2016/01/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリディア・ハーディーさんが現れました。
■リディア・ハーディー > (賑やかで人通りが途絶えることのない繁華街、但し大通りから少し奥へと入れば急に人通りも少なく閑静な路地もある。丁度今、こうして歩いている路地がそうだった。退屈を紛らわせる為、見当だった店の前で馬車を待たせ少し1人で辺りを散歩することにしたが、賑やかな所で買い物などを楽しむ気分では無かった為、自然と人通りの少ない方へ足が向いたのかもしれない。)
こんなに静かな通りもあるなんて…。
(今まで気が付かなかった路地、一歩踏み入れてみればそこは大通りからすぐとは思えないほど人気も無く静かな場所だった。建物自体は並んでいるものの、誰かの屋敷なのか何かの店なのか、一見しただけではまったく解らずまるで異国にでも来たようで、思わず一人つぶやいた。無論、誰も応える人などおらず、高い壁に囲まれた建物達も静寂を保っていた。偶にはこんな散歩も悪く無い、そう思いつつ気の向くままに足を進めてーー)
■リディア・ハーディー > (--15分ほど宛もなく歩いたが特に楽しい出来事が起こるわけでも無く…そもそも誰も歩いていないだからある意味では当然だが。目を惹く変わった建物なども無かった。あまり遠くまで歩いて行ってしまっては帰るのが億劫になる、そう思うと元来た道を引き返す事にした。本日の収穫といえば、しずかな路地を発見した、という事だけに終わりそうで、こんな事ならばまだ賑やかな通りを歩いていた方が気が紛れる出来事が起きたかもしれない。)
……。
(無言のまましばらく黙々と歩き続ける。こうなってくると散歩というよりも運動といったほうが近いかもしれない。そんな事を思いつつも、通りの向こうからは人々の賑わいが聞こえて始めてきた。見覚えのある建物、あの角を曲がれば元来た通りに戻るはず、とさらに足を進めた。)
■リディア・ハーディー > (角を曲がるとよく見知った通りに戻ってきたのが解った。少し先には止めている馬車も見える。この通りから少し外れただけですっかり人通りがなくなるということは、よく考えれば不思議であった。ただ、今は適度な疲労感もあり散歩自体には満足していて。)
…待たせましたね、帰りましょう。
(馬車に近寄ると、控えていた供の者が扉を開き、そう声をかけると中へと乗り込んだ。背もたれに軽く身体を預けると、馬車の扉が閉まりゆっくりと走りだして…この分なら馬車に揺られてうつらうつらしているうちに屋敷にたどり着くに違いなかったーー)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリディア・ハーディーさんが去りました。