2023/07/25 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシシィさんが現れました。
■シシィ > 湯の溢れ、流れて行く音が何とも贅沢に響く。
濛々と立ち込める湯気の中を、ペタ、と濡れた素足の平坦な足音が響いた。
場所は老舗旅籠の地下浴場。
暑い季節に熱い湯を浴びる、というのは最初は不思議だったけれども、湯上りの心地よさを覚えてからは沐浴よりも好んでいるのかもしれない。
肌に絡む湯気の熱気と湿気、それらが雫となって肌を滑り降りるのを感じつつ、は、と吐息する。
身を清めたのちに石造りの浴槽につま先から身を沈めた。
汗を流した体にしみいるような熱に、わずかに呼気を詰めた後、ぐぅ、とつま先を伸ばしてから、肩から力を抜いた。
「─────………」
はふ、とゆるく息をつけば、軽く縁に背中を預けて寛いだ姿勢。
耳に届くのはこぼれる湯の音。
己の出身では考えられないくらいの贅沢な音に、今は馴染んでしまっていることを少しだけ可笑しくも思う。
■シシィ > 十分湯を楽しむと、するりと立ち上がり浴場から引き上げる。
休憩室で火照りを覚ましたら、自室へと戻ってゆくことだろう。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシシィさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
■エルビー・カルネテル > 「…熱い。」
最近の余は外で活動したら何かとここに来る癖がついてしまった。
今日は檜とかいう木材を使った風呂らしい。
樹の独特の香りが異国では珍重されるそうな。
…くんくん。
鼻を浴槽に近づけてじっくり匂いを嗅いでみる。
なるほど。 よくわからん。
よくわからんが、入り心地は気持ちいい。
人もいないので両手両足を伸ばして一休み。