2022/10/10 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクチナシさんが現れました。
クチナシ > 冒険者として、気候というものはとても大事である。
例えば。……魔物を討伐しに行くとして、雨模様になるようなら、戦いを終えた後に体力を奪われるそれは出来る限り、避けないといけない。
例えば。……雨の日や曇りの日でないと手にはいらないようなアイテムを採取しにいくとして。――いきなり日差しが現れれば、目的を達成できない。

故に、此処最近の気候の移り変わり。天気の揺れ幅の広さは正直気が滅入るし、行動を起こしにくい。
結果、根城にしている王都の水浴び場。久しぶりに出来た休みのタイミングで、湯に浸かりに来たのであり……。


「……はぁ、いい湯だ。が、景色はあんまりよくはないなぁ。」

今の天気は曇り空なので、此処は室内の孤立した大浴場。
窓から見える景色は……ところどころ晴れ間が覗いたり、場所によっては豪雨が降り頻る。やっぱり安定しない。

僅かな肌寒さを誤魔化すように湯船に肩口まで浸かり、用意していたお盆の上に乗せた熱燗から、お猪口に酒を注ぎ、一口。
ぴりりとした酒の辛味。そして鼻を通り抜ける風味が心地よい。

「雲見。というのは風情はあんまりないが。
 肌寒さを誤魔化す――という意味では、悪くないかもしれん。
 今日も――浴槽は混沌だが。」

視線を、巡らせる。大浴場はその名の通り、大きな風呂。自分の入っているシンプルな浴槽以外にも、いかにも!な感じの風呂が複数。
……さて、少し冒険してみるか?そう考える、今日このごろ。

クチナシ > 熱燗の入った徳利を傾け――中身がなくなったのを見れば、湯船の縁にお盆を乗せ、一息。
酒が入り、朱色に染まった頬を軽く扇ぎつつ――ゆっくりと身体を起こす。
当然、全裸のため。その小柄ながら筋肉質な体躯と、其処から垂れる物が顕になるが――誰もいないならそんな事を気にする必要もない。

「ふー……少し火照ったか。
 さて……うーむ。今日は水風呂があるかどうか。」

ぺたぺたと大浴場のタイルを踏みしめながら、向かう先は今まで自分が入っていた浴槽とは別の浴槽。
何せ、白濁化したり、媚薬になったり、勢力増強したり。単なる水風呂に見えてもなんかとんでもない効果が発生するものだってある。

軽く四つん這いになり、長時間の湯の中でしっとりと細くなった尻尾で臀部を覆い隠しつつ、湯船に手を当ててみせ。

「んー……ああ、なるほど。これは電気風呂か。
 こちらは……媚薬風呂。浴びたら一溜まりもない。
 ならば、これは……水、に視えて……ローションスライム風呂? おおう、ねっとりと……。」

そんな、水質チェック。今日は混浴。
――もし、誰か入ってくれば、四つん這いの少年が何故か水に手を当てたり、尻尾を沈めているという謎の光景に遭遇することになるのだが。

クチナシ > 「……ふむ。今日は水風呂はないか。
 まぁ、仕方がない――。しかし、湯に再び入る。というのもな。」

そう、今日は少し冒険をしてみたい。
この色々な、レジャーのような浴槽のどれかに入るのもいいが、体の芯から整えたい。そう思ってしまうところがある。

ならば、と視線を持ち上げれば――其処にあるのはサウナ。
此処には浴槽だけではない。様々な施設があるのである。それに、サウナなら――その利用者用に水風呂も用意されているだろう。おそらく、小さなものだろうが。

「……では、今日は身体を整えるとするか。酒も入っている――が。」

――ぺたぺたとタイルを踏み締め、何故か出口が一緒になっている更衣室辺りの個室へと向かう。
入った瞬間、感じるのはヒノキの香りと湯気の暑さ。入るだけで毛穴からじわりと汗が滲み出るほどのものだ。
段差になっている箇所に腰を掛け――しゅるり。とタオル代わりに腰に尻尾を巻き、その上に肘を置く。

