2022/11/29 のログ
イグナス > やはり風呂はいい。まだまだしばらく、この心地よい時間を堪能して―
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカルヴァさんが現れました。
カルヴァ > 「……っく、ぅ! 痛…!」

ゆっくりと湯船に浸かる少年が、わずかに苦悶の喘ぎを漏らす。 傷はほぼふさがってはいるが裂傷や擦れた際の火傷のような傷に温泉の湯はいたく染みる

「いたた…我慢しないととはいえ、これは…ちょっと」

湯治――特に傷の癒やしに効くと聞いてきた湯だが肌への刺激は少々強い。温度が高いのもあって傷ついた体には結構堪える。

「まあ、この程度で済んだだけでも命拾いなんだろうけど」

流石に強力な吸血鬼を暗殺するのも命がけだ。なにせこちらはただの人間。不意をついて罠を張って隙を狙いすましてもこれだ。もしその一撃がはずれてば命を落とすかギリギリ生き延びて逃げ帰れるか
――とはいえ、今回も依頼は達成だ。
吸血鬼の遺体は胴と首を離し別々の場所に埋葬
焼いて灰にして放置するものも多いが、少年はそれぞれ別の墓地に埋め、墓碑を立てる。
―――かれらとてこの王国で静かに暮らしたかったものもいるのだ。邪悪、悪しき者とだけで墓碑の一つもないのは…少々悲しい

「吸血鬼、か……」

聖なる教会の敵。
人々を惑わす悪魔。
王国の敵。教会の敵。人類の敵

少年には正直あまりそう写っていない。
彼らも自分の生活があり、眷属やメイドたちと平穏に暮らしている。だからといって見逃すわけにもいかないが……

「殺人鬼、悪人はどちらなのやら」

湯船の中で十字を切る。
できることならば彼らには静かな安息を。
その罪は自身が朽ちたときに、地獄で償う故―――

カルヴァ > 湯もなじんで痛みも引いてくる。じんわり温まる感触が心地良い。 早く次の任務に向かうべきなのだろうが体調は十全にしたい。 とはいえ他の隊員に危険な任務をやらせたくもないので、気持ちは焦ってしまうのだが

「うーん…いけない。 我慢、我慢…」

顔を温泉に沈め、ぶくぶくとあわを立てる
吸血鬼の討伐は危険極まりないし、何より――王国で平和に生きている無害な吸血鬼を殺すこと自体本来は罪深いことなのかもしれない。
ならば、同じ孤児あがりの隊員たちにやらせはしたくない

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセレーナさんが現れました。
セレーナ > 日差しがさえぎられている場所ならば、人間と吸血鬼の判断を付けるのは難しい。
ましてや真祖に近い令嬢ならば、獣めいてだれかれ構わず襲うわけでもない。

普段は面倒くさいと言って館から出て来ないのだが、どうしても出かけなくてはならない用事が出来て館の外へ。
一仕事終わったものの、少し汗が気持ち悪いとわがままを言ってやってきたのがここ。

自分で体を洗うのも面倒くさいので、洗体のサービスを受けてから浴場へとやってきた。
混浴らしいが、見られて困るものはないし、何かがあっても大抵は対処ができると思っているから気にしない。

こんな調子なので周囲にそこまで気を払うわけもなく、普通に湯舟へとやってくれば、流れる動きで湯舟へとつかる。

そして、一息ついた所で……

「……あら、ごきげんよう。」

偶然少年の隣に自分がやってきたことにようやく気付いた。
もしかしたら、湯船につかるときの波を当ててしまったかもしれないけれど、その辺りも気にした風もない。
ただ、その白磁めいた肌に薄い笑顔を向けての挨拶はこの状況を問題視していない事が伝わるだろうか。

当然ながら、隣の少年が己が敵手たる吸血鬼ハンターだなどと知るはずも思うはずもない。

カルヴァ > 少年の表情が一瞬険しくなる。
吸血鬼の気配に気づいたわけではない。他人の気配を察知すればおのずと警戒してしまう。
とはいえ、旅館付きの温泉に来る客にまさか吸血鬼がくるなどとは想像もできない。
彼らは基本的に姿を隠すし堂々と接触をしないはずだ。 だからこそ少年は気配をさぐっても真祖に近い彼女の本性をしるべくもなく

――こ、ここ混浴だったの!?

