2016/09/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にネリスさんが現れました。
■ネリス > アングラな社交会場。
その一角であられもない嬌声が響き渡る。
豪奢なドレスをすっかりと乱れさせた女性が、歓喜の声をあげているのだ。
周囲には数人の男女。
皆、それぞれが恍惚とした表情で座り込み、惚けている。
女性の傍から、ゆらりとネリスが立ち上がる。
その美貌にうっすらと淫らな微笑を張り付かせたまま。
「…ふふ。これでまた一人。」
貴族達が秘密の社交会を行っている。
それ自体はよくある話。
貴族の一人を堕落に導いた事によってそれを知ったネリスは、
ちょうどいいから皆堕落させてあげましょう、とその会場に現れたのだ。
結果、多くの人がネリスに見惚れ、導かれ、性の快楽に堕していく。
導かれた者達の中にはすでに周囲を厭わず男女の交わりを始めてしまった者もいる。
それを見ながら、ネリスはくすくすと笑う。
次の獲物を探し、その赤い視線をゆっくりと周囲に向けた―――。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にレモンさんが現れました。
■レモン > ――マグメールの貴族とのつながりも持ち合わせている師匠に連れられて、分不相応なほどの社交界に参加していた子供が一人。
着慣れないタキシードに身を包み、緊張した様子で紳士淑女の皆様との会話に励む。
これも修行の一環と、ぎこちないながらも聞き出していくのは金になりそうな情報。今後につながりそうなコネクション。
このまま無難に社交会を切り抜けられるか――と、思ったところで起きてしまう異変。
なんの前触れもないままに、パーティ会場であられもない姿をさらし、なんとも楽し気な行為にふけ始める男女…
しかもそれが、周囲に伝染しているような。
「な、なんだこりゃ…なんておいしい、じゃなくて…奇妙な社交会なんだ。
どう思います、師匠…?し、師匠?」
見渡せばいつの間にか姿を消している保護者の姿。
どうしようもなく途方に暮れ、あたりを見渡していると…
――目が合う。
ぞっとするほど淫らで美しい、寒気で全身に鳥肌が走るほどの美貌を持つ女性の赤い目と。
「…あ…っ、」
直感的に、彼女がただ者ではないことを察してしまえるほどの。
そしてこの騒ぎに深く関係しているのだろうことも。
果たして己は獲物とされてしまうのか、彼女の興味の対象から見逃されるのか――
■ネリス > こつ、こつ、とヒールの音を立てながら人々の間を歩いていく。
歩く道筋には淫らに交わり続ける男女の姿。
中には女性同士で始めてしまったものもいる。
その卑猥な光景に視線を走らせ、見られた者に快感を与えながら、
獣と化した人をぞくぞくと増やしていく。
そして、目が合った。
タキシードを着ているというよりは、着慣れなくて着られているというような少年。
可愛い子と内心で思いながら、その赤い視線をじっと向けてあげる。
男女を問わず、そして年齢も問わず人の心を惑わす赤い瞳。
見詰め合っているだけで、思考力がぼやけ、心地よい快感が全身を包んでいくだろう。
抵抗力次第では、すでに性器にまで快感を感じてしまうかもしれない。
■レモン > やはりそうだ。
彼女が歩けば足跡のように、視線を走らせれば弓矢のように、あるいは無差別に広がる感染症のように…
この、蠱惑的な女性を中心として、異常は広がっている。
――であるならば、一刻も早く逃げなければ。
視線を外し、とにかくこの場を離れれば、異常からは逃れられる…というのに。
「あ…あ…あ…っ、」
まだ声変わりもしていない、可愛らしい声が、上ずった調子で喘ぎにも似たそれを彼女の耳へと届けるだろう。
