2023/05/05 のログ
プリシア > どれだけの時間をそうして過ごしていただろう。
気持ちの良い温泉でゆっくりと寛げると時間を忘れてしまうもので。
はた、と気付いた時には露天風呂に1人だけ。
屹度其の間にも人が出たり入ったりしていたんだろうけれども、星空を眺めていた幼女は気付けなかった。

「あれ…?」

そんな状況にキョロキョロと周りを見渡す。
長く湯船に浸かっているにも関わらず、逆上せたりしないのは強みだが。
こうしてボーッとして時間を過ごしてしまう時が在るのは気を付けないといけないのかもしれない。

プリシア > そろそろ戻らないと心配させてしまうかも。
そう思えばやっと湯船からあがり、脱衣室へと向かうのだった。
後は着替えて、部屋に戻って、又もう暫くは子供達の時間が続くのだろう。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からプリシアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にロイナさんが現れました。
ロイナ > すっかり暖かく、を超えて暑くなってきた季節柄。
日々かいた汗を流しにやってくる老若男女でここは相変わらず賑わっていた。
数多ある温泉の中の一つ、広々とした露天風呂にひとりで浸かる淫魔の少女。

「はぁ~~…」

王都内で知り合った妙齢の女性と共に訪れたのは良いが、彼女はほんの少し目を離した隙にどこかへ消えてしまった。
なのですっかりへそを曲げてひとりお風呂を楽しんでいる、というわけで。
大きなため息とともに伸ばした両脚を揺らす。ぱしゃぱしゃ、と水面が揺れる。

「迷子になったのかな~。それとも他にイイ子が…?」

いずれにせよ、このままじゃただお風呂を入りに来ただけで終わってしまう。
くたりと頭を後方に傾け、夜空を見上げた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からロイナさんが去りました。