むしろ思い立つはこっちである。
長く真っ直ぐな黒髪は温泉でぬれても艶っぽく、烏の濡羽色にきらめく。黒い瞳と黒髪が白磁のような真っ白な肌に映える。
しかも、その裸身はすごくスタイルもよくおっぱいも巨乳で――一瞬胸に目が行き…反射的に顔を温泉に潜らせ、セレーナから顔をそむけてから温泉から顔を出し

「ごごごごめんなさいっ!!ここ、混浴だと知らなくてっ!!」

冷徹、執拗、暗殺、毒殺
吸血鬼を殺すためならばどんな手段も取る。時には匿っている住民やメイドの命を盾に吸血鬼を殺すこともある。

しかし、それ以外は少年なのだ。吸血鬼ともしわかっていればもうすこし凛とした対応だったのだろうが、温泉にうかぶ巨乳や美しすぎる笑顔に心臓がバクバク言っている

「あ、あのすいません。僕、すぐ出るんで!」

とセレーナの邪魔にならないように湯船から上がろうとする始末だ。
あとから来たのはセレーナなのにずいぶんと腰が低いというかなんというか

セレーナ > 令嬢は混浴と知って入ったから特に驚くはずもなかった。
逆に、とても驚き狼狽する少年にびっくりする始末。

暫し目を瞬かせたものの、慌てて湯舟から上がろうとする少年。
その様子に興味を引かれた。
くすっと小さく笑いをこぼせば、すぐ隣から上がろうとする少年の腰回りに右腕を回して捉えて、
そのまま自分の腿の上に腰かけさせてしまおうという悪戯心。

「あら、そんなに急がなくてもよろしいでしょうに……
何か急用でもおあり?それとも……」

そこで声のトーンを落とす。聞き方によっては悲しんでいるように。

「……わたくしと一緒ではお嫌でしたの?
距離を取れ、と言われるのであればそういたしますわ。
ですから、何もそんなに慌てて行かれなくてもよろしいのではなくって?」

普段はもっと砕けた言葉を使うものの、
今はあえて令嬢言葉にした方が色々効果的だろうと。
耳元吐息を感じるほどの位置に唇を寄せて……
慌てて振り返ればとても近くに顔があるだろう。
ほんの少し勢いがついていたら唇同士が触れ合ってしまうだろう程に。

カルヴァ > これはよろしくない!まずいまずい!

混浴であっても一応は少年は教会の聖職者なのだ。 神父や聖騎士や聖職というにはかけはなれた血なまぐさい世界の住民ではある。そもそも教会の教え――悪魔や吸血鬼は絶対の悪でありそれらを滅するのが人間の幸福――などは正直信じていない。
少年が吸血鬼を狩るのは組織の一員で他の仲間にこのような真似をさせたくないからだ。
とはいえ、こんな超絶な美人でスタイルもよい貴人と混浴などとは自分自身がけしからん。
夢魔や淫魔、吸血鬼の誘惑すら切り捨てて首をはねてきた少年とは思えぬ態度ではあるが、人間(と思っている)相手にはこんなものだ。子供なのである。

あわてて岩に上がろうとする少年の腰にやさしく回り込む腕。すぅっと自然に、力任せではなくゆっくり抱えられる体。
少年の細く小柄な体躯からみても、軽い。とはいえ間近で見れば、その体躯は鍛え抜かれた無駄な贅肉のない身体だと気づくだろう。
筋肉と――そして、洗っても洗ってもぬぐっても、消えない血の気配
匂い、ではない。幾多の魔族や――吸血鬼を屠った血の気配だ。

