2022/12/11 のログ
■テンドン > 「あ゛~………」
ひえひえに冷え込んだ夜の大気に触れて湯船から立ち昇る湯煙は殊更に白くけぶっている。
夜更けの露天風呂に人気はなく、殆ど貸し切り状態で浸かり切っている。
石縁に背中を預けるようにしてぐんにゃりと骨抜きの状態で夜空を仰ぎ見る姿勢で寄り掛かり。
「あうあうあうあ……」
夢心地の気持ち良さに言語中枢が馬鹿になっている。
熱の循環して血行の良くなった肌色がほんのりと赤味をさしている状態。
■テンドン > 「このままボク…温泉に住む…温泉の子になる………」
長閑に呟く声が風呂の空間に満ちて消え入る。
睫毛までぽたぽたに湯雫を実らせて零しながら伸ばし切った膝を立て直し。
湯の中に沈み込んでいる両脚の脹脛辺りに手を当ててぐいぐいとセルフ揉み解し回り。
■テンドン > 「お風呂上りは絶対氷入れた果実水でも飲も……蒸し風呂とかもいいかな…マッサージも頼んじゃおうね、えへへ、贅沢気分ー…うひょー」
周囲をきょろきょろして邪魔にならなさそうだと確認した後に。
ざぶんっと地を蹴って湯面の上に仰向けになってぷかぷか浮かぶ。
そのまま行儀作法も悪く、湯を足で掻いて背泳ぎ状態だ!
すい~~と湯水の表面にⅤ字型の波が奔り、その中心には海月みたいに銀色の髪を揺蕩わせながら泳ぎ回るのが居る。
■テンドン > 「世界はボクと一体化…この統一感…そうか、宇宙とは温泉、温泉とは宇宙だったんだね……」
新たなる天啓に目覚めんがばかりの面持ちで見上げる夜空に、きらきら光るお星様の天体よ、自由闊達に端から端へと移動中。
くるりと辿り着いた温泉縁で潜水しながらターン。軽く蹴り付けるがさして距離は稼がず今度は逆に俯せがちに半分沈んだ状態。
「o000o000(訳:水死体)」
言葉の代わりにがぼがぼごぼごぼ深く湯の中につけこんでいる顔から零れてふきあがる泡が湯面に昇ってはあわくも弾ける。
■テンドン > ざば、間も無くして悪趣味な物まねはやめにして、びしょぬれの濡れ女状態で、湯船の中で膝立ちになりつつ。
周囲の石垣部分に腕を組み合わせるようにして、そこに顎を乗っけた、寄り掛かって休憩。
ぽたぽたと頬や額に張り付いた髪の筋を経由して滴る湯水がまた温泉にへと還っていく。
「完全無欠だと思ってたけど、一つ欠点にも気付いちゃった。それは一旦入り込んでしまうと絶対湯上り凄く寒いから出づらいねってこと。これ温泉の真理だね」
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「ふぅ、やっぱり寒い日には~」
とそんな中に一人の青年も露天風呂へとやってくる
「温泉だよなと、つい来ちまうよなぁ」
そんな様子で軽くかけ湯をしてから湯舟へと無化へば先客に気が付き
「おや先客か、お邪魔するよ」
とまずは一声かけるその声はs¥この前解体作業を手伝った青年の物のようだ
■テンドン > 「ふぁ~い」
ぬるい生返事が応答。
「ってお兄さんか~」
直ぐに相手の声の正体を察知し、ぐるりと寄り掛かる姿勢から表裏逆に座り直し。
背中を石垣に預けて、ぐうっと両脚をまた延ばしなおす。
■ジュン > 「ん?その声は」
と一つ思巡
「あぁ、あんときのもこもこ」
もこもこ
あの時と姿が違ったので気が付くのは遅れたが声で気が付いた
「そっちも温まりに来たのか」
そうって一応距離を取りつつも隣(といっていいのかという距離)に
■テンドン > 「もこもこです」
張り付いている髪を手で掬い上げて。
湯船の外側で軽くぎゅーっと絞って湯水を追い出しつつ。
「そうだよ~、寒いもんね~。寒い日には温泉が一番!お兄さんもおふろー?」
ふんふん鼻歌交じりできょろんと一瞥だけが振り返り。