逃れられない。
逃れられるはずがない。
あっという間にその術に捕まり、心の芯まで絡めとられ、すでに瞳は潤み、蕩け始めてしまう…
ただ下半身に感じる熱と衝動に任せ、ふらふらとおぼつかない足取りで、その女性へと歩いていく…
一歩ごとに全身は火照り、下腹部の膨らみも大きくなっていくのが見て取れる。
とうとう手を伸ばせば触れられるところまでたどり着き、少年はだらしなく口角を開け、唾液を垂らした姿のまま、口を開く。
「お姉さん…もっと、ボクを見て…触って…?」
我慢できずに脱ぎ捨てる衣服。
見てほしい。触れてほしい。
口に出しながら全てをさらけ出し、未発達な白い体を露わにしていく。
股間の肉竿はすでに真上を向き、お腹に張り付いているほど。
■ネリス > 見詰め合っているだけで少年は蕩けていく。
思考力も判断力も失い、理性が溶け落ちていく。
それすらも快感に感じているのだろう。
ふらふらとこちらにやってくる様子を見て笑みを僅かに深め、
衣服を脱ぎ捨てていく様子をじっと見つめている。
全身を曝け出せば、その完全に勃起してしまっている若々しいペニスに視線を走らせるだろう。
少年に『見られている』事を意識させるために。
そしてかすかに身を屈め、少年の視界にたわわな胸の谷間を見せつけながら、
「…どうしたの?ボク。…感じちゃった?」
酷く甘い声で囁きかける。
熱く湿った吐息が耳元をくすぐり、白い肌からは甘やかな女性の香りが鼻腔へ染み込み、
さらに深い深い性感へいざなっていく。
触って?と求められたけれど、そう簡単に手は伸ばさず、くすくすという笑い声だけが耳元に響く。
「いいわ…もっと感じて?…ほぉら…私が傍にいるだけで…
どんどん気持ちよくなっていくでしょう…?」
■レモン > 身を守るものも何もなく、こうなってしまえば周りで情事に耽る者たちと同じ…
否、災いを引き起こした張本人の前に自ら出ていくのだからそれ以下の、まさしく性欲に突き動かされているだけの人形のような状態。
彼女が何かを命ずれば、何も疑問を抱かず嬉々として従ってしまうだろう。
けれど彼女は少年をじらすかのように、ただ「見ている」だけ。
作り出される胸の谷間の陰影に視線はくぎ付けとなる。
まるで犬のように口は半開きになり、ただ痛いほど充血し、膨らみ切った若き肉棒に手をあてがい、持て余したように立ち尽くすばかり。
「お姉さんの、声で…匂いで…見つめられてるだけで…あぅ、ボク、もう…イキ…そう…、」
切なげに声を漏らし、その場に膝をついてしまう。
立っていることさえ苦しいのだ。
見上げたすぐそこには豊満な胸元があり。
飛び込みたいのだけれど、待てを命じられた犬のように我慢。
我慢すればするほど、より良いご褒美をもらえるような気がして。
「お姉さん…でも、気持ちよくても、お姉さんが触ってくれないと…ボク、イケない…、こんなに気持ちいいのに、なんで…?」
とろとろと先走りの透明な汁を滴らせながら、見上げる涙目が懇願する。
「お願い、なんでもするから…ボクに、触ってぇ…。」
■ネリス > 何も命じていないのにいう事を聞く仔犬のようにただ待つ事を選んだ少年。
くすっと笑うと、かすかに身を離し周囲に視線を走らせる。
ふわり、と周囲に香る女の匂いが増した。
その瞬間、貴族の社交場は、獣の乱交場へと速やかに変質していく。
当然少年をもそれに巻き込みつつも、ゆっくりと視線を戻す。
我慢するだけなのもすぐに限界になるだろう。
「ふふ…。いつでもイっていいのよ? 出したらとっても気持ちがいいわ…。」
少年の懇願に、ゆっくりと手を伸ばす。
そしてその未成熟な乳首に触れ、爪の先でかりかりと引っかくように。
「何でもする?…じゃあ…ふふ。気持ちよくなりなさい…?