とはいえ、少年は膝に抱っこされる形になる。セレーナの両膝をまたぐような格好で緊張のせいか身体をカチカチにして

「いいい、いえその、貴方様のようなお美しい方と同席でお風呂などと、その、恐れ多くて緊張してそのやわらかくていい匂いがして膝もふかふかでっ」

最後のほうは全部蛇足にも程がある
それはそうだ。あいては真祖に近い吸血鬼。体臭の甘さも肌のキメも柔らかさも人間のそれとは次元が違う。

耳元に囁かれる言葉と同時に、吐息が耳に入り込む。耳朶を舐められたように、少年の身体が「ひぁんっ」という声とともに跳ねる。

――何、今の、頭の奥しびれて。。。

セレーナ > 自分の前に抱え込んでくる途中に感じた血の気配。
普通の呼吸の中で一度だけ、すんっ、と何かを嗅ぐような音。
でもそれは一度だけ。

少年の纏う気配で彼が何者かの予測はついた。
けれど、その中に少なくとも自分の『妹』や『弟』の気配はない。
さらにその下の『孫』や『ひ孫』はいるかもしれないが、
そこまで下の連中の事は気にするまでもない。
自分が気に入って同属に迎えたのは、自分が直接手を下した直系の『弟妹』だけなのだから。
故に、特に雰囲気に警戒の色すら乗せず、調子も変わることなく状況は続く。

「あら、お上手ですのね。そこまで言っていただけるのは嬉しいですが、
わたくしが良いと言っているのですから、嫌ではないならよろしいでしょう?
……さぁ、こちらを向いて?」

耳に囁くような言葉はそのままに、そこまで言葉を紡げばくるり、と
背中から抱きかかえている状態を正対に変えようと。
そうすれば、お互いの姿がはっきりと見えるようになるだろう。
ただセレーナが爆乳故に、カルヴァの胸から顎の辺りにその乳房が押しあたっているだろうけれど。
勿論セレーナは気にしない……だって、その方が面白いから。

「あら、とても綺麗な顔立ちをしていらっしゃるのね。
これなら逃げたり隠したりしなくてもよろしいでしょうに。」

にこやかに穏やかに紡ぐ言葉。
そして、そっとその頬を拭うように手を伸ばして軽く撫でようか。

カルヴァ > 甘い香り 甘い声
その吐く吐息も、その言葉そのものも甘く甘く、脳を蕩かしてしまうような錯覚を感じる。

――この声をずっと聞いていたい
――この声と柔らかさにずっと包まれていたい

そんな欲望――というより子供のような甘えたさが脳を包む。
後頭部をそのお湯に浮くほどにたわわな胸に抱かれたあとは、セレーナにされるがままにわきを簡単にもちあげられ、正対の向きにされる

「う、わぁ……」

少年はセレーナの美しさに感嘆のため息をつく。それは性欲や男女の魅力を飛び越えた美しい存在――それこそ芸術や、女神を見たときのようなため息だ。
白磁のように美しい肌はもちろん柔らかくしっとりとした肩からのびる腕、もちろん爆乳でありながらふよんとやわらかさを誇示するその胸も
性的にももちろん駆り立てるものがある。少年とて年頃だ。
しかしそれ以上に――こんな美しい女性を見たことがないかのようにセレーナに見惚れてしまっていて。

それから、ぎゅうっと胸に顔、顎あたりを押し当てられる。見た目以上にふわりとした感触。こんなに柔らかいのにあの美しい形をたもってられるのが不思議なほど。顔をうずめようとしたら顔も全部うまってしまうかもしれない……

「――は?えぁ!? きき、きれいっ!? そ、そんなことないですっ!そのあの、お姉さんが綺麗すぎてその――それに僕男ですし、きれいとか、そういうのは……」

でも、頬をやさしく手のひらでなでられるだけで感じちゃうようにぴくっ、ぴくんっと震える。
これではどちらが娘かわからない

セレーナ > 「あら、男の子が綺麗な顔立ちをしている、と言われるのも誉め言葉ですよ?
可愛い、と言われたら女の子っぽいと言われてると怒ってもいいですけど。」

くすっと小さな笑いをこぼしながらそんな言葉を向けていれば、少し予想外の反応を感じる。

性的に恥ずかしいという反応を期待していたものの、それが強く出て来ないでどちらかというと畏怖や魅了に似た反応を見せている少年。
暫し視線を重ねたまま見つめていたが、今一度くすっと笑いがこぼれる。

