2023/06/17 のログ
■ホウセン > 見なかったことにしよう…等と、逃避的な精神作用を発揮することはなく。
それはそれとして、一旦大広間からは引っ込んで食事に。
当初の予定どおり湯に浸かりに行くか、舞い戻って乱痴気騒ぎに混じるかは――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にハクさんが現れました。
■ハク > 「ふわー、これは生き返るにござるな~……」
普段は九頭龍の水浴び場では温泉を楽しむのがメインとなっているものの、今日は気分を変えて館内めぐりをしようと考えた。
その為、受付でミレー族用のミニ浴衣を借りてそれに着替えて館内を歩き回っていた。
他の客とも度々すれ違う中、卓球台を見つけてみたりマッサージ屋を見つけてみたり。
普段では行かないような場所にも足を伸ばし、時折内装が変わってしまう事も楽しみながら歩いていると、やがて中庭のような場所にたどり着いた。
そこにあった東屋には足湯が流れており、興味本位で足湯に足先を沈めて椅子に腰掛けた時の言葉が、先程のもの。
「なるほど、こういうのもあるのでござるなぁ」
流れるお湯に逆らうように動かして水しぶきを立ててみたり、かき混ぜるように動かしてちゃぽちゃぽと音をたてて楽しむ。
足に流れるやや温めで粘度を感じるお湯は肌を通して染み込むような快感を覚える。
あるき回った疲れが抜けるような感覚に、ほぅ、と息を吐いていた。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアシュベールさんが現れました。
■アシュベール > 休日。そして時間が在る夜。自然と大きな風呂に入りたい!と思うのは、冒険者として?否、ここで生活していると、ふと湧き上がる気持ちだと思われる。
結果、向かうは九頭龍の水浴び場。受付で会計を済ませ、色々と場内を巡ったのは彼女と同じ。
「そういえばー……。」
基本的に浴槽。全身を浸からせるタイプのそういったお風呂にしか向かったことがなかったのもあり、
ついついそちら―――足湯の場へと向かったのが今日のお話。
「ん……おやー……?」
遠目だが、東屋で素足を足湯に沈め、のんびりとしている姿は―――そう。
前に自分の店で色々な粗相をしたミレーの(と思わしき)少女の姿。あの後も定期的に買い物をしてくれる優しい子。
すごく和んでいる様子だが、知人を見つけたのなら、ついつい声を掛けたくなるのが性分。なので。
「おーい、ハクー。奇遇だねぇー……。」
ぺたん、ぺたん。と中庭を素足で歩き、彼女の元に向かいながらご挨拶。
その手にはお風呂で飲もうとしたのか牛乳瓶やタオル。ボディソープ。歩く度にがっちゃんがっちゃんと変な音が鳴る。
■ハク > 「んぉ?」
ミレー族用に尻尾穴が開けられているので、帯の下から尾も外に出てゆっくりと気持ち良くゆらしている。
足に染み込むぬるいお湯の感覚を楽しんでいるところで声をかけられ、狐耳をぷるりと揺らしてそちらに顔を向けてみれば、見知った顔が。
見れば浴衣姿のアシュベール、アッシュがガチャガチャと音を立てながら歩いてきていたのが見えたので、にこりと笑みを浮かべて手を振り返す。
「アッシュ殿、奇遇でござるなぁ。お久しぶりにござる……
っと、ふぅむ、ミルク……むー、飲み物もってくればよかったにござるな……」
4人でいっぱい程度の広くない東屋。
六角形の屋根の頂点から降りる柱で天井を支えているだけで、特に背もたれになるようなものもない。
だからこそ自分の姿も良く見えたろうし、逆に歩いてくる彼の姿も良く見えたわけで。
手に持つ桶から覗く牛乳瓶が見えれば、『その手が~』という顔をして尾をぺたりとしおれさせた。
■アシュベール > 「やーやー、久しぶりー。最近、冒険が忙しかったって聞いてたから、ちょーっと心配してたんだよー? うへへ。」
手を振返してくれた少女の反応に、ふにゃり。と口元を緩め。
そのまま見知った顔。なのもあり、其処まで広くない東屋にするっと身体を滑り込ませたなら、
彼女の真向かいに腰掛け、足をちゃぷん―――と、足湯に沈めて見せる。
じんわりと広がる熱は熱すぎず。足の血行を良くするための淡い水流。更にどこか粘度を感じるそれは、
「ほ、ぉー……。」
っと、彼女と同じように思わず声の一つや二つ、零してしまうもの。
「おっとぉ~? ハクってば温泉で飲物を忘れるなんて迂闊だね~?
