2023/01/24 のログ
カティア >  
 
「まあ、どうしてって言うなら同性カップル向けなんでしょうね。
 故意に案内されたか、偶然なのかはわからないけど」

 魔術的に混沌としているこの温泉宿は、偶発的に奇妙な温泉に当たる事もよくある。
 恐らく、今回は偶然だろうとは思うが。

「大丈夫?
 少しのぼせちゃったかしらね」

 そう言いながら、少女の額に触れるが。
 きっとこれでもまた、少女の下半身に血流が集まってしまうのだろうけれど。

「ふぅん――それ、私に欲情しちゃってるのかしら」

 座り込んでしまった少女を見て、どうしようかと悩む。
 無理やり少女を襲って、一時的に楽にしてあげるのは簡単だが――と。

「――うん。
 いい機会、なのかも」

 少し考えてから、少女の股の間をのぞき込むような高さで湯船に膝立ちし。

「リラ、そのまま、目を閉じたままでいいから――これ、さわってみて。
 大丈夫、私も一緒にいるし、怖くないから」

 そう言って、自分で男性器に触れてみるように促した。
 

リラ >  

「んっ……はぅ……」

下半身に血が行っているおかげか、湯当たりの心配は無いのだが……
それとは別の要因で熱に浮かされてしまっている。
湯から上げただけでは効能が消えるまで持たないだろう。

「わたし……カティアさんに……」

同性に対する情欲―――
これまで意識の外にあったものが、今は少女の思考を支配していた。
しかし、欲に任せて襲い掛かるような性質でもなく。
ただただ困惑と焦燥の表情を浮かべている。
そんな様子だから、あなたの言葉には素直に従うことにした。

「さ、さわるって……こう……?」

目線は背けたまま恐る恐る手を伸ばし、熱の発生源へ。
おっかなびっくり指先で触れたり、つついたりしてみる。

「んひゃっ……な、何これ……」

それだけの刺激でもびくびくと脈打ち、驚きの声が上がった。
自分の身体なのに別の生き物を触っているかのようだ。

カティア >  
 
「そう、私に欲情しちゃってるの。
 でも大丈夫、変な事じゃないもの。
 今は私の事を思い浮かべて、楽になる事だけ考えればいいからね――」

 そう、少女の膝に手を置いて、見上げながら声を掛ける。
 優しく、誘導するように。

「ふふ、ちょっとびっくりしちゃったかしら。
 今度はそっと、柔らかく握ってあげて。
 きっと、それだけでとっても気持ちいいわよ?」

 そう言いながら、引っ込みそうになってる手の、手首をとって、大きく張り詰めた男性器に誘導する。
 

リラ >  

「うん……わかった……」

ぎゅっと目を瞑り、真っ暗な視界の中で聞こえてくる声に身を任せて。
自分が選んだ下着を身につけて来てくれたことや、
間近で見て目に焼き付いたしなやかな肢体を思い浮かべる。

「ぁ……んぅっ、はぁ……っ」

優しく導かれ、軽く握り込んだ手の中でペニスが大きさを増していく。
普段の自慰とは全く異なる刺激に戸惑いながらも、
身体はしっかりと快感を覚えて甘い声が漏れた。

「きもち、いい……っ♡」

にぎにぎと数度に分けて握る手に力を籠める。
適切な刺激の与え方など知らないため、傍から見ればもどかしい光景だ。

カティア >  
 
「ん、いいこね――」

 目を瞑る少女の頭に手を伸ばして、また優しく撫でよう。
 甘えんぼな少女は、きっと触れ合っている方が安心してくれるだろうから、と。

「ふふ、そうでしょ、きもちいいの」

 自分の手で、恐る恐る握って、力を籠めたり、緩めたりしている様子は、あんまりにも愛らしい。

「そのまま、ゆっくり、一番気持ちいい強さを見つけて?
 そしたら、もっと気持ちよくなる方法、教えてあげるから」

 そう言いながら、ふぅ、と、すぐ近くで見ている事をアピールするように、いたずらに吐息を吹きかける。
 カティアの吐息も、今の少女には少々刺激が強いかもしれないが。
 

リラ >  

「んっ……」

囁き声と優しく撫でる手。
安らぐような心地と蕩けるような快感が同時に湧き起こる。
これでは、どちらがサキュバスか分かったものではない。

「いちばん、きもちいい……ふぁあ……♡」

もはや息が掛かるのすら気持ち良い。
探るような手つきは、やがて丁度良い力加減を覚えるだろう。
次はどうすればいいか、窺うような気配を醸し出す。

カティア >  
 
「あらら、もうこれだけでも幸せそう――。
 とっても可愛いわよ、リラ」

 そう言いながら、少女の握った手に片手を添えて。
 ゆっくりと誘導しながら、反り上がる男性器に合わせて、手を動かしていく。

「――ほら、こうして、ちょっとずつ、上下にうごかして?
 我慢できなかったら、おっきく動かしてもいいけど――ちょっと気持ち良過ぎちゃうかもね」

 なんて、男の自慰の仕方を、自分の手で誘導しながら教えていく。
 サキュバスの血を引いてるのは彼女の方のはずなのだが――今は、まるで自分が初心な子を誘惑する悪魔になった気分で、とても高揚していた。
 