気持ちよくなるほどに…ほら、蕩けてなにもわからなくなる…。」
ちゅぷ、ちゅぷ、と耳元で淫らに鳴る水音。
舌を伸ばし、少年の耳の穴を犯し始めた音。
頭の中を粘性の液体で洗われているように感じてしまうかもしれない。
そして、充分に性感を高めてから…そっと、その可愛らしい亀頭に指先で触れ、さわさわと軽くなぞった。
■レモン > 女のかぐわしい香りとともに、周囲の熱狂がさらに増した気がする。
けれど自分が見ているのは彼女たった一人。
呆けたような少年の腕に、背中に、押し付けられる女たちの身体…
けれどこの女たちじゃ、まったく気持ちよくなれない。
この場この時、気持ちよくなれるのは彼女との行為だけ…
狂信的にそう感じていた。
「イカせて…ボクを、イカせてぇ…んっ!ふぁ…
気持ちよく…して…ボクを…蕩けさせて…」
脳髄を直接犯してくるような水音が響き渡る。
ずきずきと頭を、下腹部を痛めつけるような、強制快楽の絶頂。
それと同時にとうとう触れてくれた彼女の指先に――
「ん、あぁ、あぁ――っっ!」
ほんの少しなぞり、くすぐる程度だったのに。
すっかり待ち望んでいた少年の肉棒は、ため込んでいた精液を一気に吐き出してしまう。
彼女の手に、顔に、胸元に…
吐き出される精液は子供離れした量と濃さ。
けれどすぐにまた、太く硬く成長した肉竿が反り返りはじめ。
「あは、は…こんなに出たの…初めて…もっと気持ちよくして…もっと…もっと…お姉さんの…裸…見せて…触らせて…舐めさせて…こすらせて…くれたら…もっとずっと、気持ちよく…なれるのに…」
■ネリス > 「ほぉら…もっと吐き出して…?
あなたの理性も何もかも…全部吐き出しちゃいましょう…?」
さわさわと少年の肉棒をあやしながら、長い長い射精を導き、
身に降りかかった精液は、その精気だけをネリスに吸われて床へと滴り落ちる。
精の匂いを察知した周囲の女性が少年の未熟な肉体に絡みつき、肉の宴は更に深度を増していく。
「ふふ…。私の?…どうしようかしらね…?」
再びそそり立つ少年の肉棒に手指を絡め、ゆっくりと扱きながらくすくすと微笑む。
周囲の女達はネリスの体に無遠慮に触れ、触れた先からびくびくと果てていく。
言葉は迷っているようでも、少年を見つめる赤い瞳は誘っているようで、いつでも触っていいのよ?と囁きかけてくるようで…。
■レモン > 全部、吐き出したい…
もっともっと、理性も何もかも…
彼女の言葉を反芻するかのように脳内で響く声。
自ら手を伸ばし、体に絡みついてくる女たちとともに、少年もまた、彼女の身体に手を伸ばし…
「あ、ああ…あああっ、あああああああっ!」
とうとう声にならない叫び声をあげて、少年は理性を捨て去った。
彼女の柔らかそうな体に飛びつき、軽い体重で組み敷こうとする。
けれどそれは滑稽にも、彼女に甘え抱き着くような姿勢になってしまうかもしれない。
それでもかまわず、次は露出の高い衣服を無理矢理にでも剥がしとろうとする。
豊満な乳房にむしゃぶりつき、肉竿を彼女の腰や腹部、胸の谷間に挟み付け、擦り付けるように。
若さゆえか彼女の魔術ゆえか、さながら獣のような乱暴さで。
■ネリス > 触れるだけで人を狂わす魔性の肉体。
その柔らかな身体へ少年を誘い込むと、逆に受け止めるように抱きしめて。
衣服を剥ぎ取るのは少年に任せ、白く豊かな肉体を露わにしていく。
たっぷりと果汁を含んだ果実のような豊かな乳房。
見ているだけでいやらしい気を呼び起こす曲線。
卑猥な妄想を呼び起こすような身体に絡みつくような紋様。
吸い込まれそうな白く柔らかな肌…。
少年がネリスに抱きつけば、その全てが性感に対して訴えかけてくるだろう。
『きて…もっと来て…?』
『とろとろになりましょう…?』
そんな甘い囁きが聞こえてくるかもしれない。
少年がペニスを身体に押し付けてくるにも構わず、くすくすと笑いながら。
腰部に擦り付けてきたタイミングで、しとどに濡れた秘部を肉棒に押し付け、ぬるりとそこで飲み込んでしまおうとするだろう。
■レモン > そして夜が更けるまで、肉欲の宴は続き――
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からレモンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からネリスさんが去りました。