2022/12/01 のログ
■リス > 「このままじゃ、本当に寝ちゃいそう。」
くふぁ、ともう一度欠伸を零して、しょぼしょぼする目をこしこしと、軽く擦り上げる。
このまま寝てしまえば他の人に迷惑が掛かるだろうから、そろそろお暇しなければ。
それに、今日は宿を取っているので、此処で寝る事も出来るのだ。
家が近いのに、と思うけれど、こう言う風に普通とは違うことするのは大事だものね、と。
座張り、と音を立てて立ち上がり、あふぁ、ともう一度欠伸。
「朝ぶろも、いいかもしれないわね。」
眠いからか、舌足らずになって来てしまっている。
危ないわ、危ない危ない、と酔っぱらいのようなつぶやきをしながら。
少女は脱衣所へと戻り、汗を、体を拭いて。
浴衣を着なおして、そして、そのまま部屋へと戻るのだった―――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
■リス > 昨日に続いて、今日も、九頭龍温泉郷の温泉を堪能する。
毎日のように変わる場所だからこそ、毎日行っても飽きない場所となっている。
同じ場所に行っても、同じようなものになるとは限らない。
昨日は、岩に囲まれた露天風呂でも、今日は滝のような打たせ湯になって居たり。
今日の温泉はどんなものなのだろうか、と、入ってみれば、見た目は普通の温泉だった。
成程、成程、と言いながら少女は、温泉に入ってから、今日は、と別の物にする。
「さて、さて。と。」
少女は、軽く鼻歌を歌いながら、サウナにする。
お風呂も良いけれど、サウナも良い、と扉を開いてみる。
むわぁ、と熱く濃厚な蒸気が周囲にまき散らされていて。
うわぁ、と言いながらも、楽し気に少女は入り込む。
扉を締めれば、上気がすごくて、全身を包み込む湿度に熱。
は、ふ、は、ふ、と息を吐き出して、肺腑の中から熱く温められて、全身に汗をにじませ始めて。
のんびりと椅子に座って、砂時計を回した。
時間を計って、冷たいお風呂に入ると、気持ちいいのよね、と。
■リス > 砂時計の砂が、堕ちて往く、堕ちて往く。
熱が体に溜まっていくのが判り、サウナでドロリ、どろどろと汗が零れ堕ちて往く。
全身から、悪い物が、出ていくような気がするのだ、それはとても心地よいな、と思う。
は、ふ、は、ふ、と息を吐き出し、熱を逃がす。
熱いわね、と汗を拭きながら、汗を垂らして、全身を弛緩させていて。
「あつぅ……ぁ。ん、ふ。」
堕ち切った砂を見てから、サウナの扉を開いて外に出る。
温泉のお風呂は、湿度も高く、熱い筈なのに、心地よく感じる、之がサウナの熱なのね、と言いながら、ペタペタ、と近くにある水風呂へ。
冷たい水が張ってあるそれに、ちゃぽん、と入っていく。
「ひゃぁぁぁっ!」
なんか、娘のフィリのような声をあげてしまったが、それだけ冷たいのだ。
全身の火照りが、熱が奪い取られるような感覚に、冷たいぃ、と身を震わせながら肩まで入っていく。
つめた、さむ、つめた、とぶるぶるしながら、水風呂に肩まで浸かり、全身の熱を、取って。
今度はぶるぶる震えながら、再度サウナの中へ。
そして、もう一度、砂時計を。