2016/04/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区の一角」にリューディアさんが現れました。
リューディア > キン、キンと剣を交える音が数合。
それから、キィン、と甲高い音が一つ鳴った。

「……んふふ、私を追っかけるには技量不足だね?」

目の前には軽鎧を身につけた傭兵のような男が座り込んでいる。
武器は少し離れた場所に剣が転がっていた。

くすっと笑うと、肩下げの鞄を一つ提げなおし、片手に持った短い突剣を鞘に戻す。

男が声をあげて掴みかかってくるのを軽くかわすと、金の光が一つ瞬く。
それきり、男は倒れ付した。

「さて、仕事も終えたし、追っ手が増えないうちに移動しようかな?」

リューディア > 小走りにその場を離れていく。
遠くではその姿を探す叫び声や、笛の音などが聞こえてくる。

下げたカバンの中には今日の戦利品がいくつか。
もうちょっとスマートにやりたいねぇ、と嘯くととっとっとと軽く駆けて行く。

いくつかの角を曲がって人気のない裏通りに入っていくと、んふー、と一息ついた。
顔の横には似ていない手配書が貼られている。

それを見て、にしし、と笑った。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区の一角」にマリアージュさんが現れました。
マリアージュ >  
敵を探そうと意気込み、悪い人を探しましょうと歩いてみます。
王都の道はまったくまだ覚えないままで、のんきな雰囲気は散歩にしか見えないかもしれません。

そして見つけるのは野良猫。
縄張りを巡回する猫を見かけると、特に目指している場所もないのでその後ろをついていきます。
角を曲がったので、ひょこっと顔を覗かせますと。
女の方がおひとり、何か笑っておられるのです。

「――?。あ、逃げてはだめです」

女の人の足元を歩く猫にまた目をやりますと。
そんなお声をかけて、裏通りに入ってくるのです。

リューディア > 「んん?」

ふと気づくと猫が寄ってくる。
野良猫ちゃんかな?とかがんで首を傾げていると、にゃあと鳴く。
よしよし、と軽く撫でてあげていると、その後を線の細い男の子が追いかけてきた。

…鎧姿。兵士…らしくはないなぁ。と感想を抱く。
なんというか男っぽさがない。
危ない人に狙われちゃいそうだなぁ、と思いながら立ち上がった。

黒ずくめで、そこそこ長身の女性はゆっくりと青い視線を少年に向ける。
「…君の猫さんかな?」

マリアージュ >  
足を猫が止めて、人懐っこくする様子。
わぁ、っと。目を大きくして笑顔になると、とてとてっと軽い足音の感じの小走り。
足を止めて両手をお尻の後ろに組みまして、立ち上がった女の人を見上げるのです。

「ううん。まだ知らない子です。お友達になりたいですけれど‥‥」

女の人に体を擦り付ける猫と女の人を順番に見まして。
ちょっと腰を曲げる感じで首ごと身体を曲げ。
だめ?、と問うような上目を見せるのです。

リューディア > 近寄ってくる少年(だと思っている)にんふふ♪と笑顔を見せる。
つば広の帽子をくいっと軽く持ち上げると、いいんじゃない?と問いに答えた。

「…ま、この子がどうするか、かな?」

ね?と足元の猫に声をかける。
まるで同じ猫仲間にそうしているかの様子。
女性の物腰や雰囲気はどこか猫に通ずるものがあるかもしれない。
にぁ、と猫は鳴くと品定めをするように少年をじっと見つめている。

同時に自身も少年の様子をじっと見つめている。
…まるで小さい猫と大きい猫がじっと見てくるような、そんな雰囲気。

マリアージュ > 大人しい飾りですが瀟洒で上品なとても上質そうで軽そうな鎧も、鎧を着ているというより、
鎧を着させられている、という方が似合いそうでしょうか。
下からまっすぐに、女性の眼を覗くような若葉色の瞳なのです。

「――だめ?」

一緒に猫を見下ろしてしまいます。
猫と目が合うと、にこーっとした笑顔になってしまいます。
内股気味の脚、膝と合わせるようにしながらゆっくりしゃがんで。
猫さんに握手をしましょうと手をのばしまして。
前足を出してくれるまで、その前で手を止めるのです。

「にゃあにゃあ‥‥あの、お姉様はこの子とお友達ですの?。この子のお名前は‥‥?」

視線を感じまして、しゃがんだまま顔をあげます。
猫は指先をふんふんと嗅ぐのです。

リューディア > ふぅんと少し声が漏れる。
汚れを知らない騎士見習い…いやぁ、貴族の子弟かな?と適当にアタリをつける。
…まさか仕事先の息子って事はないだろう、と。