そのような反応を示す少年に強い興味を持った。
が故に、少年の両手を取れば、そっと自分の乳房の上に乗せ押して。

「触ってみても、良いんですよ?興味ありそうな表情していますし。なんなら……」

言葉の途中で、むぎゅ、と乳房を顔に押し付ければ

「……こうやって顔を埋めてしまってもいいんですけど……お嫌ですか?」

そんな言葉を向けてみる。
きっとこの子ならば恐々ながらも丁寧に扱うだろうという、初対面なのに妙な信頼感があったから。
『してもいい』で向ける許容。与える許可。
それらを受けて少年がどうするのかと内心とても楽しげに。

カルヴァ > 「き、きれいでもかわいいでも無いですっ!ボクは――その」

もともと小柄で肉質も骨格も良いわけではない。その分通気孔や普通は入れない狭いところに忍び込んだり侵入できるのは便利だし、それをコンプレックスに思ったことはない。

でも、目の前にいる美しい女性を前にすると自分そのものではなく、きれいという言葉が霞んでしまうのだ。
肉体的な黄金比、柔らかい印象を与える淑女のような優しい声、甘い声。
それの通りの美しい顔立ち、笑顔

――それはそうだ。少年は気づかずとも、彼女は吸血鬼の真祖に親しい存在。人間はおろかもっと上位のそんざいすら魅了するような存在なのだから

「あの、その…お姉さんが女神様みたいにきれいで――キレイっていわれても、お姉さんが綺麗すぎて……」

ふと、両手をとられる。最初は優しく――指を絡ませ、恋人つなぎのように絡ませたあと、爆乳の乳房に置いて

「ふえ!?は、あのあのあの!?」

おもわず手をひっこめようとするが添えられた手を払うわけにもいかない。
両手にしっとりと吸い付く爆乳の感触はやわらかいメレンゲのよう。どこまでも指がはいりそうなほどに柔らかそう

そして、追い打ちのように抱きしめられる。わざと顔を胸におしつけ、うずめるように―――声にならず暴れることもできない。
ふんわりと柔らかい爆乳は少年をハグするように顔を包む。

与える許可。許容――甘く甘く優しい声。言葉…

次第に……セレーナの背中に少年の手が回る。両手で揉みしだくのではなく、甘えるように顔を乳房におしつける。谷間にうずめ、その頬をセレーナのおっぱいに、遠慮がちにこすりつけはじめて。

セレーナの膝にまたがる格好の少年は、そのセレーナの膝に股間を馬乗りにまたがる格好。すこしづつだが、そこの股間も固くあつくなってきて

セレーナ > 乳房に手を、顔を押し付ければ、次第に甘えるような反応を見せてくる少年。
抱きついて来て、遠慮がちに谷間に埋めた顔の頬をこすり付けてくる様子。
その様子に目を細めて見やっていれば、

少年が否定してくる理由に思い至る。言葉の紡ぎ方からも目の前の存在と比較してしまっているのではないか、と。
谷間に顔を埋めてくるカルヴァに顔を寄せて、そっとその額に口づければ

「貴方は貴方で綺麗な顔立ちをしているのです。その綺麗さを誰かと比べてはいけません。
それとも、わたくしの審美眼をお疑いになっていらっしゃるの?」

言葉だけを捉えれば強い言葉に感じるが、声色は柔らかく、穏やかに。
駄々をこねる弟に言い含めるかのように。

そして、もっと甘えさせようと考えれば、カルヴァを抱きしめながら湯船から上がり、その縁に腰を掛ける。
これで顔が下に向いても溺れることは無いだろうと。
そんな中で続けて言葉を紡ごうとして、目の前の少年の名を知らない事に気が付けば、

