2023/07/08 のログ
■エステア > わかりやすい男の子だ。
なんか偉そうだけど偉そうなだけでちびっこだな。
そういう評価が女の頭の中で下った。
顔真っ赤でまるでのぼせてるみたいだけど、面白いのでこのままにしておく。
「なるほどー」
よもや歌うつもりはなかったと言い始めるお子様だが、あんな身振り手振り交えて歌っててどの口がいうのかと思った。
思っただけで口にはせず、ただにこやかに相槌を打ってあげよう。
なんか、からかいがいが出てきた相手にこちらも楽しくなってきたようで、少年の視線が下に向かえばわざとらしく上半身を揺らしてあげたりとかする。
「うん知ってる、さっきの歌って学校で習ってるの?」
綺麗だな、と言われて物凄くあっさりと肯定してぶったぎった。
それよりもさっき歌ってたのはそれなりに歴史ある曲だったように思うので、たぶん学校で習っているのだろうと予想する。
少なくとも学校に行ってるくらいの教養はありそうだし、と上から目線。
■エルビー・カルネテル > 「そうだぞ。」
なんだかにこにこと穏やかな表情を見せている。
なので余はふふんと胸を張っていた。
多分これは余が普段やってる仕草が無意識で出てきたのだろう。
子供と思われそうだが、本当は余は偉いのである。 言わんが。
お、なんだ。
何故かわざわざ胸を揺らしておるぞ。
この国の女性は活動的なのは良く知ってるが、この女性もそうなのか?
うわ、色々見えてるおかげで体が反応してしまうのだが。
「知ってるて…。」
さらっと出てくる反応が凄いな。
言われなれてる感が凄い。
余はなんだか飲まれたような気分だ。
「そうだぞ。
コクマー・ラジエル学院と言う学校に通っていてな。
授業の課題曲で割としょっちゅう歌わされているのだ。」
初対面の人相手に話し過ぎな気もするが、まあいいだろう。
余が歌っていた歌を知っているようだし。
恐らく知識もあるのだろうな。
■エステア > きっといいとこのおぼっちゃんなのだろう。
もしかすれば王族とか、なんか違うような気がするけど別に気にしない。
わかりやすく大胆なことをするとわかりやすい反応を示してくれるが、それもそこまで、子供をあんまりエッチにからかうものではない。
変な性癖でも付けてしまってはいけないのだ。
「国一番のおっきい学校だよねぇ、しょっちゅう歌ってるからあんなに上手だったんだ。
せっかくだしー続き聞かせてくれない?上手だったからもうちょい聞きたいんだよね~」
そこまで深い知識はなかった。
でも少年の歌はなかなかに悪くなかったので、どうせなら続きを聞かせて欲しいとリクエスト。
流行り曲よりもこういった歴史ある曲のほうが好ましいと思っていたりする女の、数少ない思慮深い部分が奇跡的に出てきたようだ。
歌ってくれたらなんかお礼でもしようか、風呂上りのコーヒー牛乳おごるとか…
■エルビー・カルネテル > 多分、この目は余の事をこうガキンチョだと思ってるな。
余はこう見えて部下やシモベがいる立場なのでその辺の見る目は養われている。
本当はそこの所ももう少し言っておきたいが、初対面で口にする話題でもないのでやめておこう。
もの言いたげな顔にはなってただろうが。
「余の歌が上手だと?
仕方ないなあ…♪」
実の所、余は褒められることに弱い。
更に言うと人に好意などを向けられると非常に喜んでしまう。
今も分かりやすく頬が緩み、声が弾んでいただろう。
「では…。」
どっかの劇場で見た歌手のように、咳ばらいを挟んで。
「古より続く美しさ~♪」
余は続きを歌い上げる。
歌詞は不思議とすっと口から出てくるのだ。
二人きりで綺麗な人から褒められるというとても楽しい状況もあわさって
普段の授業中でも出した事がない程、上手に歌えている気がする。
余は歌はそれほど得意だとは思っていなかったが、やはり練習すると上手くなるのだろう。
ひとしきり歌い終えると、余は誇らしげな顔を見せる。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエステアさんが去りました。
■エルビー・カルネテル > (後日継続予定)
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にビーンさんが現れました。
■ビーン > 何だか久しぶりのお休みの気がする。
そんなふわふわした一日とりあえず温泉にでも浸かって体を解そうと、お出かけ。
うだるような暑さから逃げる様に飛び込んできたものの、ここはここで暑い。
少し失敗したかと思いながらも、料金を払い、脱衣所で手早く服を脱ぎ、人目を避けながら体を洗ってから、まずは普通の露天風呂へ。
青い空、さんさんと降り注ぐ太陽、少し熱く感じる風。
季節は夏の訪れを遠慮も容赦も無く伝え、
白い肌をちりちりと焙ってくる。
「水遊場にいけばよかった? でもあっちだとつい泳いで訓練しちゃいそうだし…」
等と呟きながら、鍛えても筋肉のつかないすべもちとした自身の腕を軽くつまんでため息。
それはそれとして、腰からタオルを外して傍の岩の上に、
足先から湯に入り肩まで浸かれば熱い風や太陽の熱とは違う熱にふわぁっとゆるい吐息を漏らした
■ビーン > 走り込みやら勉強で少し草臥れた体に染み込む温泉の熱。
ふわぁぁっと一息漏らしながら体の力を抜きゆったりのんびり、いい気分。
小さな体は湯の中で僅かに浮かび漂い始める。
■ビーン > ふわふわと湯に漂う内に上せそうになっていることに気づけば、
腰を少し引くように体を僅かに沈め体を起こし、自身の置いたタオルの方へと向かい移動していく。
淵の石に手をかけ、ざぶっと水の薄衣を纏いながら立ち上がれば、火照った身体を撫でる風は今でこそ少し涼しく感じる。
ふぅっと一息漏らしながら温泉から上がり、冷たい飲み物でもと、その場を後にしていくのであった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からビーンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > あつい。実に暑い。こういう日の一日のおわりは、風呂に限るのである。
じゃばん、ざばー…って。湯船からお湯のあふれる音がした。
「ふ、……ぅぅう……あー………。」
ようやく、浴槽に入れた。大きな大きな、露天で混浴の岩風呂。
大きな岩風呂だけれど、大男過ぎて湯が溢れていった。
おお、しまった、なんて笑っていたけれど。
――湯気の奥に、ひとかげ。…ああ、そういえば先客を意識してなかった。
「お、あ。悪い、勢いよくしちまった。湯、かぶってねェか。」
ちょっとバツが悪そうに、やっちまったって感じで声をかけた。れる音。