猫に手を伸ばす様子を少し微笑ましそうに見た。
少年からは少し女の子のような雰囲気も感じる。

「ん?…んー、初めて会ったから、知らない。」

にしし、と少し悪戯っぽく笑う。
猫は匂いを嗅ぎながら、たまに少年の方を見上げてくる。
その所作は随分と愛くるしい。

「…野良みたいだし、君がつけてあげれば?」
とちょっと無茶を振ってみた。

マリアージュ >  
時々、猫のお鼻がちょこんと指に当たり、少しくすぐったいような感触。
手袋をして腕輪を付けた手。手袋の上からでも、繊細そうな指先が判ることでしょう。

「わた‥‥ボクも、さっき会ったばかり‥‥かわいい子です」

えへへっ、と。見上げた顔は少し照れたような笑顔なのです。
なぁ、と鳴く猫に。

「え?。ボクが名前付けてよろし‥‥いいの?」

ぱあっと花が咲くような笑顔になります。
そして猫に視線を戻しますと。

「でしたら、あなたの名前はアリス。アリスって、どうかしら?」

前足の肉球でてしてしと手にじゃれつき始めた猫に尋ねるのです。

リューディア > 君も可愛いよ、と思ってしまうのは性分だからか。
猫が前足でじゃれ始めた指先はいかにも細そうだ。

「いいんじゃないかな。可愛い名前。」

アリス、と名づけられた猫はにゃーんと高い声で鳴く。
雰囲気的には…喜んでいるのかな?

「…それにしても、君は見習い子弟かな?
こんな人気のない通りにはいないほうがいいよ。」

カバンを肩に掛けなおしながら、トラブルの元だしね。と付け加える。
富裕地区の治安はよいほうだけど、今のこの王都はトラブルに満ち満ちている。

「…悪い人がうろついてるかもしれないよぉ?」

自分とか、とは言わなかったが。
その表情は随分と悪戯っぽい。

マリアージュ >  
軽く前足を握り捕まえて、握手握手。
小さく振るのです。肉球が柔らかくて幸せな気分になりそうです。

「アリス、よろしくお願いしますね?」

首を小さく傾げさせます。
握った手を離せば、足に体を摺り寄せて匂いを付けてくれます。

「ボク?。あの、ボクはちゃんと騎士です」

えっへん、ちょっと胸をそらすように。
でも、こんな人気のない通りにいないほうが、という言葉に。
表情に「?」と浮かべてしまうのです。

「だって、ほら。1,2,3人。3人もおりますわ?。
 ‥‥あーっ、そうでしたわっ!。あのあの、ここら辺に悪い方って、
 どこにおられますかしら‥‥でしょうか?」

猫を目で示して、そして女の人。そして軽く自分の胸を揃えた指先で押さえますが、言われて、目的を思い出したのです。
声にちょっとびっくりした猫の様子。
立ち上がって、少し背伸び気味にして女の方に顔を近づけながら、まじめな顔で尋ねるのです。

リューディア > 随分と気に入られた様子。
荒んできた王都でもこんな光景はあるものだ、と思った。

アリスと名づけられた猫は体を擦り付けながらも、
リューディアを見て一声、にぁ、と鳴く。

「へぇ、随分若いのに。やればできるものなんだねー…。」

騎士、と聞いておおと少し驚いた表情。
不思議そうな表情にはあまり動じなかったけれど。

「3人…んー、まぁ3人でもいいか。
あまり人がいないと、もし何かあった時大変でしょ?」

騎士なら心配要らないのかな?とも思うけれど。
…まぁ、この少年の見てくれは随分頼りない印象を受けるものだ。

「…悪い人?…んー、見つけてどうするの?」

どこにいるか、とは言わずにまず目的を聞いてみた。

マリアージュ >  
ほめられた、と思って。
てれっと、頬を軽く桜色にして。そのほほを両掌で軽く隠すのですが。

「――あ、えと。ボ、ボク。18歳ですからっ」

どう見ても無理がある年齢ですけれど、18歳のケインとやってきてますのを忘れてないのです。
時々、よく忘れますが。

「その時は、ボクがえいっします‥‥あのねあのね、お父様とお母様――。
 あ、いえ。悪いことをされた方なら、捕まえてお仕置きしますわ」

敵の事を言っていいのかどうかと、途中で口をよどませてしまいます。
他の方にご迷惑をかけたら大変ですから。
そして、やろうとしていることだけを伝えるのです。
――具体的にどうお仕置きするかなんかはまるで考えてませんが。