「そういえば、まだお名前を聞いていなかったわね……わたくしはセレーナ。貴方は?
……おっぱいがとても大好きそうね……いいのよ、もっともっと楽しんで?」

令嬢言葉からいつもの言葉に戻していく。
ただ、それはよりお互いの間の距離が近づいたように感じるかもしれない。

そして、同時に固くなりつつあるカルヴァの股間はセレーナの腹部に当たるだろう。
カルヴァには柔らかくすべすべの感触を、セレーナには熱く硬い熱を伝えている。

カルヴァ > 両手を背中に回すと、ぎゅうっと抱きつく。母や姉に甘えるような抱きつき方。
頬をこすりつけ顔を押し付けてもいやがるどころか、目を細め優しく微笑むセレーナに、安心したように目をほそめ、少しだけ積極的にもっと顔をうずめる。

年頃の少年ならもっと乳首を揉んだり、乳首に吸い付いたりもしそうなものだが、少年はどちらかといえばセレーナの爆乳に顔をうずめ甘えるのがすきなようで、乳房の甘い香りをすいこみ、顔をとろぉん♥とさせてほっぺたをおしつけむにゅぅっと埋める

――温かい、柔らかい。おぼれちゃいそう…ううん、溺れたい。 この声と甘さにおぼれてずっといたい

顔をあげられる。爆乳に顎をのせるような格好でセレーナを見上げる。暗くなってきて、月明かりのを背後に微笑むセレーナはまるで

「女神、さま……」

思わずつぶやく。甘えるでも、お世辞でもない考えることなくこぼれれた言葉だ。

「あう、でもボク……細いし、男らしくもないし。
でも……お姉さんが、その言ってくれるのはすっごい嬉しいし、ドキドキする」

顔を赤らめて答える。

――嬉しい。褒めてもらえる。
――甘えたい――もっともっと、言葉をかけてほしい

温泉からあがり、膝の上に乗ったまま膝に乗る。湯船でじゃまされず、しかしその柔らかな乳房は形は整っている。
あの柔らかさとはおもえないほど整った形だ。
胸に抱かれても、さっきよりもしっとりともっと柔らかい感触につつまれる。

「セレーナ、様… ボクは、カルヴァ、です」

初めて言う"本当の名"
組織の人間以外知らない名前だ。普段は偽名をいくつもつかっている。
今も偽名を使うべきなのに――自然に言葉になってしまった

馬乗りにまたがる膝とお腹はすべすべで、ローションなんかなくてもこすりつければすべる。
亀頭の裏側、裏筋をすり、すり…とえんりょがちに、こすりつけはじめながら、ぎゅうう♪ と胸に抱きつく

「セレーナ、姉さま、ぁ…♥」

セレーナ > 名を問うて、少年は答えてしまった。
ここに因果が紡がれる。
吸血鬼とハンターの間に紡がれた因果はどのようにめぐるのか。

抱きつき方も、仕草も今は甘えが強い。故に、甘やかせていく。
いつかは敵手として相対するかもしれないが、
それでも今は甘やかせていく。

甘えさせて甘えさせて、とろとろに蕩かせて、
いざという時に逡巡するならそれまでのこと。
逡巡せずに向かってくるのであれば、それはそれで褒めてあげよう。
とろとろに蕩かされて、その牙を折られて己が前に膝をつくなら?
……その時は導いてあげよう。可愛い弟ができるなら、それもまたそれ。
ただ、これらの未来図は全てがまだまだ未来の話。
いまはただ、とろとろに。

「ふふっ……そう言ってもらえるのは嬉しいけれど、女神様と一緒にしては女神様に怒られてしまうわ?
いいえ、カルヴァはこれから大きくなっていくのだもの。細さが太さに変わったり、綺麗がかっこいいになったり。
それは全て未来の話でしょう?……わたくしはただ、今のカルヴァの顔立ちが、綺麗だと言っているだけ。
事実を事実と伝えているだけよ?」

