2023/05/19 のログ
■サウロ > (涼し気な夜風が金糸のような短い髪をさらりと揺らす。
ただのシャツよりも薄い浴衣という備え付けの衣装は着付けも苦労した。
濡れないように裾を少し上げて膝から下を晒した格好。
少しだけだらしないと思いつつも、両手は後ろにやって、身体を少しだけ傾ける。
美しい夜空を眺めながら、足からじんわりと温まっていくのが心地が良い。)
「……、────」
(無意識に口ずさむのは、歌詞もおぼろげなメロディ。
物心ついた頃には覚えていたもの。覚えているのはサビの部分だけだが、
サウロを育てたシスター曰く、曲調的には子守唄らしい。
今でも、細く途切れそうな記憶の紐を手繰るように紡いで、忘れていなかったことに安堵する。)
■サウロ > (しばらくもしないうちに、仲間が一人やってきて。
小さく歌っていたことを揶揄われたりしながら、一緒に足湯をしつつ語らい。
ゆっくりとした時間を過ごしてから食事でもと誘われて頷き、
上がる時に足を拭いてから雪駄を履いて、足湯エリアを後にしただろう。)
ご案内:「九頭龍の水浴び場 足湯」からサウロさんが去りました。