リューディア > 頬を隠すその仕草は随分と女の子っぽい。
…まさかねぇ?となんとなく感づいて来ている。

「18? ホントに?」

年齢を聞けばさすがに驚いた様子。
思わず聞きなおしてしまうくらいには驚いた。
…10代前半にも見える。人間で。

「…ふぅん? 君がやっつけるんだ。」

口ごもったことは追及せずに、面白そうな表情をする。
悪戯っぽいのは変わらないが、どこか妖艶さを見せる表情に。
軽く足を開きながら、再度見つめると、

「…悪い人ならここにいるよ。目の前にね。」

と、口にしながら、傍らの手配書をとんとんと指で叩いて見せた。

マリアージュ >  
「ほ、本当ですわ‥‥」

聞き直されると、まっすぐ見ていた目が横に逃げていくのです。
本当です、というのは視線をそらしたあとでして。

「学院で、きちんと剣とかの練習、見学してますもの‥‥」

うぅぅ、と顎を引いて。上目に見るようになってきてしまうのです。
あまりもの腕前に、鍛錬の時間に小剣を持つことも禁止されたのです。
――素振りしていたらどこに小剣が飛んでいくか判らないので。
手配書を示されて、そちらの方に顔を向け、少し近づけます。

「――にゃんにゃんまじしゃん‥‥」

手配書を読み、そこに書かれている文字を読んで、口に小さく出します。
まさかすぐ横にその人本人がいるとも知らず、似顔絵もあまり似てませんから。

「この、にゃじしゃん様が悪い方ですのね。判りましたわ」

真面目な顔を女の人に向け、覚えました、と示すようにこくりと頷くのです。

リューディア > 「…。」

じーっと疑念の視線。
…しかしそれは悪戯か軽くからかうような雰囲気。
見学ってそれは見習いのする事じゃないのかなぁ、とも思った。

そして、手配書の当人に気づかない様子には少しがっくりとした。
なんていうか、鈍い。
にゃじしゃんって何だろう、天然かなー、と考えながらズレた帽子をちょいちょいと直す。

…それからふと悪戯を思いつき、んふ♪という笑みを浮かべた。

「…そうそう。色々なもの盗んでいくらしいよ。
宝石とか、魔法の品とか。あと―――。」

「…心、ハートとか?」

もし少年がこちらを向けば、青い瞳が淡く金色に輝いて見えるだろう。

魔力耐性が無ければ、立てた人差し指を振る先に、ほんのり桃色に光るハート型の輝きも。

マリアージュ >  
うぅぅ‥‥
視線が痛いのです。
肩をすぼめて、より小さくなろうとしてしまいます。

「たくさんの方に悪いことされてます方ですのね‥‥捕まえましたら。
 首輪して。悪いことしましたってごめんなさい、もうしません。
 とおっしゃるまでお尻ぺんぺんしまして、皆様にそれを見ていただきませんと」

ふんふん、と。小さく頷きながら、一生懸命思いつくお仕置きを口にするのです。
どうですかしら、と。お顔を女の人に戻して軽く首を傾げさせましたら‥‥。

「――ハート?」

金色に輝く目をまっすぐにみてしまいます。
魔力に耐える、とかはまるで経験せずに。精や呪いなども受け入れる身体は、
魔力に耐性などまったくなく、逆に受け入れることにまったく抵抗を示しません。
目の前の指先に、桃色のハート型。それに目が寄ってしまいます。

リューディア > 「ふふ、そう。ハート。
ハートを盗まれたら、恋をしちゃうんだ…

…今、君はね、私っていう悪い人にハートを盗まれてしまいました。」

ゆらゆら、指先で幻のハートが揺らめいてさらに視線を誘う。
それをゆっくりと自身の唇へと近づけていくと、ちゅ、と口付ける。
すると、何故か女性を見るだけで動悸が早まり、頬が熱くなるような感覚にとらわれてしまうかもしれない。

「このままじゃ、目の前の悪い女の人に完全に心を盗られちゃうよ~…?」

もう数回、ちゅっちゅっ、とハートに口付けをするフリをする。
それは幻で、通常の思考と、植えつけられた恋心がせめぎ合うように感じるだろう。

マリアージュ >  
「恋を、しちゃいますの‥‥?」

ゆっくりと首を傾げさせるのですけれど。
ハートの揺らめきから目を離せず。
胸が、急にきゅんっ、としてしまいます。

「ふにゃ‥‥あ、だめですの。あの、とったらダメ‥‥」

唇に触れる感覚、じわじわとくすぐったい感覚が唇のに凝ります。
唇が少し触れた瞬間に、じわっと、力が瞬間的に増すような感覚を与えるでしょうか。
胸がどきどきと、頬が桜色に染まってきます。

「あ、あうぅ。だ、だめ。あの、ダメだから‥‥」

ハートに口づけするふりに、ふらふらと背伸びをしながら顔を、口づけをハートに近づけます。

「本当に、とっちゃ、だめなのですから‥‥」

ハートのすぐ前で、顔をあげた姿で、軽く目を閉じてしまいます。

リューディア > 「ふふふ♪………可愛いね。」

近づいてきた瞬間、視線をハートに誘いつつ、
その隙に耳元に甘く囁いてあげる。
ふうっと熱い吐息を耳元にかけてあげて、くすくすと笑みを見せる。

「…?