自分に向ける言葉は裏表の両面があれど、カルヴァに向ける言葉は表だけ。
ポジティブな言葉だけを選んで紡いでいく。
なぜなら彼は、甘えたいから。蕩けたいから。

腰をお腹にこすりつけながら抱きついてくるカルヴァの様子に、己が乳房ごと抱きしめてあげる。
鼻先だけが乳房の上に出てきて、それ以外は谷間に全て埋もれるように。
そのままむにゅむにゅと顔をパイズリしてあげながら、視線を合わせて笑みを深める。

「そのままお腹でいいの?……その固くなったおちんちん、手もあるし、口もあるのに。
……それとももっと、気になる所があるのかしら?
教えてちょうだい?可愛いカルヴァ。貴方がして欲しい事を素直に言えたら、その通りにしてあげる。
勿論わたくしのお腹が気持ちいいからこのままでいい、というならばそうおっしゃい。
そのまま果てる事を許してあげるわ。」

蕩けた声で己を姉さまと呼んだカルヴァ。
本来は、己が眷属にして初めて弟と告げるものだけれども、
今日はその可愛さ、いじらしさに免じて許してあげる。
今日だけは、人の身で己が弟を名乗ることを。

カルヴァ > 甘えても、セレーネは拒まない。 笑顔を深めて更に甘やかすように抱きしめる。
抱きしめられて顔を胸にさらに押し付けられると、自分から顔を谷間に埋める。
とはいえ、谷間でなくても乳房そのものに顔を埋めてもふんわりと沈み込むような爆乳だ。
つつまれ、顔をこすられるパイズリならぬ顔ズリは、性経験のない少年の性癖を歪めてしまうには十分すぎる甘美さだろう。

――とけちゃ、うっ♥
――とろとろになる、ふわふわで甘くて
――だめ♥ 幸せになっておかしくなるぅ♥

「ううん、マリア様の像や、絵画の女神様や――王族のお姫様より、とっても、とってもキレイです。
満月の明かりのセレーナ姉さま、とっても、綺麗」

うっとりと、本当に魅了されたようにつぶやく。魅了の術等つかったわけでもないのに、柔らかく穏やかなセレーナのことをまるで一目惚れしたように、とろぉんとした瞳でみあげる。

「…ん、くすぐったくて、嬉しい……
あ、あの…あのその……」

少年がくちごもる。恥ずかしそうに
顔を隠すように胸に埋める。額まで胸にくっつけて、もごもごと

「その…綺麗、じゃなくて――かわいい、って。子供とか、弟みたいに、可愛い、って――」

吸血鬼狩りとして冷徹でいる少年。
だが吸血鬼狩りではないただの少年は随分と甘えたがりらしい。
普段なら絶対に他人には見せない素顔。 初めて見るセレーナにそれすらみせるのは、相性のせいか―――それとも、運命なのか

顔を挟むだけでなく前後にも揉みこするように顔をパイズリするセレーナ。
甘い香りと柔らかさと、甘やかすような抱きしめにぎゅうっと抱きつく。

「は、は、っ♥
この、ままっ♥ このままおっぱいでぇ♥
姉さまの太もも、でイキたいっ♥
スリスリって押し付けちゃう♥ おっぱいで挟まれて、姉さまに見られてるのにオナニーしちゃうぅぅう♥
姉さま♥姉さま♥ おっぱい気持ちいいっ♥
姉さまの太もも、きもちいいっ♥」

すりすりすり♥ と裏筋を圧迫オナニーのようにおしつけこすりつける。
すべすべのセレーナのふとももにまたがり、胸に顔をうずめたままま前かがみになって

「イっちゃ、イっちゃうっ♥
姉さまの綺麗な肌におちんちんおしつけてオナニーしてイっちゃうぅぅ♥
いく、いく♥イっちゃ――ひゃっあああはっ♥」

びゅーっ♥ びゅー♥

セレーナに見られながら顔をあげ、イキ顔を見られながら太ももに射精しちゃう。 手やおっぱいのパイズリではなくふとももで達したが、その量も濃さもすごく、まだ、表情も視線がさだまってなくて

セレーナ > 女に免疫のない様子。どんどんとろけていく様子に背後関係も段々に見えてくる。
とはいえ、それは今は重要ではない。
頭の中にメモをして、すぐにそのまま意識から外れる。