■ジュン > 「やっぱりか、まあ背丈は似てるしな…大分着込んでたんだなあんとき」
あの時と今のギャップに少し驚きつつ
「あぁ、寒いときにはやっぱり温泉だよな」
と話しかけるようにそちらに顔を向けるつつ容姿をもう一度観察
■テンドン > 「滅茶苦茶寒かったからね、あの場所、風通しが良すぎるもん。あったかくしてなかったら即死だったよ、危ない危ない」
ぶるぶると思い出すように湯船の中で身震い。
「お兄さんが手伝ってくれたおかげで少し懐に余裕が出来たので、今日は少しお金を出して湯船につかりに来たわけです、感謝感激。こんな夜更けに来るなんて、中々『通』だね、お兄さんも」
一度振り返った後には特別に目を向けるまでもなく手慰みに水鉄砲を手で組んでぴゅっと湯飛沫を虚空に飛ばしたりしつつ。
■ジュン > 「まぁなぁ…後処理は大変だったが」
「だろ?あまり人もいないしでゆっくりするにはちょうどいいんだ」
そこで手持ち無沙汰になったか真似して同じように水鉄砲、結構飛んだ
■テンドン > 「ふーん、そうなんだあ。まあ、肉体労働は疲れるもんねえ。日々冒険者としてのお仕事お疲れ様デース、にしし」
くふくふと機嫌よく笑いながら。
■ジュン > 「そいつはどーも」
「そういや普段はどういう仕事してるんだ?、いつもあんな解体作業なわけじゃなし」
と少し興味を持ってみる
ついでにちょっとだけすすすと距離を詰め
■テンドン > 「んー?普段は配達業だよー、日々一心不乱に街中を駆け巡る一陣の風!!!!を認めたらこのボクだと思って下さい、風神テンドンのテンは韋駄天のテン!」
ざばっ、と、湯を軽く蹴るようにして片足を持ち上げ。
■ジュン > 「ほーならいつの間にか世話になってたりするのかもなぁ
ほら、依頼品届けたりするのに」
そう話しながら持ち上げられた脚もじっくり見てみる
■テンドン > 「そうかもしれないねえ。何処かで誰かも何かしら何処かで支え合ってるのかも、そーゆうものだよねえ。仕事に貴賤無し!とはよく言うもん。まあその割りには給与や環境の格差はあるけれどもー!!何処かで一攫千金当てたいなー」
にへ、と、表情を崩した後にぱしゃぱしゃ湯を軽く手で叩き。
■ジュン > 「んだな、どんな仕事もだ配達業もすごいと思うぞ」
といつの間にか近くにいては頭を撫でようと手を伸ばしている
「一攫千金ねぇ、場所はなくはないだろうが……」
と一つの場所を思い浮かべるものの
「あそこはまだ早いな」
■テンドン > 「しゅばばばっ!!!」
すわっと風の流れのように頭を竦めて撫でつける掌を掻い潜って回避!
「ざーんねーん☆彡」
べーっと赤い舌先を軽く突き出した後にざばりと湯を掻いて立ち上がり。
「稼げる仕事にもちゃんと理由があるよね。楽してお金を得るにはリスクがないと、ってよーくわかってまーす。だから地道にコツコツね。お兄さんは才があると思うから、それで今後も頑張ってくださーい、にへへ。ごゆっくりと。ボクは先に上がるよー」
湯煙に紛れるように微笑みかけて軽く手を振り。
そして湯飛沫をぽたぽた散らしながら先んじて風呂を上がって立ち去って行く。いざや脱衣場の方にへと。
そして付設されたサウナの方にへと行くのだ!!
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からテンドンさんが去りました。
■ジュン > 「そんなに避けなくとも」
空を切った手を湯に漬けて
「別にゆっくりしてきゃいいのに慌ただしいやっちゃ」
そしてそのまましばらく湯を満喫することにした
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジュンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。