2016/06/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にセリアさんが現れました。
セリア > 大通りから枝のように分かれた細道を、少し行ったところにある酒場。
場所が場所なので見つけにくいが、常連客は多い。
仕事帰りの己もその内の一人だ。

「………つっ、かれたぁ………」

脱力するようなトーンで言葉を吐き出せば、グラスの中のエールを一気に空にする。
それでも頰が染まらない辺りは酒豪の片鱗。

セリア > 「………あ、っ」

続け様に注文しようとして腰を上げたところで、ふと声を上げる。
部下より急ぎで頼まれた書類があることを思い出した。

これから再び城の、自室に戻らなければならないことに肩を落とす。

「………あぁ、もう……」

誰かに愚痴りたい気持ちを抑えながら、先程来たばかりの道を逆にたどっていった――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からセリアさんが去りました。