「あらあら……そこまで褒めてもらえて、わたくしも嬉しいわ。」

蕩けた瞳で見上げてくれば、続く言葉にくすっと小さく笑いをこぼして。

「あら……『弟』は可愛いものでしょう?
『カルヴァ』なら綺麗と言ってあげるけど。
……『弟』ではない方がよかった?」

悪戯めいた言葉で紡ぐ。
そこは少年の好みに合わせるだけだから、選ばせればよい、と。
このまま本当に『弟』にしてしまおうかとも思ったが、それではその先の楽しみがなくなる。
ここまで因果を結んだ相手と殺し合いをするのも楽しいものなのだから。

「ええ、いいわ。それじゃぁ、お顔にはたっぷりおっぱいで。
おちんちんはわたくしの太ももとお腹でイっちゃいなさい。
ふふふっ……そうねぇ、こうしてじーっとわたくしに見つめられているのに、
カルヴァったら、腰をヘコヘコするのに一生懸命。
恥ずかしくないの?……恥ずかしくても、気持ちよすぎるのかしら。」

言葉の中に若干揶揄するようなものも混じるものの、口調はどこまでも優しくて。
粗相をすることを指摘していながら、その粗相をしてはダメとは否定しない。
すること全てを肯定して、そしてそのまま果てる時、
とくにぎゅぅっと抱きしめれば、谷間の奥底、もっとも匂いの濃い場所で絶頂するカルヴァを受け入れた。

果ててすぐはしばらく抱きしめて支えていたが、
大量の精をまき散らした後で、表情も蕩け、視線も定まっていないままが続けば、一度浴場の床に横にさせてから、

「あらあら……そんなに気持ちよかったのね?
じゃぁ、お姉さまが、カルヴァのおちんちんを綺麗にしてあげますからねぇ……♡」

興と色が乗った声色でまだうつろなカルヴァに呼びかければ、そのままかがみこんで、
その口の中に果てた肉棒を収めていく。
口の中で舌が縦横無尽に動き回り、肉棒に付着した精を舐めとって、
幹の中に残った精をも吸い取っていけば、
それらを口の中に貯めたまま、ちゅぽん、と口を離して薄い笑みのままカルヴァの様子を見やろうか。

カルヴァ > 「は、はっ♥ 姉さまが、いいっ! 姉さまの『弟』で可愛がってほしいっ♥
もっと、もっと可愛がって♥ 可愛いって言ってえ♥ 姉さま姉さま姉さま好き好き♥」

理性が一度とろけて切れてしまえば、夢中でセレーナを求める。身体だけでなく、その声を、言葉を、セレーナ自身を。

「好き♥ 姉さまに甘えてかわいがってもらうの好き♥ おっぱいも声も好きだけど、ぎゅうってだきしめられるの好き♥
しあわせっ♥ 幸せでおかしくなるぅぅ♥」

顔をおっぱいでうずめられて、ずりずりと捏ねるようにこすられる。前後にズるだけでなくその爆乳をあますことなく顔に快感をすりこむように。かおだけではなく魂にも。

腰がとまらない。じぃいっ♥とみつめるセレーナと目が合う。笑顔で見下ろすセレーナに見られながらも腰をとめず、むしろみられるのが嬉しいかのように顔をとろけさせ

イク瞬間を見計らって、ぎゅうっと抱きしめるセレーナ。
絶頂するのをゆるすように、果てるまで抱きしめ続け、イク瞬間にその甘い香りを脳にやきつける

――だめ♥ これこわれる、頭やけちゃう♥ ――幸せでこわれる♥しあわせええ♥

そのまま、意識も途絶えそうな少年をよこにさせて、優しい声でフェラチオをはじめる。
もちろん少年にとって始めてのフェラチオだ。しかも――それは真祖の吸血鬼。
その口淫、くちびるがぬるぅぅ♥とくわえこんだしゅんかん。腰をうかせ軽くぴゅるる♥と射精しちゃう。
甘イキのような感覚のようでまだ固いままだが、精を溜め込んでローションフェラのように下で亀頭をぬるぬるぬるぬる♥と舐め回す姿はみてるだけでもエロティックだし、おちんちんへの快感もとろけそうだろう

