2016/07/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシエルさんが現れました。
シエル > 「…あれ?」

おかしいな、と首を傾げた。
さっきここ通ったような。そんな気がする。
普段とおり慣れた近道だからと入って行ったけど…曲がる角一つ間違えたかな。
足を止めて少しの間思考。

このまま進めばさらに迷いそうだし、こんな時は一度戻るに限るのだけど、さて…。
一度広めの通りに出れればそこからは簡単なのだけど。

時刻は夕刻。少し嫌な時間だなー、と考える。
日の落ちる前には路地から出て帰り道を見つけておきたいな。と戻る方向へと振り返った。

シエル > 早く出ないと暗がりになっちゃうよなぁ。
そう呟きながら、少しだけ足は速くなる。

なんでも、この所王都では魔族が入り込んでいる、という噂が方々で流れている。
学生の時分としては都市伝説くらいに思っておきたいものだけど…。

まことしやかに囁かれると色々と不安になるものだ。
少し先の角を曲がり、いつも知っている道に出れば少しの不安も解消されるだろう。