ほら、ほら、早くしないと盗られちゃうよ?」

何か力が増したような?…気のせいかな?と思いつつも、少年で遊ぶのはやめない。
それは魔眼によって作り出された幻なのだが、気づかずにどっぷりはまり込んでいる様子に笑みが止まらない。
まるでキスを待つような態勢になってしまった少年に、くすっと笑い声を漏らす。

「ふふふ……ダメ?…でも、幸せでしょ?」

そう言いながら、目の前でハートにキス。
ぽわん、とハートが弾けて消えた瞬間にゆっくり唇を落とし、

少年の唇を奪おうとする。奪ってしまえば、

「…ほら、盗られちゃった。」と。

マリアージュ >  
「ふぅん‥‥!」

耳にささやかれて息がかかり、少し甘い声が出まして、身体をふるふるとさせてしまいます。
小さくお尻をもじ、もじとさせて。ぎゅっと目を瞑ってしまうのです。

「――にゃじしゃん様捕まえませんといけませんもの‥‥。
 わたくしの、ハートに、キスしたらだめ‥‥」

キスを待つような姿、目元を濃い桜色にしてしまっているのです。
唇に再び触れると、ふわぁ、と小さな唇を触れさせながらもごもごと小さく動かしてしまいます。
また勝手に流れる力。
盗られた、という言葉に。うっすらと目を開けるのです。

「あの、あの。と、取り戻しませんと‥‥どうしましたら、いいですの‥‥」

そういいながら、見上げる瞳は潤んでいるのです。
がんばって男らしく振舞っているつもりだった言葉遣いも、崩れてしまっています。
両手を胸の上に重ねて軽くおいて、どきどきとする胸を押さえるのです。

リューディア > 可愛らしく震える様子に、
元に戻ってしまった言葉遣いに、確信する。
この子、女の子か。と。

「ふふ、そうだね。ほら、捕まえてごらん?
捕まえなきゃ、取り戻せないよ…?」

甘く囁いた後に、腕を広げる。
まるで「おいで?」と誘いかけている様子。
恋心を持ってしまった相手にはてき面だろうその姿勢のまま、
少女自身が自らはまり込んでしまうのを誘う。

「ぎゅっと抱きしめてあげる。…おいで? 気持ちよくしてあげるよ…?」

もう一度囁きながら、また唇だけを合わせるフレンチ・キス。

それによって、自身に流れ込んでくる力を確かめるついでのキス。

マリアージュ >  
「つ、捕まえますのね?。え、えいっ!」

少しためらいましてから、思い切って、女の人の方の胸に飛び込むのです。
鎧があると少しお相手様に痛いかもしれませんが、はぎゅっと一生懸命に目を瞑りながらしがみつくのです。
力いっぱい‥‥なのですが、それは同じぐらいの背丈の子女と比べてもか細いと断言できるぐらいなのです。
女の方の胸に顔をうずめるようにして匂いを感じれば。
かぁ、っと身体があるくなるような感覚。
すごく恥ずかしい感じがして、腰を小さくくねらせてしまいます。
そのまま、顔をあげていき‥‥唇が合わさります。

「ふっ、ふわ‥‥」

唇が熱くなって、溶けてしまいそうな気分。華奢な身体がぴくぴくっと震えます。
触れると触れる時間だけ、流れ込んでくる力。
長く口づけをすれば、離したあとも暫くその力が残ります。

リューディア > 「ふふ、捕まっちゃった。…恋人を捕まえたら、幸せでしょ?
もう、離れたくないでしょ…?」

あくまでも楽しそうな様子で、
「悪人を捕まえる」から、「恋人を捕まえる」にすり替える囁き。
胸元に顔をうずめさせながら、ゆっくりと後頭部を撫でてあげる。

流れ込んでくる力に、ふぅん、と少し興味深そうな様子。
力や魔力が増す感覚。
そういう子かな?と考えながら、ならばと瞳に淡い輝きが再び灯る。

強化された瞳の魔力が、少女をさらに深い幻の世界へと誘う。
ただ抱きしめられているだけで、じぃんと痺れるほどの快感が全身を撫であげるだろう。

「いいよ?溶けちゃって…ほら、もっとキスしよ?」

その瞳で見つめながら、今度はディープなキスを少女に与えようとする。

マリアージュ >  
若干、ぎゅっと。抱き着く腕にもう少しだけ力が。

「う、うん。――離れたくない‥‥もっと、ぎゅってしてほしいです‥‥」

小さな声を恥ずかしそうに紡ぐのです。
頭をなでられますと、ほんわか安心するように力が抜けますが、相手の指に違和感を感じさせるかもしれません。
短くしている髪なのに、その先、見えないところまでさらさらと流れるような手触りのいい髪の感覚があるのです。

「わふぅ‥‥はい、あの、もっとちゅうってしたいの‥‥」

抱きしめられているだけで、肌の下にじんじんとさざ波が走っていく感覚。
強く抱きしめられている部分が熱いほどなのです。
少し唾液の線を上唇と下唇の間にひきながら。
目元を桜色にして、潤み熱を持ったような瞳を見せまして。ゆっくりと瞼を閉じまして。
深いキス‥‥小さな舌をが相手の下に触れます。
唾液が触れ混ざると、「ここにいる」という第六感みたいだけど確かな感覚が、お相手の頭の中にひらめくかもしれません。

