2016/05/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 夜も更け、すっかり未明という時間になっても裕福地区の大通りは賑わいを見せている。
治安の良さのおかげか。露天商。オープンカフェもどきのバー。
大道芸人。連れ立って歩く恋人。様々な人間がいる。

「……ふむ」

その大通りで、男が大量の荷物を買い込み歩く。
人にぶつからないようにし、器用に目的の店へ入っては買い物をする。

「……うっし。こんなもんか~」

男の両手にはこれ以上は持てぬというほどの量の袋がある。
そのまま男は宿への道を歩き始める。

「ちと買いすぎたかね」

セイン=ディバン > 両手の袋の中身は、女性用の衣服。有名店の甘味。そして、かなりの年代物の古書であった。

「ん~。問題はあの子の反応がないんだよなー。
 通信機能が壊れてるわけじゃないんだが……。
 多分寝てるな。これ」

右手の中指の指輪をチラと見ながらそう呟く。
衣服や古書はともかく、甘味は早々に届けなければまずい。
まぁ、多少の日数なら店員がかけてくれた鮮度保存の呪文でなんとか持つだろうが。

「……さてさて。喜んでくれるかね」

セイン=ディバン > そうして男は珍しく裕福地区で取った宿に戻り。荷物を置いてまた街へと出て行く。
何か珍しい物でもあれば買うかな。仕事の依頼はないかな。
そんなことを考えながら。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からセイン=ディバンさんが去りました。