきた
勿論運営側が血眼になって自分を探しているのでこの手を使えるのは年に1~2回ぐらい

カノン > 「でも…」

物欲がほとんどないに等しい
着飾ることもしたこともなければ

遠慮しっぱなしで、緊張と遠慮と両方に表情は少し陰りを落としたまま
申し訳ない気持ちが全面にでてきてる

「じゃあ…ドルクスも選んで?私、わかんない」

気に入ったものは全てと、されても
何が自分に似合うかも、なにが彼の好みなのかもわからないから
一人では決めれないと伝えて

ドルクス > 「でもじゃないの、暖かい服を買っておかないと体にも悪いよ?」

着飾る趣味がカノンに無いのは知っている
それでもこういう機会を沢山も受けて行けばいずれは…と思いつつ
現実的な理由で納得してもらう

「いいよ、でもカノンも気に入った服が有ればちゃんと言ってね?
肌触りが良いとかそんな理由で選んだっていいんだから」

自分がきちんと選ぶがカノン自身でもきちんと選んでほしい
なので折衷案を提案しつつ衣服店に向かう
とりあえず目についたという理由で、店内に並ぶ商品を眺めながら時折カノンに見せて反応を疑う

カノン > 「うん…わかった」

見た目だけじゃないということに納得し
お店へ入っていく
今どきなものもあれば、少し高価で派手に見えるのもある

自分に似合うものと…考えると頭がぐるぐるしそうで
手にしたのは
白いニットの帽子、ふわふわしてて手で触ってても気持ちいい
耳も隠れるかと思ってかぶってみたり

ドルクス > 「ならよし。じゃぁ早速…」

納得したカノンに笑顔で応える
高価な物だけではなく平民地区寄りの値段設定の物も有るには有る
しかしどれもやはりい質が良い、記事の違いもあるのだろう

「んーやっぱりこっちの色は微妙…あれ、その帽子気に入った?」

帽子を被ったカノンに振り返り見つめる
白のニット帽が髪色にも合っていてとても似合っている

「カノンにはやっぱり白が似合うね、これはとりあえず買いかな」

防止の上から頭を撫でる
フワフワの手触りがいつもとは違って新鮮だ

カノン > 「うん…じゃあこれ」

自分で選んで被ってると撫でられてコチラとしても変な感じ
少し照れたように笑って

「ドルクスは…どんな服の女の子が好きなの?」

見た目の好みになるべく近づきたいを思うのは当然で
いろいろ手にとってる様子なのを見つめながら
店内のも値段もバラバラついつい、数字の少ないもの=安いもの
とは覚えてたから、自然と安いほうのものを見てて

ドルクス > 「帽子は今日はこれで良いとして…やっぱりコートの一つぐらいは欲しいかな」

照れるカノンをナデナデし続けながら考える
似合っているしカノンも気に入った様なのでこれで確定
帽子は数が必要ではないので十分

「どんな服……こういうのかな?」

以前までなら露出の多い服
今はカノンに似合う服が好きだ
けれどもそれを正直に言ってもカノンが余計に迷うだけだろう
今も何故か安い服が多い方へと向かってしまっている
なので白ばかりではなくたまには黒、と黒く柔らかなコートを手に取る

「これなんかどうかな?白い服も似合うけど黒の服を着ているところも見ていたいんだ」

眺めの着丈のコートは柔らかな素材でできているのか手触りも良い
値段はどうでもいいので確認しないままカノンにそれを手渡した

カノン > 呼ばれるように話しかけられて
彼のもとへと戻る
手にしてるのは黒色のコートを差し出されて

「着てみる?」

渡されたものに手を通して彼の前で披露
そでの長さはちょうどよく
丈は、お尻もかくれるくらいクルクル後ろをむいたりしながら
彼に見立ててもらって

ドルクス > 戻ってきたカノンの言葉に頷きコートを着た姿を見せてもらう
白の服が似合っているカノンだったが黒の服はカノンの美しい髪や肌を引き立てている

「とっても似合ってるよ。白衣服とはまた違ってて素敵だし、僕とお揃いだね」

カノンの今着ているのと同じ黒のコート
一緒なのは色だけだがそれでも二人お揃いだ

「これからは黒もどんどん試してみないと、それと中に着る服もだけど今日はまだまだ買っていくよ
とりあえずその服はそのまま着ててね?」

カノン > 「お揃い」

着て見せてたら、何気ない声に耳がピコっと帽子の中で立つ
コートの下で尻尾が忙しく揺れ出して

「うれしい、お揃い、する!」

色だけ同じだけど、それだけでも嬉しいと表情も一気に変わる
わかりやすい感情のコロコロした変化

黒いコートを着たまま、彼の選ぶあとについて

ドルクス > 「そう、お揃いの服だよ?」

帽子の中で耳がピコピコと動いているのが分かる
尻尾も揺れているしきっと喜んでくれているのだろう

「そんなに喜んでくれるなんて嬉しいよ。他にも色々見て回ろうか」

先程までとは全く違い今は嬉しさ満点と言った様子
その後は数枚の服、肌触り重視で選んだ物を買い揃えて店を後にする
コートと帽子は早速カノンに着てもらっている

「どう?外でも今ならかなり暖かいんじゃないかな」

カノン > 「うん、お揃い」

思わぬ言葉で買い物も楽しくなる
遠慮気味だったものの、同じ色というだけでご機嫌

外にでても人の姿でも寒さはなくて
それでも…手はつないでいたいから、手を伸ばして

「うん、ふわふわ、暖かい…買ってくれて、ありがと
 お家のこと、ちゃんと頑張るから」

彼を見上げながらニコッと笑いかけて
それ以外にも数枚買ってくれた着替えや冬用のものにお礼をして
返せるものはなく稼ぎがあるわけでもない、できることは家のことくらいだから
それでお返ししょうと…

ドルクス > お揃いの服を手に入れただけでカノンのテンションが目に見えて上がった
そこからは遠慮も無くなったので思わぬ収穫だった
手を繋いで外に出ればまだまだ日は昇ったまま

「カノンは普段から頑張り過ぎくらいなんだからそれならもっと沢山買わないとね」

ご褒美を導入するならカノンはご褒美の山に埋もれるだろう
お礼なんて要らないよと額に短くキスを

「僕はカノンの夫なんだからいくらでも甘えてくれていいんだよ。
さぁ、折角王都にまで来たんだから気になる物はとことん買って帰ろう」

夫婦なんだからそんな事を気にする必要はない、そう告げて次の店を探す
王都観光と買い物を全力で楽しむ
それだけを考えて通りを進んでいく

カノン > 「たくさんはいらない…少しのお揃いでいいよ?」

想像するだけでニヤケてしまいそう、片手で頬を押さえながら
もう片手で手をきゅっと握って

お店から出ても、また続くという買い物
いつもとは違う街並みに
お気にいるのものが増えて気分はあがる

額に受けるキスに照れてしまうけど
お返し…ができず、変わりに、ぎゆっと抱きつく

その後も共に、お店を巡る時間を過ごして

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からカノンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からドルクスさんが去りました。