……けど、此処にいるのは商売人。魔具店『シャイターン』の主だよー?
……よってらっしゃいみてらっしゃい。―――お嬢さんの飲みたいもの、用意しよっかー?」
なんて、しょんぽりとした尾を見てしまったからこそ。
少し冗談めいた様子で。飲物を持ってこなかった彼女に商売人らしく声を投げ掛けてみる。
■ハク > 「そうでござるなぁ、最近は少々街からも離れていてて、昨日はル・リエーに遊びに行くなどもして気を抜いたにござるが……」
とはいえ、また明後日から出発して九頭竜山脈の探索パーティの一員として出発する予定になっている。
その事を説明しながらため息をついて、テーブルに顔をぺたんと乗せる。
短い休暇だからこそ知人に声をかける、という事もなく適当に都市内の遊べる場所を回っていた。
まぁもちろん娼館に出向いて3日まるごとそっちのお仕事を楽しんでもよかったわけだが、事前の連絡もなく急に仕事に入る事もできなかったので、気持ちを切り替えこのように休日を過ごしていた。
「アッシュ殿も、声出てるでござる~。これ、思ったより気持ちいいでござるよなぁ」
対面に座り、湯に足を入れて声を上げるのを見れば、テーブルから顔を上げてにこりと笑みをうかべて尾を揺らす。
そんなハクの眼の前に桶が置かれ、商売人という顔を浮かべられるのを見れば眉をぴくりと上げて。
「飲みたいもの?ふむ、それがしが飲みたいもの、おいくらでござる?」
あえて何が飲みたいか、という事は言わずに少し悪戯顔を浮かべて値段を聞いてみる。
今は特に能力封印の首輪等もつけてはいない。少々の金銭であればもちろんアイテムボックスの魔法である魔蔵庫にあるため、それで支払いを済ませようと考えていた。
■アシュベール > 「ほんほん、なるほどねぇー……お、そうだったんだー?
けど、たしかに。ふと戻ってきた時!……って、知人とタイミング合わなくて誘うのも出来なくてー……ってあるよねー……。」
彼女の色々な予定を聞くと、忙しいんだね~。っと、少しだけ心配する声色。
彼女が優秀な冒険者であることや、その肉体が常人よりも強靭な事は理解しているとは言え、無理だけはしてほしくないのは知人故の心配か。
それぐらい、色々な意味で忙しそうな彼女の近況。
お疲れー。っと会話の合間に、足湯に沈んだ彼女の足先をつま先でとんとんっとしてみたり。
「やー……実際、足を浸けてるだけなのに変な声出るよねぇ。うへー……。」
そう。足だけなのにだ。そもそも足は全身を支え、普段から凝っているところ。
其処がほぐされるような湯に浸されれば、声は出る。くすぐったいような、心地よいような。色んな感情を含めて。
「んー、ものによるかなぁ~?
