2016/02/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地裏」にタマモさんが現れました。
タマモ > 少女の姿は、今はこの富裕地区にある裏路地にあった。
どこかを目指しているのか?と問われれば、目指している場所なんてものはなかった。
こういった人気の無い場所で歩いていれば、八つ当たりの相手が出てくるんじゃないかという考えだ。
まぁ、ぶっちゃけ先日の外れクジを引かされた腹いせである。

こんな場所に湧いてくる相手にも、きっと直感なんてものがあるんだろう。
不思議と歩いていても今日は誰と出会う事もなかった。

「むむむ…おかしいのぅ…
普段であれば、こう…そろそろひょこっと下賎な連中が湧いてくる頃なんじゃが…」

ぴたりと足を止め、腕を組んでぼそりと呟く。
まるでどこかに湧いてくるGみたいな扱いだ。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路地裏」にカレリアさんが現れました。
カレリア > 「重いですわ…」

片手に袋を抱えながら路地を進む
買い物目的でわざわざここまで足を運び目的のものを手に入れたまでは良かったが如何せん目的の物が重い
ため息を零しながらもできるだけ近道をしようとこうして路地を進んでいたが…

「……?何だか妙な感じが…」

進むにつれて妙な感じがする、まるで気の進まないダンジョンに迫るかのような感覚…
だがそれも気のせいと結論付け構わず歩を進め…そして忘れもしない耳と尻尾を発見する

タマモ > ぴくり、耳が揺れる。
まだ距離はあるが、どうやらやっと誰かが来たみたいか?
でも、あれだ…足音は一つ、どうやら目的とはちょっと違う感じかもしれない。

「ふむ…まぁ、無理に何をするという必要もないじゃろうか…」

ぽつりと呟く。
相手が明らかにこう、叩き潰しても良さそうな相手なら問題ない。
それとは違い、たまたまここを通った…とか、そんな相手だったらどうするのか?
うん、それは相手次第で考えよう、そう決めた。

そう決めて、顔をそちらに向けてみて…ぴしっ、何かひび割れるような音が聞こえた気がした。
どこかで見たような…というか、見た相手だ。
しかも第一印象がかなり、うん、あんな感じの。
そして…どこぞで出会ったある少女からも耳にした名前。
確か…そう、確かカレリアとかいう名前だった気がする。

カレリア > 「………」

じっと相手の目を見つめながらどうするか考える
が、どうせ考えは読まれるのだから悩むだけ無駄と短絡的な思考にシフトしていく

「よもやこんな所で出会うとは…さて、どうします?私はここで暴れても構いませんよ?」

あの時の事を思い出す、あれだけ啖呵を切ったのだから向こうからすれば見敵必殺で襲われても文句は言えない
しかし今回じゃ運が良かった

「(富裕層で暴れる狐の魔人とそれを退けようととする冒険者…派手にやらかせばそんな噂が広がるでしょうね♪)」」

言葉には出さず頭の中で勝ち誇った表情をわざわざ浮かべる
無意識化でこんな脅しは無視され襲われればどうするのかと言う不安もあるが、弱みを見せれば付け込まれる
ならばなるようになれと偉そうに振る舞ってみる

タマモ > ゆるりと首を傾ける、その瞳が鈍く輝き始める。
先はどうしようか考えるのに取った仕草、後のは相手が相手だけについ発動してしまった能力だ。

さて、どうしたものか…前回は湖だったから遠慮の必要なかったが…今回は街中である。
当然、相手の表面心理は読み取っている。その内容は半分は予想通りのものだった。
どうするか?今の自分ならば、相性的に今のこの相手は簡単に叩き伏せる事が出来るだろう。
そして、相手の言葉は相変わらず挑戦的なもの、それをあっさりと見過ごせは出来ない…以前ならば、だ。

ふぅ、と溜息をつけば、首を振る。

「あの時の妾ならばともかく…今の妾が暴れる理由なんぞない。
それに………いや、それは置いておこう。
ともあれ、その前向きな姿勢は褒めらるが、勇気と無謀を履き違えると酷い目に会うぞ?」

やはり、それは止めておこう。
叩き伏せたその後を考えると、この相手に手を出すのは…かなりよろしくない。
まさにYESと答えればすぐに暴れそうな雰囲気の相手に、ひらひらと手を振って答える。
攻撃の代わりに、忠告をしておいた。

カレリア > 「それはそれは、貴方が思慮深く寛大で助かりましたわ♪」

当面の危機は去った
用意もなしに町中でエンカウントなんてなんと心臓に悪い事か
今度からはしっかりと武装を怠らないでおこう、本日の教訓である

「思考を読まれよく分からない術を使いその上自分と因縁のある謎生命体と出会えばこうなりますわ。
地面にキスをする趣味はありませんので、死なば諸共です。」

無謀であろうと乗り切ればそれでいいと断言する
そしていつかこの狐は絶対に枕代わりにする…そう決意する

「所で…こんな所で何してますの?」

ここまで来てやっとそう尋ねる
平民地区ならともかくなぜ富裕地区、それもこんな見どころもない路地に?と不思議そうに首をかしげる

タマモ > 「別にそう大層なものでもないがのぅ?
いくら妾とて、こんな街中で大暴れなんぞせんだけじゃ。
…暴れる程でもないじゃろうがな?」

というか、こんな街を歩くだけで武装なんぞ要らんじゃろう。
そう突っ込んでやりたかったが、そこはあえて黙っておいた。

「純粋な人間でない上ではお互いに人外じゃろうに、謎生命体とは酷い物言いじゃのぅ。
ふむ…意気込みは立派じゃが、それも出来ぬ相手も世の中には居るのじゃと、理解した方が良いじゃろう」

世の中には予想通りにならぬ事は多々ある。
もう少し大人しくやり過ごす事も考えた方が良い、と…
まぁ、大人しく言う事を聞いてくれる相手でもなさそうだが。

…いや、枕代わりって何だろう?膝枕か?
こちらからすればよく分からない決意に、また首を捻った。

「あぁ…こういった場所というのは、こう、叩き潰しても良さそうな輩が湧いてくるじゃろう?
気晴らしに、そういった相手を探しておったのじゃ。
いやはや…そういう時に限って湧いてこないもんじゃがのぅ?」

別に隠す必要もない。
相手の問いに、あっさりとここにきた目的を話す。
うん、こうして聞いてみると…つくづく考え無しに行動してると思えてしまう。

「で、お主は何用でこんな場所じゃ?」

とりあえず、ついでに聞いてみた。