リラ >  

「カティアさ……っ、はぁ……♡」

普段なら心躍る誉め言葉も、今は快楽を引き出すスパイスとなって。
より硬さを増していくペニスを握る手が、添えられた手に動かされる。

「ひぁっ♡ これ、すご……っ」

表面を覆う皮が擦れるたび、痺れるような刺激が駆け抜けた。
先端から透明な雫がじわりと滲み出し、手の中でにちゃにちゃと音を立てる。
それが更に刺激を高め、気が付けば自分から手を動かしていた。
先程までの不安な表情はどこへやら、すっかり快楽の虜だ。

カティア >  
 
「あは、すぐにぬるぬるになっちゃったわね。
 上手上手、その調子よ」

 先端から溢れる先走りで、少女の手の動きはどんどん滑らかになる。
 もう、カティアが手伝う必要もない。

「ほら、その調子で、先っぽから、根元までいっぱいに動かして?
 もう自分で気持ちよくなれるでしょ?」

 そう言いながら、空いた片手で、少女の内ももを優しく摩る。

「そのまま気持ちいいのに任せて――私の事、沢山考えて――そしたら、すぐにとっても気持ちよくなれちゃうから――」

 どんどん湿った音が大きくなる中で、と息のかかるような距離で『はじめて』の瞬間へ導くように囁く。
 少女の異物から立ち上る熱は、少女の情欲の味と匂いを伝えてきて、カティアの感覚まで溶かしてくるよう。
 自分の息が荒くなってるのを感じて、自分がとても興奮しているのが自覚できた。
 

リラ >  

しばらくの間、夢中で手を動かす時間が続く。
短く荒い呼吸をしながら、痛くないギリギリの強さでペニスを扱き上げる。
テンセイの湯によって少女の下半身は男のようになっているが、
顔立ちや胸の大きさはそのままで、性別は半々といった様相だ。

「カティ、カティアさんっ♡
 なにか来る……来ちゃうよぉっ♡」

さらには空いた手で自身の乳房を揉みしだき始めた。
最初は揉むだけだったのが、乳首を摘まんだり指で弾いたりして刺激を加える。
ペニスを扱く手と違って、こちらは慣れた動きだ。
やがて身体の奥底から熱いものが込み上げてくるのを感じると、
助けを求めるような声であなたの名を呼んだ。

カティア >  
 
「あらあら、おっぱいまでもんじゃって。
 ふふ、そんなに気持ちいのね」

 切羽詰まった声で名前を呼ばれると、ぞくぞくとした感覚が背筋に走る。
 もう少女は限界だろう、すぐに『はじめて』の瞬間が訪れる。

「大丈夫、そのまま気持ちいいに任せて。
 今のリラ、とっても可愛くて、とってもエッチよ――ほら、ほら――、私に見せて?
 リラの、『はじめて』イクと、こ、ろ」

 少女の内股を撫でながら、甘い声で急かすように言葉を続ける。
 そして、少女に自分が今から『イク』のだと、教えるように。
 

リラ >  

「だってぇ……っ♡
 カティアさんに、されてるって……思ったらっ♡
 身体が勝手に動いちゃうのっ……♡」

人の気も知らないで、あなたに愛撫を受ける想像をして。
はじめての男子の快楽は、すぐさま少女を上り詰めさせていく。
自慰そのものの経験はあるが、男のそれは――その先にあるものまでは知る由もなく。
かと言って止める術も持たない少女はひたすらに手を動かした。

「やぁっ……見ないで……!
 女の子なのにっ、おちんちんで気持ちよくなっちゃうところっ……
 イっちゃうところ、見ないでぇッ♡」

一握り残された理性が羞恥を訴えるが、言葉とは裏腹に激しさを増すばかり。
やがて、限界まで高められた快楽が―――弾ける。

「だめっ……わたし、もう……ッ♡
 イっちゃうっ♡ おちんちんイっちゃうぅッ♡」

切ない声を上げながら、全身がびくびくと痙攣し、
腰を突き出すように仰け反って絶頂を迎えた。
同時にペニスの先端から熱い精が迸り、正面にいるであろうあなたへと飛散していく。
それは、まさしく男のそれと同じ射精であった。

