2022/10/26 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 平民地区にある、九頭龍温泉の水浴び場の、ふたなり用の温泉に、やって来たのは人竜の少女でリス・トゥルネソル。
 トゥルネソル商会という、マグメール・ダイラス、バフート、ヤルダバオートなど、主要な都市に店を構える商会の会長の娘。
 そして、マグメールの商会の店長をしている少女だ。
 其れなり以上に温泉が大好きで、毎日のようにお金を支払い、九頭龍温泉に遊びに来ている。
 ふたなり用の浴場を使うのは、当然リス自身がふたなりだから。

 今日の温泉は蒼く光り輝く温泉で、すこしばかり目が眩しく思える。
 湯の温度は少し熱めだけれども、寒いこの時期には心地よい位の温度。
 お風呂の形は大浴場で、檜に包まれているヒノキぶろ、良い匂いがして、心が安らぐ。
 そんな温泉のお風呂の中に、ちゃぷん、と全身を、肩まで浸からせて、はふぅー。と大きく息を吐き出す。

 ちゃぷん、ちゃぷん、とお湯をかけ湯をしつつ、白い肌をほんのりと紅く染めて。
 暖かな温泉のお湯の中、のんびりした時間を、堪能している。

「こう、誰かとお話しできると、良いのだけどね……?」

 ふたなりというのは数が少ないので、こう言う温泉だと、話し相手が少ないのが、玉に瑕ね。と。
 普通の女性が来てくれてもいいのよ、とか思うし、別に、普通の女性が此処に立ち入るのを禁止しているわけではない筈。
 とは言え、とは言え、だ。

 普通の女性からすれば、ふたなりは、怖いだろう、性的に食べられるかも、だし。

リス > 「しかし、なんでかしらね?」

 ふと思う疑問として、この店は其れなり以上に繁盛をしている、しかし、此処で客に出会う事自体は少ないのだ。
 空間拡張の魔法を使われている、とか、毎日のように部屋割りが変わる、というのは聞くのだけども。
 他の客というのがほとんど見られない、見ることが少ないのだ。
 なので、その辺りはどんな風になっているのだろうかとか、考える。
 もしかしたら、魔法か何かで相性のいい相手がいて、その人が来た時に、出会えるというのではないだろうか。
 お湯に身を浸して、体を温めつつ、汗を流す。
 そんな風に考えながら、如何なのだろうかと、思うのだ。
 毎回のように内容が変わるのは、とても楽しいのでいいのだけど、と思う。

「聞きたくても、支配人が何処にいるかわからないし、ねー。」

 同意を求める様に言葉を放つも、言葉は温泉の広さに広がって、解けて消えていくのみ。
 虚しい、と考える少女。
 ちゃぷーん、と音を立てて、温泉のお風呂の中、に顔半分付ける。
 長い髪の毛がお湯で広がって、少しばかりホラーな展開に。
 少し行儀が悪いのだけど、ぶくぶくぶく、と息を吐き出して泡立ててみたり。