2016/08/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノアさんが現れました。
ノア > 深夜の王都マグメール、富裕地区。すっかり静まり返った住宅街は、窓から漏れる灯りも数える程で。

そんな中、屋敷から立ち去る一人の女。足音も立てず物陰の隙間を器用に通り抜け、塀を飛び越え.. ある程度現場から離れると路地に入り漸く脚を止め、壁に背中を預けると胸元から獲物取り出し。

「 .....はぁ、綺麗..♡ 」

宝石商の屋敷から盗んだのは、アクセサリー等に加工される前の大きな原石。僅かな月の光にもきらきらと反射し、美しく輝く。其の輝きを映した琥珀色の瞳で、うっとりと、満足そうに見詰め。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノアさんが現れました。
ノア > 「 さて、と.. 」

いつまでも見とれていたいところを我慢、早くこの場から立ち去るのが先決で。腰から下げた革の巾着袋に原石をしまい、其の重みに にこりと口角持ち上げて。

いつもの闇商人に其のまま売り捌こうか、加工して身に付けようか.. そんな幸せな二択に揺れながら再び走り出す。路地を抜け蛇のように静かに、闇の中へ姿を消す ──

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からノアさんが去りました。