2015/10/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリノさんが現れました。
■リノ > (深夜を回ろうかという時間でも、この街は不夜城の如き明るさが包んでいる。その一角、豪奢な邸宅が並ぶ細い裏路地を進んだ先は、街の明るさや賑やかさとは一線を画したように影が落ちている。その影に溶け込むように立つ人影は2つ)代理人の方ですか。…あ、大丈夫です、私、別に貰えるものを貰えれば、誰が依頼したとか気にしないので。(少年にしては高い、少女にしてはやや硬さのある声を発する一つの影の掌に置かれた皮袋。中身はよほどたっぷりと詰まっているのか、小さな手から少し撓んで零れるようにその皮袋は置かれてあり、その中身を確かめるように五指を動かすと、確かに硬質な金貨と思しきその重みが感じられ)はい、確かに受け取りました。またご依頼…あぁ、いえ、お仕事があれば声をかけてくださいね。(にこやかに、何か拘りがあるのか、言葉を言い換えて声をかけると、もう一つの影が離れていく。そのまま影を縫うように路地を進んでいけば、その姿を見送る影はその場に佇んだまま)
■リノ > (豪奢な屋敷の高い塀に凭れ、手にした皮袋へと視線を落としてから、やや不用心と思われるものの、その場で中身をすべく、皮袋の口を縛る麻紐を解き、指先で口を寛げてみれば、中には鈍く光る金貨の数々。場所柄、多少の安全は確保されているとはいえ、強奪されかねない数ではあるが、気にする素振りもなく金貨を眺めながら)あの程度の仕事でこんなに貰えるなんて、今回はついてた。(ほくほくした表情で皮袋の口を縛り直し、凭れていた身体を起こし。皮袋はワンピースのポケットに押し込む。なかなかの実入りのため、かなり腰の部分が膨らんでしまうが、こういうことも気にしていない様子。服の上から皮袋を押し込んだ場所をぽんぽん叩いて)美味しいモノでも食べようかなぁ。(大金持っているわりに思考は小市民なそれ。暢気な面構えにて大通りへと続く路地へと足を踏み出す)
■リノ > (裏路地を進む合間、ここが富裕地区だからか、身の危険を感じるようなことはなく。大通りへと出れば、街の賑やかさと眩さに少し目を細め。どこかから聞こえる優雅な音楽と、それとは真逆の怒声と嬌声が入り混じる大通りを、のんびりとした足取りで進む姿は、何か言いつけられた仕事途中のメイドの姿であり、いつしかその姿は人混みへと消えていき)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリノさんが去りました。