2016/04/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイナさんが現れました。
ロイナ > 富裕地区に立つ店は数多い。
怪しげなもの、奇妙なもの……色々と。
そんな通りの一つをぶらぶらと歩く女が一人いた。

「……面白い店、とか。ないのかねぇ」

ざっくりと求めるのは『面白そうな店』である。
妙な生物がいるとか、変な人がいるとか。そういった好奇心を満たせるものなら割となんでも良いのだが。

ロイナ > 「うーん……無いなぁ。ならせめて、美味しく食べられそうな女の子とかー…」

欲望をだだ漏れさせながら。
こうしている間にもあちこちから淫気が伝わって来る為、さほど困ってはいないのだが。
今回は自分が交わりたいという思いもあるのだ。

「チェッ、今日は不作かなーぁ」

ロイナ > 「……おっ」

ふと目を向けた先に、娼婦らしき女の姿を見た。
双眸を微かに光らせるも、直後に太った男がやって来て連れていく。

「―――あぁぁ…もう」

盛大にため息をつきながら再び歩き始める。

ロイナ > そのまま暫くは、賑やかみの無い通りを彷徨っていた。

「―――あーもう。出直しね」

そう呟いてその場を後にしたのは夜も更けてからだったとか。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロイナさんが去りました。