カティア >  
 
「ん――っ、は、あっつい――」

 少女の射精は勢いよく噴き出して、カティアの顔を白く濁った精液で汚していく。
 少女の腰が突き出され、何度も震えて、そのたびに白濁が顔に掛かる。
 とても熱く、そして、カティア自身驚くくらい、甘美な味わいが――。

「ふふ――イっちゃった。
 私にえっちな事されてる妄想して、自分でおちんちんしこしこして、はじめての射精しちゃったわね?」

 そう言って、自分に掛かった精液を指で拭って、舌で舐めとる。

「リラの精通、ごちそうさま」

 そして、しっかり射精できたことを褒めるように、少女に生えた性器の裏筋を、指先で根元から先端まで、優しく撫で上げた。
 

リラ >  

「は、ぁ……ッ♡
 イっちゃっ、たぁ……♡」

時間としては一瞬なのに、まるで永遠に続くかのような射精感。
全身の熱が鬼頭から抜けていくような感覚に身震いする。
いつも味わっていた絶頂とは段違いの快楽。
その余韻に浸るようにゆっくり瞼を開いた少女の目に飛び込んできたのは、
己が吐き出した精によって白く染め上げられた大切な人の姿だった。

「……あっ、ああ……!
 カティアさん、わたし、なんてこと―――っひゃうッ♡」

自分のしでかした事にショックを受けた様子だったが、
射精直後の敏感なペニスを撫でられれば素っ頓狂な声を上げた。

カティア >  
 
「もう、上手に出来たわね、って褒めてあげてるでしょ?
 そ、れ、と、も。
 今度は私に『射精』させてほしい?」

 裏筋を小さな手の平で、優しく撫でさすりながら、立ち上がる。
 その気になれば、このまま、またすぐに『気持ちよく』してもらえると教えるように触れる。
 ――が。

「――なんて、ね?」

 狼狽えるだろう少女の頬に、優しくキスをする。
 ついでに、少女の頬にも着いてしまった精液を、ペロリと舐めとって。

「今日はこれくらいにしておきましょ。
 リラのひとりえっちも見れたし、『はじめて』も貰っちゃったし――リラが普段、なにを想像してオナニーしてるかもわかったし、ね」

 と、性器の先端をぴん、と指で弾いて。
 お湯の中に一度潜って、精液を洗い流す。
 ついでに、興奮しきっていた自分を落ち着けるように、少しの間潜ったまま、ぶくぶくと泡を作って。

「――ぷ、はあ。
 本当はこのまま押し倒しちゃいたいけど。
 私、リラとするときは、リラの方からおねだりさせるって決めてるから」

 と、再び顔を近づけて耳元で囁いた。
 

リラ >  

「あぅ……っ」

続きを期待させるような問いかけを受け、言葉に詰まった。
このまま快楽に身を任せてしまいたい気持ちと、これ以上はよくないという気持ち。
二つがせめぎ合っている内に手は離れていってしまう。

「わ、わたし普段からこんなんじゃ……ひんッ♡
 ……も、もうっ!」

一度射精したおかげか多少は意識がはっきりしてきた。
おかげで恥ずかしすぎて顔が茹でダコのようになっているが……
ぶんぶんと頭を横に振って邪念を追い払う。

「~~~ッ!?」

しかし、トドメの囁きを食らって思考がショート。
ぷしゅうと音を立てる勢いで今度こそのぼせてしまうのだった。
脱衣所まで運ばれ、意識を取り戻す頃には温泉の効能が切れ、
元のつるりとした女性器に戻っていることだろう―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 暖かなお湯に包まれて、白いお湯に、身を委ねて。
 大きな大きなお風呂場は、今日も良い感じにリスの体を癒してくれている。
 全身を浸せれば、白いお湯が少女の肌を隠す様に包み込み、全身に残っている疲労感を拭い去ってくれていくようだ。

「あぁ……ふぅ。」

 湯船の縁は大理石、東洋風のお風呂だけではなく、こう言う此方のタイプのお風呂も備え付けがあるのがいい所。
 全身を弛緩させて、足を延ばし、湯の中に白い少女の乳房を浮かべるようにして。
 温かく優しい温度のお風呂の中で、白い吐息を吐き出す。
 この場所は、九頭龍温泉で、九頭龍の水浴び場。
 平民地区にあるお風呂屋で、宿もやっているし、日帰りに温泉を堪能することもできる場所。
 そして、一部の知っている客であればわかる事だが。

 性的なサービスなどもしている店らしい。
 何やら、こそりと貴族の人たちが来てもいるらしい。
 まあ、その辺りはらしいと言うだけで、平民のリスには関係のない事。

 性的なサービスの中には、ハッテンバ……出会いを求めてと言うのもある。
 ここで、誰かが来るのを待って、声を掛けて、気に入れば、そのまま宿の部屋に入って……と言う事も、出来る。
 そんな場所が、この温泉なのだ。