――じりじりと伝わる熱の中。へにゃり、と狐耳がにじむ雫を飛び散らせるように揺れる。

クチナシ > 「――く、はは。 うむ、悪くないなぁ。」

汗と共に身体の奥に残った物が流れていく感覚。
これは、悪くない。普段から閉じている瞼まで流れる程の汗を、零しながら――。

さて、次は水風呂。
汗と共に流れ込んだアルコールによるふわふわとした感覚。
それをさらにしゃっきりさせるために、移動していこう。そうして身体を整えれば――風呂から上がった後は、随分とさっぱりとしているはず。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクチナシさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 九頭龍温泉郷、九頭龍の水浴び場の中、ふたなりの女性が気軽に入れる場所として、ふたなりの浴場がある。
 様々な温泉があり、今日の温泉は……露天風呂の様だ、露天風呂と言っても、作られたような場所ではなく、自然の色が強い場所。
 南国にあるような木々が沢山生えていて、その中、湖のような少しばかりの空き地に石で囲まれた池のような浴槽があり、其処にお湯が張ってある。
 恐らく下から湧いているのだろう、時折気泡が下から上へと泡立って、ぱちんとはじけている。
 動物の声、鳥の声なども聞こえてきて、野生の温泉という雰囲気だ。
 実際に居るのかも知れない、魔法で作られた場所、という気もしなくもないし、そうでもない気もする。

 そんな温泉に、一人で浸かって、のんびり、と両手両足を伸ばして息を吐き出す。
 少しばかり集めの温泉だけれども、少女的には心地の良い温度で、はふぅ、と息をもう一度吐き出して、体内の熱を逃がす。
 柔らかな肉体は、ほんのりと桜色を帯びて、汗が滲んでいて、確りと温まって居る事を、教えるよう。
 ちゃぷり、ちゃぷり、と、体にかけ湯をして、冷めないようにしつつ、温泉から見える空を眺める。

 星空が綺麗で、とてもいい気分だ。
 お酒でも注文しちゃおうかしら、と思う程度には、心地の良い場所でもある。
 んー。と、大きく伸びをして、石でできた、縁に背中を預けて、ポカポカしている温泉を堪能する。

リス > 「はぁぁ……癒されるわぁ。」

 商会の仕事として、各階層の経営に、人員手配、ドラゴン急便の調整など、店長としての仕事はそれなりに多い。
 ダイラスの本店では、父親である会長と母親である副会長がやって居る事を一人でこなしているから忙しい事、この上ない。
 お風呂にのんびり入って、日々の疲れを癒すのは、ある意味趣味と言っていいかもしれない。
 この間、電撃魔法を利用した電気風呂という物だったか、あれはとてもよかった。
 全身びりびりするのだけれども、なんかこう、疲れが取れる効率がとてもよかった気がする。
 次の日の目覚めがいつもの数倍良くて、寝た!起きた!という感覚になった。
 今日もあるだろうか、あれば、後で入りに行きたいな、と考えつつも、ちゃぷり、とお湯を体に掛ける。
 熱めのお湯は体を芯から温めてくれて、とても心地が良い。
 余り長湯をするつもりはないのだけども、気持ちいいからついつい入り込んでしまうのだ。
 お風呂好きの同志とかいないのだろうか、と思いながら、少女はとろり、と蕩けたように体を預ける。

 お湯がとても気持ちよくて、ちょっと気を抜くと、眠ってしまいそう。

リス > 「……うーん……、そう、ね。
 電撃風呂行こうかしら……あ、サウナ、も良いかな。」

 しばらくゆっくりお風呂に浸かり続けていたからか、そろそろ別のお風呂に入りたくなってきた。
 先程思考に乗った、電撃風呂もいいのだけれども、サウナで更に汗を流すのもいいかもなぁ、と考えた。
 ちゃぷんと、音をたてながら、お風呂から出て、周囲を見回して何処にあるのだろうか、と首をかしげた。
 森の中のような場所だからこそ、ぱっと見は判らないので、何処にあるのかしら、と探し回る。

 立ち上がってから、ふらり、と歩き始める。
 足元は草が生い茂っているから、さくりさくりと音を響かせて歩く。
 まあ、何処かに行けば、到着するだろう、と少女はきょろりきょろきょろと、視線をめぐる。
 サウナとか、電撃風呂を見つけたいから、だ。
 電撃風呂は兎も角、サウナはきっとあるはずだ。
 タオルとかは無いから、色々と、プルンプルンとしているけれど、まあ、女風呂だし、良いだろう。
 その為に、そう言うお風呂を選んだのだし。