2023/07/05 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアストラさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアストラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアストラさんが現れました。
■アストラ > いつものように一仕事終えた後に立ち寄った温泉旅籠。
大衆浴場もいいけれど、ここは女が泊まる分には安価な割に質が良い。
温泉でゆったり汗を流した後は、風魔術で髪を乾かし、ラウンジまでやってくる。
軽食もとれたり寛いだり一晩の相手を探したりスタッフに手を出したり。
そこかしこから艶めかしい声が聞こえてくる気がするそれも一興。
「ん~……何か頼もうかしら」
食事という気分でもないけれど、飲み物ぐらいならラガーもいいし、異国の酒であるレーシュも美味しそう。
そんな風に思いつつ、イグサで作られた畳という床板の上に乗り上がり、テーブルが並ぶ場所で空いているところへと腰を下ろす。
浴衣の袷からまろびでそうな豊満な乳房に、腰帯で留めた細い腰。
ラインの出る大きなお尻と、男好きのする身体を惜しげもなく晒しながら、色欲魔はメニューを片手に周囲へと視線を周囲に巡らせた。
知り合いがいれば声をかけるかもしれないし、そうでなくとも新しい出会いもあっていい。
一晩二晩、愉しめそうな相手は果たしているものか、と。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > ――おかしい、あの程度でこんなに酔う筈が……
やや覚束ない足取りでラウンジにやって来た男が一人
所属する騎士団の慰安会という事で九頭龍へとやってきた騎士、ケストレルである
団のお荷物扱いを受けている男は、他の面々がもう一つか二つ級の高い大部屋で宴会をしているのに対し、予算の都合という理由から一般客室でひとり酒を強いられていた
普段なら安酒でも酔うことは殆ど無いが、今回は理不尽な仕打ちに対する苛立ちも相俟ってか悪酔い
狭い部屋で伸びているよりも少しでも広い場所に行こうと、こうしてラウンジに出向いた次第である
「……ふぅー、水とか飲……っとと。」
ふらりふらりとした足取りで、人気が無いという理由からアストラの背後のテーブルにつくと
その場に腰を下ろした拍子に彼女の方へと寄りかかる様にバランスを崩した
■アストラ > 「あら?」
酔っ払いのように千鳥足で新たにラウンジにやってきた若い男性に目ざとく視線が行く。
平均より高い背丈に浴衣から覗く胸元や腕には実戦経験を感じさせるしなやかな筋肉がついている。
何よりも美しく整った顔立ち。眉間に皺を寄せて雄々しさや凛々しさも感じられるのに、今はだいぶ酔っているようだ。
そんな男が近づいてくれば、背後に座したようで。
テーブルにメニュー表を置いて体ごと振り向いた矢先に、ぐらりと揺れた身体。
「あらあら」
どうやらバランスを崩してしまったらしい彼の頭を、タイミング的にはアストラの豊満な谷間で受け止めることになったようだ。
彼の後頭部には柔らかくも弾力のある乳房の感触が伝わるだろう。
両腕を伸ばして彼の胸に両腕を回せば、上から覗き込みながらその頬を細長い手指でするりと撫でる。
これでもアストラは相当な面食いだ。イケメン大好きな淫乱痴女である。
「ふふ、随分酔っているようねぇ。それとも、新しいナンパの手法かしら?」
楽し気に笑いながらむにゅむにゅと後頭部に胸を押し付けつつ、指先が彼ののどぼとけから鎖骨を辿っていく。
冒険者として活動しているなら、美しく娼婦のような女冒険者がいるという噂も酒のネタに聞いた事があるかもしれない。
長いウェーブがかかった銀髪に、金色の双眸、妖艶な顔つき。生粋の色狂い魔術師アストラ。
その特徴と一致するが、活動地域が異なれば別段知らなくても不思議ではない。
■ケストレル > やっぱり酒は楽しく飲むに限る、とぐらぐらとした思考の片隅で反省する
ラウンジに来てみればそこそこに人は居る様で、部屋で独り酒をするなら最初からここで飲んでいれば良かったと舌打ちをしつつ
ぐらりと後方へ倒れてしまう自分の不甲斐無さにすら苛立ちを覚え、いっそ寝転んで悪態の一つでも吐こうとしたのだが
「―――あぁ?」
何やら柔らかな感触が後頭部を受け止め、その後ワンテンポ遅れて天井を映していた視界に女の整った顔が入り込んだ
自分への苛立ちと、(ケストレルにとって)唐突に思える女の登場に訝しげ全開の顰め面と刺々しい声が上げる様からは普段の軽薄さは鳴りを潜めている
「――あー、悪いな。普段ならこんなに酔う事ぁ無ぇンだけどよ」
フン、と鼻を鳴らすも身を起こす様な事は無い
どこか見覚え、いや聞き覚えのある人相と酷似した女の指が自分の頬や首を無遠慮に滑るのを止めない代わりに、