息を止めて、身体がとろけてしまいそうな感覚に、ぴくり、ぴくりと体が震えます。身体の力が抜けてしまいそうなのです。

リューディア > 「いいよ…ほら、ぎゅっとしてあげる。

ん…? ははぁん♪ 男の子のフリだからかなー?」

抱きしめながら、ゆっくりと頭をなで続ける。
流れる髪の長さが感覚で伝わってくる。
なにやら隠している様子。これも男装の一環なのかな?と、問いかけてみた。

求められれば、いいよ、と気楽に答えて何度も口付けてあげる。
ねっとりと舌を絡ませながら、唇を合わせていく。
少女の未熟な技巧に、習熟された舌技を持って応じ、少女の心を更に絡めとっていくように。
舌を絡めながら少女の口内を愛撫し、自分の口内に引き込んでは少女の舌をフェラするように吸い上げる。

キスしながらも脱力していく少女の体を受け止めて、自分に背もたれをするような態勢へと変えていく。
力が抜け切ってしまっても、しっかりと支えられているだろう。

マリアージュ >  
「どうしましたの――?。あ、腕輪つけますと髪が短く見えますの‥‥」

見えないところまで触られる感覚、嬉しそうに髪をかくす腕輪の力をお伝えするのです。
キスをされるたびに慣れていないので息を止めていまして、キスとキスの間に息継ぎをしながらの様子。
舌を絡まされますと、頭の中までずきゅん、という感じにしびれる感覚が強く走ります。
たどたどしく舌を伸ばして動かそうとしながら、んんっ、んんっ、と小刻みに身体を震わせ。
口の中を舐められ、そして舌を吸い取られて。混ざり合った唾液を、細い喉がこくん、こくんと動いて飲んでしまうのです。
舌が口の中にまで伸ばされなめられると、流れ込む力が舌から、唇が触れるだけよりも強く感じることでしょう。

「ふ、ふわっ。んにゃぁ‥‥」

顔を少しとろけさせた表情にさせながら、軽い身体をもたれさせていきます。
はぎゅっとしている腕はもうほとんど力が入っておらずいつ外れてもおかしくないぐらい。
よりかかってぎりぎり立っていられるぐらいですが、脚も震えてしまっています。

「つ、捕まえたら。首輪、首輪つけて‥‥」

間違いです、つけるのは手錠とかなはずなのです。
はぁ、はぁ、と息を熱くさせてしまっておりまして。
甘えるように体を擦り付けます。

リューディア > 「ふぅん?……じゃあ、腕輪外して見せて?
…隠してない貴女が見たいなぁ?」

恋人からの欲求。
それもとびきり甘く耳元に吹き込んであげる。

「キス、気持ちいいでしょ。
キスだけでも真っ白になれるよ…。」

ちゅぷ、じゅぷ、と繰り返し繰り返し与える深いキス。
少女の心を深みへと導いていくと同時に、キスだけの絶頂を体験させてあげようとする。
上から覆うようにキスをしながら、片手は体を支え、
もう片方の手は胸元を覆う高級そうな胸当ての止め具を外していく。

「ふふ…首輪、つけてほしいの?

そう思ってもしょうがないよ…私に捕まっちゃったもんね。
……心も、体も。」

止め具を外せば片手はゆっくり体をまさぐっていく。
胸元を、お腹を、横腹を…太腿を。
性感帯を探すではなく、性感帯へと変えていくように。
全て捕まってしまったと自覚させるように。

マリアージュ >  
太ももをすり合わせるように小さく動かします。
抱きしめられて体にずっと走る漣に、股の間がむずむずっとするのです。
そういう感覚に抵抗感がないので、素直に身体が反応してしまっているのです。

「はい‥‥ふみゃぁん‥‥くすぐったい」

桜色になっている耳にかかる息に、ふるふるとまた体を震わせます。
自ら、その腕輪をそおっと外しますと、ふさあ、っと。豊かな銀の髪がお尻近くまであらわになります。
はぁ、はぁっ、と息を合間に紡ぎながら、唇が離れますと。相手の唇を追いかけるように首を伸ばしてしまうのです。
身に付けやすいようにと工夫された留め具は、逆に外すのも難しくありません。
その間も、小さなお尻がぴくり、ぴくりっ、と動きます。

「あ、あの。ちが、あっ、ふにゃぁん、あっ、んっ‥‥」

服の上からでも触られて、敏感にぴくりぴくりと反応させています。
まだ控えめで掌で隠せる胸のふくらみ。妖精や精霊のようなくびれ方をした腰。
そして太もも――に触れられますと。その指先に、ズボン上からでも少ししっとりした感じを感じさせるかもしれません。