牛乳。コーヒー牛乳。お酒。元気になるえなじぃなどりんく。これならこれぐらい、これならこれぐらい―――。
……ほら、前に魅せたと思うけどー……。ぼくは魔物を呼び出せるからねー? なーんでも用意できるよー?」
そう言うと、背部に展開する魔法陣。其処からひょこっと顔を出すのは―――宝箱。
もとい、ミミック。様々な魔導具。何なら雑品まで色々なものが収納されているもの。
彼女のアイテムボックスと同じで、用意しようと思えばなんでも用意できるのだ。
■ハク > 「うむ、声を掛けに行って留守だった、などとなる可能性もあるでござるからなぁ」
アッシュの返事にうなずきながら、足を動かしお湯を揺らしてちゃぷちゃぷと音をたてる。
その間に足先をつつかれれば、逆にやり返すように踝をつま先でつぅ、と撫でてみたりして。
「それがしは別に優秀、という訳ではござらんからなぁ。
今回もこの不老不死の特性を使った囮等でも働いているにござるし。
まぁ、無理ではない範囲で頑張ってるにござるよ」
ふー、とここ1ヶ月の動きを思い起こして息をつく。
魔物を誘引しやすい体質等も使って囮になり、自分ごと攻撃してもらってオークの群れを殲滅する、等といった事もあった。
もちろんそういう時は交尾にまで持ち込まれないようにしているものの、体は昂った分は繁殖してしまう魔物ではなく冒険者仲間に頼んでもいた。
この程度の事なら別に隠すようなものでもない、とあっさり説明しながら再び息をつき。
「うむ、いやぁ、足が気持ちいいのはいいことにござる……
アッシュ殿であれば『ざーめん?しょうべん?』とか聞くかと思ったら、思ったより理性的でござるな!
うぅむ、今はコーヒー牛乳の気分でござるかなぁ」
周囲に人気もないため軽く冗談を交えながら本音を漏らす。
甘いコーヒー牛乳は好物であり、味を考えるだけで尾をぽあたぱたと揺らしてしまう。
その間に出てきたミミック――アッシュの店でなんなら交尾したこともあるそれを見て、そちらにも手をふる。
もし触手が伸びてきたなら、普通に握手などするだろう。
■アシュベール > 「それは、悲しいねー……。実際、会いに行こう!と思っても会えないって、冒険者あるあるだよねぇ……。うひ。」
変な声が溢れたのは反撃を受けたから。凹んだ踝部分はやっぱり擽ったい。
ならば。とそのまま親指と人差し指をきゅっ。とかにのように開き、土踏まず辺りをつつぅ……となぞり返した。
「やー。ぼくはあの"死なない"のは強さだし、優秀だと思うけどねぇー……死んだら元も子もないんだし?
……あー。戻ってきた時、大変そうだねぇ……。大丈夫ー?やっぱりエリクシール持ってくー?
ぼろっぼろになっても多分こぉ……体質と合わさればすぐ治るよ~?」
溜息を吐き出す彼女がどれだけの事をしてきたかは、想像に難くない。
何せ、彼女の身体は魔物から格下として見られ、さらに誘蛾灯のように牡の魔物を引き寄せる極上の肉。
流石に、他の冒険者の居る所で"そういったこと"にはならないとは思うが―――。流石に知人がぐちゃぐちゃのどろっどろになるのを放置はしたくない。
結果、自分の店で一番回復力の高いアイテムを渡そうとする辺り、色々と甘い。
「あっはっはー。……まぁ、いっぱい飲ませたりそそいだりしたのは事実だけどねー。うへへ~。
ぼくのザーメンやおしっこはそんな値にならないかなぁー……。それに飲ませるなら、ねー?
おっけー。おっけー。ミミっくーん。」
冗談まじりなその言葉に、視線を腰回りに向けながら笑みを返す。
これもまた冗談か本気か。其処に注ぐ方が良い。とでも言いたげなそれだが。
―――そのまま、自分の言葉に反応し、ぱかっ!と開くミミックの蓋。
其処から伸びる影の触手の3本。1本はハクの手元に近付き、ひやっとした感触を伝えつつ握手。
もう3本はそれぞれ。―――粉末のコーヒーが包まれたパック。きんきんに冷やされたポーション瓶。
そして、前に彼女が買ってくれた……栄養価満点。精力増強。疲れた身体にミノタウロスの母乳。
それらを目の前で混ぜ合わせ始めた。
そう、栄養満点。ほろにがな自家製コーヒー牛乳が作り上げられ――それが、差し出される。
「はーい、おまちどーう。」
■ハク > 「アッシュ殿くらいであればだいたい店にいる、居ないにしても外に出ているだけ程度であろうが……
知り合いにはもう別の国に流れ、とんと音沙汰を聞かないものも居るでござるしなぁ」
ふと、この国に来て初めてお世話になった龍人の女性を思い出して遠い所に視線を移しながら彼女の事を思い出す。
とはいえ、最後に出会った時には子宝に恵まれて仕事で別の国に行く、という話だったので無事ではあるとは思っている。
