2016/04/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にミュートさんが現れました。
ミュート > 「むぅ…酔狂で捕まってみたはいいものの、ちょっと想像以上にまずい状況だの…」

富裕地区の一角の広場で堂々と行われている奴隷市場。その片隅の控え質ともいえる場所に置かれた、純銀で作られた頑丈そうな檻に入れられた少女は、弱点の銀の効果でなかなか治る気配のない傷に顔をしかめて不服そうで。
どうやら奴隷市場とやらを体験しようとしてわざと捕まったはいいが吸血鬼とばれてしまい銀で力を抑え込まれてしまったようで。

「ううむ、ミレー族にうまく化けていたように思ったのじゃが、なぜばれたのかのう…」

ミュート > ばれた理由は簡単である。奴隷商の館に連れ込まれ、鞭打ちなどの虐待に対して傷の癒え方があまりに早くもしやと思った商人に銀枷を嵌められて、あっけなく正体が露呈したのだ。とりあえず銀でつないでおけば抵抗もできない身であるため奴隷としては高く売れると大喜びの商人は、どうやら市場で見世物にして盛大にオークションを開く予定らしく、バタバタとあちこちを駆け回っており少女の見張りは誰もいなくなっており

「ふーむ、見張りがおらん故隙はあるのじゃが、いかんせんこの枷と檻…がのう…」

珍しく自身の酔狂を後悔しながらもなんとか脱出はできないかとあれこれ考えてみて。いくら楽天的な少女とはいえ、人間に飼われるのには少し抵抗があるらしく時折様子を見に来る見張りに対して怒りのこもった瞳で睨みつけたりして

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にティネさんが現れました。