「く、くすぐった、あ、んっ、ふわぁぁ」

キスをされながら紡ぐ小さな声ですけれど、身体も直接でなくても触られていて。
気持ちよさそうな小さなお声で、びくびくっと華奢な身体全体を震わせます。

リューディア > 「綺麗な髪…。いい匂いがするね。
…ふふ、本当に奪っちゃいたいなぁ。」

自らの欲望を口にしながら、現れた銀の髪をひと房手にとって満足そうに笑む。
自らの唇を追いかけてくる、すっかりキスの虜になった様子に応えて口付けて。
ねっとりとしたキスは心地よい、麻薬のような快感を少女に伝えていくだろう。
もっと欲しがって?もっと依存して?と囁いてくるよう。
同時に、ちゅううっと強く舌を吸い上げてあげる。

「…違うの?…でも、ここ。」

指先は徐々に股間へと。
ズボンの上から少女の一番感じる場所を優しく撫で上げる。

「…もっと欲しいって言ってるよ? 気持ちよくなりたいって…ね?
いいよ、気持ちよくなっちゃって。何も考えず、頭真っ白になっちゃお?」

撫でながらも指先の動きは妖しく、少女から快楽を引き出していく。
ちらり、ちらり、と少女の視界の中で金色の光が揺れ、頭の奥まで快美な刺激を与えてくるだろう。

マリアージュ >  
髪を触られますと、それだけでくすぐったくて。
母そっくりの自慢の髪なのです。ほめられると、それだけで嬉しくて。

「もっと‥‥‥んんっ、んっ」

唇の端から混ざった唾液を少しこぼしながら、次は自分から舌をからませてみます。
ぎこちなさたっぷりの舌の動きですが、触れ合うととても気持ちよくて。
相手の舌を追いかけて小さな舌を動かしてしまいます。

「あの、首輪して、皆様に‥‥ふぁ、ん‥‥!」

つん、と優しくなでられますと。小さなお尻がびくっとさせてしまいます。
小さなお尻を少し回すように動かしてしまいながら。

「は、はい。あの、もっと、ぞくぞくって。びくびくって。ふむぅん‥‥!」

ぎゅっと両足を合わせてしまいます。身体に力が少し入ってびくんびくんっ、と体を反応させてからまた力が抜けます。

「だ、だって。さっきからもう、あの、頭のなか、ふわって何度も‥‥。
 まるで、大きな茸さんたちにミルクだしてもらった時の感じ‥‥」

腰をがくがくとさせながら。
金色の光の揺れを見た瞬間、んんん~~っ!、と背筋を伸ばして武重をそらせますと、腰ががくがくっと揺れて。
ズボンの中でまるでおもらししたように蜜がでてしまうのです。

リューディア > くちゅ、ぷちゅ、と唇から淫らな水音を立てながらキスは続く。
快楽を求めて追いかけてくる舌先は、こちらが与える快楽の受信機のよう。
求めるように誘導し、絡ませ、吸い上げて。
同時に胸元や股間を指が這い回り、何度も何度も少女に快楽を与えていく。

「ん…皆様に…? ふふ、悪い子だ。」

何となく察する。大きな茸、というのもすぐにわかってしまった。
…少女は調教済みなのだろうか。
確かに感度はいいけれど、と思いながらも手は止まらない。

軽く絶頂を迎えた体を支えて、更なる深みへ。

「……ふわってするの、気持ちいいよね。
もっともっと気持ちよくなっちゃお?
…私がつれてってあげる。」

するり、と服の間からズボンの中へと手を滑り込ませる。
同時に勃起しているであろう乳首を服の上から逆の手で弄り、
意識を逸らした瞬間にズボンの中をまさぐっていく。

「私に、全部委ねて? 大好きな人に任せちゃおう…?」

妖しい囁きが、快楽に溺れてしまえと少女を導いていく。

マリアージュ >  
キスするのって、素敵、と。
躊躇いもなく、唇を重ねます。
キスで頭をしびれさせ、下腹部への刺激で腰が痺れてしまいます。
胸への刺激は、少しじんじんっとした痛みがあるのですが、それは
まだ成長をしようとしている刺激なのです。

「うん!。87ゴルダも寄付できましたの‥‥悪いこと、でしたの‥‥?」

誇らしげに笑顔でいうのえすが、悪い子、と言われて顔を曇らせます。
それでも、愛撫を受けていれば、華奢な身体をぴくんっと反応させ続けるのです。

「くすぐったいのに、ふわふわって、何か幸せな気分になりますの‥‥。
 ひゃんっ!?」

感度が上がってしまっている身体。
直接に触られますと、それはズボンの上からよりも頭の上まで電気が抜けるような刺激なのです。
ズボンのなかは、まるでおもらししたようにぐっしょりと濡れておりまして。
甘い匂いをふわりと浮かび上がらせます。
――直接に肌に手を触れると、そこからも流し込まれていく力なのです。