そもそも戦闘能力は自分より高かったのだ、不意を付かれるとかもないだろうとは思っていて。
「いやぁ、流石にそこまでは大丈夫でござるよ。
そりゃ死ぬのは苦しくて嫌ではござるが、それ折込の作戦でござるし、そもそもエリクシールを貰っても死亡回避はできぬでござるし……
生き返る時は痛みはないので、ちょっと疲れて発情するくらいでござるから大丈夫にござる」
アッシュの気遣いを受けながら、大丈夫と顔を横に振る。
そういえば死んだ後の復活のときの話はしていなかったか、と思って少しおどけるように説明をした。
生き返った直後は衰弱状態になっているのもあってか、生命力を求めて発情状態に陥る。
媚薬を飲んで魔物を誘引する気配を強め、魔物に囲まれ発情しつつ一緒にまとめて薙ぎ払われ。
そうして起き上がった直後であれば強い発情状態になるので仲間とセックスする、という流れは今回の依頼でない時でも行った事のある行動だった。
「まぁ逆に、死にづらくなるようなアイテムがあれば嬉しいにござるが……
そういうのがあれば、今度頼むにござるよ」
そしてエリクシールのかわりにそんな魔導具があれば、と相談のように声をかけつつテーブルごしに向けられる視線ににこりと笑みを浮かべて軽く足を開く。
もしテーブルの下に頭を持っていけば、ミニ浴衣の中下着をつけていない子供おまんこが見られるだろうが、そこは気にしていない。
そうして伸びてきた触手と握手をしながら目の前で作られたコーヒー牛乳を受け取り、浴衣の小袖にいれていた10ゴルドをテーブルに転がして渡し。
そのまま頂きます、と手をあわせて美味しいコーヒー牛乳をくぴくぴと飲んでいくのだった。
■アシュベール > 「一応、店を作ったら、この状態からどこかにいこう!とかは考えないよねー……。
別の国……近場ならバフートとかヤルダバオート。……シェンヤン……けど、そういう人からふと。文が届くとかもあるしねぇ。
……また会えるといいね~……。」
彼女が思い返す仕草を見せれば、先程までのくすぐるような足の動きじゃなく、土踏まずで足の甲を包むようにして、ちゃぷ、ちゃぷ。まるで子供をあやすように。
其処だけ切り出したら、何かあったのかもしれない。と考えたことによる行動。
―――勿論、その女性が目の前の彼女よりも強い存在だとは露知らず。
「そりゃそうだよー。苦しくて嫌になるかもしれない。それが普通ー。だから、魔具を手にとって、自分が死なないように着飾るんだからねぇ~……。
……うん?なんか初耳だな……? そんな体質だったの?」
知らなかったので詳細を聞いた。そして、伝えられるのは彼女の色々な意味で物凄い体質。
実際、色々な意味で常人が狂うような行為を行ったが、彼女はそれを受けてもなんだかんだ生き延びていた。
ので、少年としては『彼女は死ににくい』『常人よりも強靭』という印象を宿していたのだが―――それよりももう一段階があったことに、驚きの表情を浮かべていた。
「……なるほどねー……。
……あー、うん。あるよ~? それなら常備してる。
じゃあ、久しぶりに有った記念とー……。」
作りたてのコーヒー牛乳を渡してから、少し考える素振り。
それを美味しそうに飲み始める彼女を横目に。
―――此処で隣にある宝箱に身体を寄せ、少し前傾気味に中身を漁る。
当然、視線の高さは低くなり。テーブルの真下にある可愛らしい牝の恥丘が見えるので。
「……かわいいあそこも見せてもらったし、はいどーぞー。」
わずかに。その湯浴みに牡の陰影を浮かばせながら、両足をだらんと開き。
此方も覗き込もうとすれば、濃厚な精を宿す膨らみなどを見える格好を取りつつ――10ゴルドの代わりに、不格好な人形のようなものを差し出した。
「身代わりの人形。錬金術士のホムンクルス?って概念をお借りしたやつでねー。
着用者が瀕死になる痛みを受けた時、砕けて痛みを肩代わりしてくれる。こういうの、どーう?」
■ハク > 「最後に聞いた話ではシェンヤンから更に東に向かったという話なので、今はどこにいるやら。
まぁもし文が届けば喜んで飛び跳ねるかもしれんでござる」
ははは、と明るく楽しげに手紙が届いた事を想像して笑みを浮かべる。
その顔色や声色には悲壮さや空元気などはなく、純粋に楽しみにしている様子が感じ取れるだろう。
だからこそそれで、不幸な出来事などは起きるはずがないという確信も得てもらえることだろう。
「ん、まぁそんな説明することでもないでござるしな……
体質をいうと、まず死なないので飲食は不要。ただ習慣として食事を取らぬと精神的に弱るでござるな。
それがしが人間と認識している相手では孕めない、魔物と認識している相手では孕む。
3時間もすれば傷が治るのも説明したでござるよな?