「あひ、すご♥とけ、るぅぅ♥おちんぽとけるとけるとけるっ♥
姉さまのお口きもちいいい♥でも、姉さますっごいえっちな顔してるよぉぉ♥」

おっぱいへのハグといい、表情や太ももイキといい、見た目や甘えることに興奮や快感を覚えるらしい。
夢中でセレーナの舐め回す舌をみつめて

セレーナ > 予想以上に甘えてくれて、与える刺激をそのままに受け止めて。
壊れそうか壊れかけるか、カルヴァ自身の価値観がどのようになったのか。
それはカルヴァの心根次第。

己を姉と呼び続け、その呼ぶことにも快感を覚え、与えた柔らかさ、気持ちよさ、声、匂い、そして、甘やかしの言葉。
その全てに蕩けていく少年を見ているのがとても楽しく心地よかった。
どちらかというと怠惰で何かをしてあげるなどと考えたこともなかったセレーナ自身がこういう一面があった事に驚いているくらい。

口淫をしようと咥えてすぐにもう一度果てる少年の肉棒。
口の中に青臭い精の匂いと味が直接的に己の劣情を高めていく。
が、故に、丁寧に丹念にカルヴァの肉棒を清めてから口を離し、
カルヴァに見せつけるようにゆっくりと口を開く。
開いた口で、舌をゆっくり動かせば、先程自分が大量に吐精した精液が見えるだろう。
それを十分に見せつけてから、ゆっくりと飲み込む。
喉が動くことで、先程の精液を飲み下したことは知れるだろう。

「んっ……ふ……カルヴァのザーメン、飲んじゃった♡ごちそうさま♡」

甘やかな声色でそう囁くような言葉を紡げば立ち上がる。
ここまでもってきていたタオル、まだ己が残り香が残っているタオルをカルヴァの鼻から下の顔にかけてやれば

「今日はそろそろ帰らなくてはならないの。ごめんなさいね?
もう少しゆっくりしてからおかえりなさいな。
それでは、ごきげんよう。

……また、機会があったら『楽しみましょう』」

最期の言葉を額面通りに受け止めるか、意味深な様子に裏の意図を察するかは少年次第だが、
令嬢はそのまま浴場から立ち去っていく。

その後、王国と同盟に近い関係があったからこそ狙われることのなかった吸血鬼、セレーナ=トレメールの討伐指示が下され、その絵姿がカルヴァに渡されることになるのだが……
その後どうなったのかはまた、別のお話。

カルヴァ > 姉さま♥ 姉さま♥
となんどもセレーナを呼ぶ。
自分の姉のように、または――敬愛する相手、それこそ……女神のように。
とろけきった表情で、自分を射精に導いたセレーナの太ももにおちんちんを、なごりおしいようにおしつける。


口淫はねっとりと、人の口内ではできぬ精液混じりの舌を先端に絡ますもの。
それなのに丹念に清めて口内にため――わざと口をひらいて見せつける

自分の精液をセレーナが口を開けて、ためこんだ精液を味わってる――
もちろん、初めて少年がみる光景だ。
ごっくん♥と喉を鳴らし味わうさまに、セレーナがみて分かるほどにゾクゾクゾクっとふるえちゃう。
どうやら知ってはいけない「性癖」をおぼえちゃったようで

彼女は立ち上がると、優しくたおるをかけてから立ち去る。
その後姿がいなくなっても――そのさきをずっとぼんやりみつめつづけてた少年は湯冷めして、次の日風邪をひいたとか。



ある日、討伐命令がいつも通りきた。
そこに書いてあった名。黒髪、黒目…
少年の表情が初めて、吸血鬼の名を見て震えた

――セレーナ=トレメール…

王国でもっとも執拗で悪質で卑怯な吸血鬼狩りの獲物の名が、彼女である

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセレーナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカルヴァさんが去りました。