今、自分が頭を乗せているであろう柔らかさの正体を探るべく後頭部へと手を伸ばし、女の胸元をまさぐろうと
■アストラ > 「ふふ、怖い顔。でもそういう顔も素敵ね」
厳めしい顰め面をする男はいかにも不機嫌そうな様子だ。
彼に何があったかなど知る由もないアストラだが、そういう機嫌の悪い男を相手にするのも嫌いではない。何せ腹いせとばかりに、八つ当たりのように、激しく抱いてくれるからだ。
さて、同年代くらいに見える彼はどうだろうか。若いのに立派な体つきをしているのを確かめるように指先が、指の背が、するりするりと擽るように彼の薄い皮膚を這う。
娼館にでも立ち寄ったことがあるなら、娼婦が甘えてねだるような指使いと似ていると分かるだろう。
「構わないわよ? でも悪酔いしていそうね。気分転換をお勧めするけれど、どうかしら?」
頭を動かさないまま伸びてきた無骨な手に触れるのは、当然アストラのボリュームのある乳房だ。
浴衣越しにでも下着をつけていないことがわかる弾力、柔らかさ、揉み込めば指が食い込みながらも、反撥しようとする。
まさぐられれば「あん♡」と艶めかしい声が零れ落ちて。
妖艶な微笑を向けながら、誘うようにもう片方の指を自身のちゅ、と唇に当ててから、ケストレルの唇をなぞるように這わせていく。
■ケストレル > 「はっ、そいつはありがとさん。
アンタみたいな別嬪に言われるとは、世辞でも嬉しいもんだ」
実際のところは不機嫌というよりは頗る気分が悪い。いや、機嫌も悪いけれど
女に容姿を褒められて多少気分は上向いたのか、眉間に皺は残したまま口元は弧を描く
女の指は止まることなく、物欲しげに自分の肌を滑る事から凡その状況は呑み込めた
悪酔いもたまにゃしてみるもんだ、と内心独り言ちて
「気分転換? ああ、悪くねえな。一旦酔いを醒ましてから飲み直したい気分だったんでね」
状況が飲み込めれば状態も飲み込める
己が今、女の豊満な胸に触れているのだと把握すれば、浴衣越しに触れていたのを無遠慮に浴衣の内へと滑り込ませ肉枕を拉げさせるように揉みしだき
甘い声を上げた女が、誘う様に男の唇を指でなぞれば、なら一つ付き合って貰おうかと愈々歯を見せて獰猛にも見える笑みを浮かべた
■アストラ > 「あら。御世辞なんかじゃないのに。それじゃあ、飲み直しましょうか。二人っきりで、朝まででも…♡」
目つきは鋭いままでありながら口元に笑みを浮かべる男に、女はうっとりと双眸を細めて微笑む。
状況を飲み込んだのだろう彼が頭を胸に預けながら万歳するような体勢でアストラの胸を揉みしだけば、その手によって浴衣の袷がだんだんズレていく。
そのまま地肌に触れて滑り込んできた力強い手に強く揉まれ、敏感な乳房から熱や刺激が響いていく感覚にゾクゾクと体を震わせて。
獰猛な笑みを浮かべる表情にもぞくりと期待と高揚の雌の顔を向ければ、軽く背を仰け反らせて。
「んっ、ぁん♡ ……もう、こんなところで?
……ちゃんと部屋に連れて行ってちょうだい?」
男の体を起こさせてから、このラウンジの衆目の中で遊ぶつもりはないわよ、と胸元を整える。
■ケストレル > 「そう言って酔い潰す腹じゃなけりゃ幾らでも、な」
酒精の所為か、はたまた自分と同じ半魔の匂いをかぎ取った所為か
平時よりも険の増した表情と言動に、ケストレル自身は気付いていない
乱暴に掌に触れる柔肌を捏ね回していたが、女の制止を受けて手を引っ込める
そのまま上体を起こされれば、改めて周囲の視線が自分たちに向けられている事を察し
「ふん、見せ付けてやりゃ良いものを。
まあいい、それじゃあ手っ取り早く行くか……血がシモに回った所為か少し気も楽になったしな」
周囲へと見世物じゃないぞと威嚇する様な睨みを利かせ、ガリガリと頭を掻く
体勢を直すと、折角整えた浴衣が乱れるのも構わずに断りもなく女を乱雑に姫抱きに抱え上げて部屋へと運ぼうとするだろう
来た時とは対照的に女を抱え周囲に見せ付ける様に悠々と歩く姿は捕らえた獲物を運ぶ大型の猛禽に似ていた
■アストラ > 「あら、そんなに悪い女に見えるかしら?
それに、見せつけて出入り禁止になんてされたら困るのよ、──きゃっ!」
なんとなしに自身と似通った部分を感じるけれどそれが何かは今はどうでもいい。
虫の居所が悪いいい男と一晩遊ぶほうがアストラにとっては有意義な時間となるのだから。
そう思っていれば乱雑に腕の中に抱き上げられて双眸を瞬かせる。
こんな風に抱き上げられる機会はめったにないので、思わずポカンとしてしまって。
そのまま大型の猛禽類に捕まった獲物のようにラウンジから離れていく姿を周囲の視線に見送られて──。
■アストラ > 【移動】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアストラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からケストレルさんが去りました。