処女膜も戻るでござるが、処女膜を破かれたらおまんこがおちんぽの形を覚えて専用おなほまんこになるでござる。
多分死なない、死ぬ時は苦しさを覚えるでござるが生き返った直後は魔法を何も使えなくなる上発情期になる。
と、これくらいでござるかなぁ……」
もうすっかり自分の体質には悪い意味で慣れてしまっている。
娼館で仕事する分には得としか言えない体質であるが、逆にゴブリン等に捕まってしまえば便利に犯され繁殖してしまうハメになる。
そういう体質を指折りしながら教えていくのは、アッシュに対するある程度以上の信頼にもよるもので。
「おお、それはありがたいでござる!
……かわいい、と言われるのは照れるにござるなぁ。もう何度も見られた場所ではあるでござるが」
アッシュの店に行くたび、納品して報酬をもらうたびにご褒美セックスしてもらっていたので見せる事は羞恥で快感を覚える、でとどまるようになっている。
むしろミニ浴衣の裾をめくってちゃんと露出してしまい、無毛のおまんこを晒しながらその人形を受け取りお礼を言った。
■アシュベール > 「わーお。そんなにかぁ……そこまで行くと、確かに何処にいるのかーって考えちゃうよねぇ。
……うへへ。だろうねぇ~。だから、ちゃんと文が届くように王都に戻ってこなくちゃだめだよー?」
微笑む彼女に、ふにゃり。と微笑み返す図。
それはお得意様である彼女が、ちゃんと此処に戻ってくるように。と言う感情を込めた言葉でもある。
その声色が宿すそれ。きっと、別離とかそういうものではなく、単純に遠くに行った友人に対して思いを馳せている。ということが理解できれば、
心配なんて何一つしていない。―――それを察せられて、笑みが溢れたのだ。
「や、まー……そうだねぇー……。
いきなり、『拙者は死んだら復活して発情するでござる!』……って言われても困惑するしかないしー?」
妙に似ている声真似の後。
「うんうん、其処は聞いてるよー。実際、ハクの体質は凄いって思ったからねー。
まー、だからこそ。色んなアイテムを使ってほしいなぁ~。って、素材納品の時に色々と渡しちゃうわけなんだけど~。
いい意味でテスターとして、優秀なんだよねぇー……。
実際、ぼくがやった時もそうなってたよねー……。あれぇ?って思ったしー……。
其処で魔法を使える!ってなれば、もう負けなしだからね~。ハクの心臓は其処まで都合良くされてないってことなんだろねー……。
……大型モンスターには気をつけなよ~?