「ふにゃぁんっ、あっ、くんっ、あっ、あぁんっ‥‥なんか、すごく、あの、身体に、力はいらない‥‥お姉様‥‥」

小さな胸の先を尖らせていて、そこを触られると。胸が熱くなります。
委ねるもなにも、身体に力が入らずにされるままで、太ももの間を開かれて。
震える腕を背中から、相手の首に両手を回して。
熱く潤む眼で見上げ、もっとキスして、とせがむように桜色の唇を小さくあけます。

リューディア > 「ふふ、えっちな子だよ、っていう意味だよ。私は嬉しいな…。」

顔を曇らせた少女にそう言って、ちゅ、と口付ける。
キスで誤魔化すように。けれど、少女が幸せを感じるように。

股間からはくちゅくちゅといやらしい水音が響き、
さらに甘い快楽を少女に伝えていくだろう。
指先は妖しく蠢き、別の生き物が割れ目へと張り付いているよう。
つぷ、つぷ、と指先を何度も出し入れしながら、またキスを続ける。

「いいよ、もっと幸せになって。お姉様に任せて…?」

指先を出し入れしながらも、別の指が一番敏感な肉芽を探り当てて撫で回す。
同時に口付けを交わし、舌先を捉えながら、金色の瞳が見つめてくる。


『天国へいらっしゃい。』

『真っ白になっちゃお?』

『もっと欲しがるの』

キスを続けているはずなのに甘く、熱い吐息が耳元にかかり、囁き声が響く。
周囲の空気がねっとりと湿度を増し、甘く陶酔するような香りで満たされる。

増した力が、幻に現実感を与えて、少女を快楽の世界へと連れ去っていく。

マリアージュ >  
「そうなのですの‥‥?。お姉様が嬉しいのでしたら‥‥」

優しいキスに、嬉しそうな顔に戻ります。
簡単にごまかされているのです。
小さく清楚さがある大事なところは、指を入れるのもきついぐらい、まだ何も経験したことがないようなきつさですが。
蜜は潤滑剤のなっております。
うねうねと多い肉襞が入ってきた指を強く包み込み吸い付くように締め付けながら、奥にと指を引っ張るような動き方。

「ふわっ、んっ、あんっ、あ”んっ~~!。お姉様ぁ~」

人をはばからない甘い声が出てしまいます。
まだ皮のついた肉芽をなでまわされますと、小さなお尻がびくりっと大きく跳ねます。
んちゅ、むちゅぅっとキスを繰り返しながら、息が甘くて熱くて、それを相手のお顔にあてることでしょう。
ずれたズボン、小さなお尻を丸出しにして、それがびくりびくりと跳ねる姿を見せるでしょう。

「ふぅん、ふっ、あぁあんっ、お姉様、おねえさまぁ‥‥また、ま、真っ白になっちゃいます。
 そんにゃ、あっ、もっとさわってぇ、ちゅうってして‥‥」

蜜を地面にこぼし蜜だまりを作りながら。
幸せな感覚、ささやかれる言葉も心地よくて、腰がびくびくっと震えてまた蜜が飛び出してしまいます。
小さなお尻がそれでも動いて、指の動きに合わせて動こうとたどたどしく動きます。

リューディア > 「ふふ、いい子。…そういえば名前聞いてなかったね。教えて?」

お姉様と呼ぶ愛らしい少女に快楽を与え続けながら、思い出したように問いかける。
視線の先の顔はまるで慈母のように優しく微笑みかけながら、
それでも与えるものは妖しい快楽のみ。

きつい割れ目を蜜で慣らし、中の膣壁をまさぐって解しながら、外の肉芽をかりかりと爪先で刺激する。

「いいよ、真っ白になって。……私がいるから大丈夫。
我慢しなくていいよ…全部出しちゃお?…さぁ。」

少女の拙い腰の動きにこちらも合わせるように。
絶頂への階段を上らせるために指が蠢き続ける。

くちゅっと股間から音が鳴り、きゅっと肉芽がつままれる。
ふにふにと服の上から胸を刺激し、ちゅっと唇に吸い付く。
その瞬間、

『イっちゃえ♪』

囁きと共に、くちゅうっと両の耳に幻の唇が吸い付いた。

マリアージュ >  
「うん!‥‥マリアージュ、マリアージュ・コンラートと申しますの‥‥」

甘えるように頬を擦り付けてきます。
自分から唇を近づけますが、できるのはせいぜい、小鳥のキスのような軽く啄むキスなのです。
くねらす腰、差し込まれている指先。
奥まで入れる指の先には、純潔の証を少し触らせてしまうでしょうか。
襞が熱く溶かすように絡みつき締め付けてくる中身と、少し合わないかもしれません。

