2023/05/01 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にビーンさんが現れました。
ビーン > 今日も今日とて学舎で学び、訓練場ではたっぷりと訓練漬け。
頭も体も酷使しておりどこかふわふわとした頼りない足取りで、濡れる足元滑らぬように時折足を止めながら進む裸の少年。
幾つもの湯船から立ち上る湯気に包まれれば、寒さも遠く。

端っこの人目につかない湯船を見つけ、誰もいなければほっとしたようにそちらに脚を向け、たどり着けば先ずは屈み手桶に湯を掬い肩から背中に流していく。
少し温めの湯が肌を滑れば白い肌はほんのりとピンクにそまり、背中側から見れば女の子の様にも見えてしまうかもしれない。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にビーンさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にビーンさんが現れました。
ビーン > とりあえず、そのままチャプンと音を立て足先から湯の中に沈め、熱すぎなければほっとしたようにそのまま湯船の中ほどまで進んでからゆっくりと膝を曲げ腰を落としていく。

沈み込む体、包み込む湯の熱にほぁっと気の抜けたような吐息を漏らし一息。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にルプスさんが現れました。
ビーン > 数ある温泉の中でもこの場所はぱっと見目立たないところにある、何の変哲も変わり種も無い湯船という、落ち着いた場所。
その湯の中で足を延ばし今日もたっぷりと使った腰や太腿の筋肉を解す様に軽いマッサージをしたりしつつ寛ぐ小さな姿。
視線は自然と舌に下がっており、警戒もしておらず隙だらけである。

ルプス > (さて、少し前からこの浴場には居た。今日は食事よりゆっくりお風呂の気分だったので強力な幻術をかけてほかから見つからないようにしていたわけで。他の湯船で少し温まったあとにこちらのお風呂に入ってみようとすれば先客がいる。この場合、家ではないのだけど、性質として招かれなければ入ることはできない。諦めようと思ったけど、お風呂の中でも匂いでわかる。知っている匂いだ)

「………」

(じぃっと後ろから少年の肩を見つめる。すぐ背後に膝をついてもほとんど気づかれないだろうそれのまま)

「……」

(すぅっと両手を伸ばしてビーンの肩へ、マッサージするようにほぐしつつ、二の腕や湯の中の胸のあたりもまさぐるようにいたずらしてみよう。四つん這いになって耳もハムハムしてみたい。流石に触れると幻術の効果は急速に弱まるけれど、どこで気づくだろうかあ)

ビーン > のんびりほやほやとしていた少年である。
ちょくちょく使っていたが、この場所についてはあまり人が寄ってこないのをいいことに警戒心のかけらもない。
湯の中野自身の太腿や足先を解すように軽く前かがみになったところで、なんとなく視線を感じる気がする。

「…?」

きょろきょろと見回すも、卵の殻が多くついているほどの新米魔術師故に幻術に気づくことは出来なかったようで、再び丁寧に足先を撫で始める。

そんな折に肩に触れる感触、解されればふわぁぁっと、どこか甘い吐息を漏らす。
はて、自分以外にいただろうかと見回すもやはり誰もいない…。

流石にこんな賑やかな場所では幽霊やらお化け、レイスの類も出ないよね。なんて内心考えている内にその手はあっという間にしなやかな二の腕や薄い胸をまさぐられれば擽った句じたばたと暴れれば、自然と水面が乱れる。

「ふぇっ…ぇぇええええ!? んっ… ひゃ… んんぅ…」

流石に誰かいると、気づくもそんな状態では旨い子と幻術崩しの魔法の発動が出来ずに不発に終わる。
急速に弱まり普段なら崩せるぐらいの効果でも術を破れずそれがまた小さく混乱する。
声を上げると余計に人目を引いて、さらによからぬ存在を招いてしまうかもなどと考え、きゅっと口を閉じて気を落ち着けようとしていく内に隙だらけの背中、くすぐったさに耐えようとすれば、閉じた唇、細い喉のなかで小さく甘く唸ってしまう。
装甲している内にあっさりと相手の腕に囚われて耳やら項やら肩をハムハムされてしまうのだろう…。