ぼごって……子宮ぐちゅぐちゅにされてー、殺されながらえっちなことされてー……覚醒しながら発情してとか、目も当てられないよ~?」
脳裏に思い描いたのは、彼女をまるでオナホールのように使う巨躯の魔物に犯された場合、だ。
いや、既に彼女なら軽く経験してそうではあるが。
「保険って意味では割りと売れてるんだよね~。これもまた、テスター代ってことでー。
……かわいいところは何度見ても可愛いんだよー……? だからこうやってー……むらってするんだしねー?」
人形を差し出し、ふにゃっとした笑顔を浮かべるだけなら、まだ店主とテスターのバイトという構図。
だが、ぺらっとミニ浴衣の裾が捲れ、ぷにぷに無毛の入口が顔を出すなら、
お返しというように湯浴みを左右に引っ張り、その境い目を緩めさせ―――びぐん。と脈打つ牡の象徴を見せ付け返し。
■ハク > 「それはもちろんにござる!王都に一応住所を登録してるでござるからなぁ。月に1度は確認してるでござる」
アッシュの気遣いの言葉と感情をしっかりと受け止め、うむ、と頷き。
実際、こういう長期契約を結んだ場合や……魔物に捕まって苗床になっているとき、騙されて奴隷落ちしてバフートに売られた時以外は毎月ちゃんと確認をしていた。
冒険者ギルドにも不老不死であることは登録しているため事情を考慮してもらい、一応数年程度であれば保持をお願いしている。
「まぁ、たしかにそうでござるなぁ……あんまり説明するような事でもないでござるし。
こうして足湯が気持ちよかったのでつい、といった所でござる」
声真似をされれば少しばかり笑みをうかべ、この足湯でまったりしていたのも原因だと言い訳をし。
「テスターとしての仕事は割がいいでござるし、魔導具も回してもらえるのでこっちも本当に助かってるでござるよ。
……んーー、いや、心臓のはまた別件でござるな」
魔法も使える不老不死、ではあるが蘇生直後は魔術は使えない。
ただ正確には普通の魔力を使った魔術は蘇生時に空になるため使えず、かわりに心臓が全身に巡らせる淫魔の魔力による淫魔術だけは使える状態になるのだ。
交尾相手の体力と精力を回復させる房中術や、妊娠時間を短縮する慈愛の揺籠。
そして魔王の姿となりテイマースキルで自分をテイムした状態にだけアッシュにも有効になる一時的に魔物を強化する魔の精髄も自動で発動する。
だからこそ、アッシュの言う通り……オーガ等に犯し殺されながら何度も何度もオナホ扱いで囚われていたこともある、と説明をした。
「んー、アッシュ殿、お部屋かお風呂かでえっちするでござる?」
勃起ペニスを見せられて尾を揺らし、立ち上がってアッシュの隣に移動する。
手を伸ばせば簡単に相手に触れる事ができる距離で、抵抗なければアッシュのペニスに手を伸ばし扱きはじめ。
別にここで交尾するならそれでもいいとは思いつつ首をかしげて聞いてみる。
■アシュベール > 「おー、えらいえらい。―――じゃあ、次は。さっきのアイテムの使い心地、ちゃーんと戻ってきたら報告するんだよー?」
問題はその使い心地。瀕死級のダメージが発生しないと感じ取れないのだが。
それはそれとして。次に彼女が戻ってくる際には、ちゃんと自分のところに顔を見せるように、と。お得意様に対して、気に掛ける言葉を。
「……実際、体質系って自分の事を教えてもいい!って人相手じゃあないとねぇー……。
おっと、違ったかー……。改めて、こう。ハクの身体って色々な術が混在してるよね~。」
色々と説明はされているが、複数種あるからこそ、どれが何処に紐付けられているか理解していない。
結果、前に魔物を使役する能力で効果を発動させようとした時に、前提条件が達成されてません!―――と、発動キャンセルされたこともあったのは、懐かしい話。
「あ、やっぱりあったんだー……。」って、ちょっとだけ苦笑い。想像してたら既に経験済だった。さすがである。
「―――んー、そだねぇ。
お話してたら、むらっとしてきたしー……それじゃあ、せっかくだしお部屋に行こっかー……?
足湯にいっぱいいろんなの浮いちゃったら、他の人が困っちゃうだろうしね。うへへ。」
隣に腰掛けてきた彼女に、自身の身体を擦り付け―――。
あわせて、その細い指と掌が自分の雄の象徴を撫でてくるのなら、お返しというように尻尾の付け根辺りを指で軽く引っかき。
提案のまま、狐の少女と魔族の少年はチェックインした自室へと消えていく。勿論、そこで行われるのは、これまでも行われている―――子供同士とは思えない、濃密な交尾であり。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からハクさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアシュベールさんが去りました。