「あっ、んっ、あぁんっ、全部、全部出ちゃいます。お、お姉様、い、行っちゃいやですの。行きませんのぉ」

ぎゅうっと首に抱きつく腕でしがみつこうとするのです。
自分から腰を拙く動かしながら、肉芽を刺激されびくびくっと、お尻をはねさせます。

「ふぅわぁぁんっ!!」

先ほどから何度か小さく達していた様子をみせていましたが、
ひときわ、甘い声を高くだしますと、全身がびくびくっとしながら。
ぷしゃぁ、と潮が吹きだしてしまうのです。
長く潮を吹いて、その間、痙攣するように華奢な小さな体を震わせるのです。

リューディア > 「ふふふ…♪」

絶頂を迎えた少女を抱きとめながら、
少しでもその絶頂を長引かせようと震える膣内で何度も指先が蠢く。

それが終わると、指先を引き抜いて付着した蜜をペロリと舐めとる。
脱力しているであろう体を受け止めながら、耳元に唇を寄せる。

「可愛かったよ、マリア。
…私はリューディア。リューでいいよ。」

ふっと熱い吐息を耳に吹きかける頃には、魔眼の効力は切れているだろう。
熱い恋心も、夢のような空間も、いつの間にか普通の路地へと変わっている。
路地にあった木箱の上に座らせると、身を隠すように自身のマントをかけてあげる。

目の前の黒い衣装の女性はゆっくりと背を向けた。

「ふふ、今度は本物のハートをいただいちゃおうかな。…またね?」

何もされなければ、そのまま屋根の上へと跳躍し、姿を消してしまうだろう。

マリアージュ >  
くたぁ、っとまったく力が入りません。
精を得られれば回復する体も、王都の中の少ない精霊の力ではなかな体力が取り戻せず。
元の体力は細いので、立つ力が出てこないのです。

「あっ、あんっ!、んっ、あぁんっ!」

大きく達して敏感になったままのところを指先が動いて、何度も小さく達しつづけてしまいます。
肉襞がうねうねと痙攣するように動き、きゅうきゅうっと指を締め付けます。

「ふぁ、あ‥‥リュ―お姉様‥‥?」

耳に息がかかると、ふるふるっと体を素直に震わせてしまうのです。
魔眼の効力が切れても、体の中の熱や感覚はそのまま。
木箱の上に座らせる間も身をよじってしまいます。

「あの、ありがとうございますの‥‥」

マントを受け取り身を隠しながら、いまだ下半身が痙攣しており。
新たな蜜が木箱を濡らしてしまうのです。

「は、はい‥‥リュ―お姉様、あの。こんど、にゃじしゃん様、ご一緒に捕まえましょうですわ」

そう少しうれし気に、笑顔で言うのです。
いけないことをされたのだという感覚がないだけなのですが。
胸の前で小さく手をふって、お姉様を見送るのですが。
その跳躍にびっくりした顔をします。

――動けるように体が回復するためには、もうしばらくかかるのでした。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区の一角」からリューディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区の一角」からマリアージュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区酒場」にアイリスさんが現れました。
アイリス > (――おかしい。私は確か、この酒場にウェイトレスとして雇われた訳であって、決して踊り子として雇われた訳ではなかったハズだ。だが・・・どういうわけか今、こうして舞台裏で踊り子の服を着せられ、舞台の準備が整うのを待っている有様だ。 始まりは・・・そう、ちょっと資金が心もとなくなってきたので、酒場で依頼などを眺めていれば結構金払いの良い酒場でのウェイトレスとしての仕事があったので、そこに応募した。そして・・・店主と話をして、仕事着を貰って仕事をしていたのだが・・・3日目、何故か踊り子として指名をされた。よくわからないが、評判が良かったらしい。そうして、あれよあれよの間に外堀を埋められ・・・何故か、ここにいる。 ――そうして、コールが鳴る。ステージ開催の合図だ。・・・もう、今更逃げられないのだし、もう覚悟を決めるしかない、か。ぱん、と気合を入れるように軽く頬を叩きステージにその姿を晒す。――冒険者のやることではないな。そう考えつつも。)

・・・っ、

(そうして、湧き上がる歓声と、突き刺さる無数の視線。前、貧民街の酒場で似たようなことをした経験はあるものの・・・あそことは大違いの人数だ。うぐ、と少し気圧されるものの・・・音楽が流れ出し、照明が落ち・・・怪しげな光が店内を照らせば、覚悟を決め・・・踊りを始める。 ――店長曰く、求められているのは扇情的な踊り・・・つまり、エロチックなダンスだという。結局、向こうでもこちらでも求めるものは一緒らしい。その美しくしなやかな肢体を無数の視線の前に晒し、すー・・・とその肌に指を滑らせ、お尻を揺らし、足を開き、胸を見せつけ、備えられたポールを用いてポールダンスを試み。そうして、無数の視線に応えるようにして、白猫はこのステージで彼らに自らの肢体と、扇情的な踊りを見せつけて。)