2022/09/23 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカイナさんが現れました。
■カイナ >
色々な噂がある場所なので不安は少なからずあった。
けれども、仕事先で偶然もらえたここのチケット。そして金欠な自分。安値で泊まれるチャンス。それらの誘惑を振り払う事は出来なかった。
折角来たからと入りにきた温泉。肩までつかれば。
「ふはぁ……」
思わず声が出る。体の力が抜けるようなお湯。
いつもの様な狭い場所ではないその感覚にとろけそうな状態になっていて。
■カイナ >
しばらくお湯につかり、とろけていたが、まだ色々とやる事が残っている。食事とか、遊技場なんかもあった。
本当は部屋にいるべきなんだろうが、初めて来た良い場所。どうしても誘惑に逆らえない。
「す、少しくらいなら大丈夫だよな」
自分に言い聞かせるようにそんな事を言えばお風呂を後にする。
外に出れば遊んでいるのか食べているのか。有意義な1日を過ごしたことだろう。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカイナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にサラさんが現れました。
■サラ > 「あ~、いい湯~~~」
混浴の露天風呂、岩に背を預けて見た目にそぐわないおじさんくさい声を上げてくつろいでいるローティーンの少女。
他にも入浴施設はいろいろあるが、自分の性自認が色々アレなために
男湯にも女湯にも入りづらい身としては、ここの混浴の湯は色々都合がいいのだ。
近くに他の客がいないと思って油断して、脚を広げて大事な場所をおっぴろげている。
水のゆらめきで見えづらいとはいえ、少々はしたない。
「ふんふんふ~ん」
鼻歌まで歌いだしている。
■サラ > 「ふんふふ……」
呑気に歌っていたが、何か自分の体が変になっていることに気がつく。
さっきまでおっぴろげていた脚を閉じて、そわそわと動かしている。
たぷんたぷんと、自分の中で水が重く揺れている感触がある。
どうして急に……? と困惑しながら。
実はこの湯には九頭龍の水浴び場名物の変な効果……利尿作用があったのだった。
「……ど、どうしよう。
この中でするわけには……さすがに……」
浴場を出てトイレに駆け込んでも間に合わないかもしれない。
膀胱に刺激を与えないようにもじもじしながら、じっとしている……
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクレイさんが現れました。
■クレイ >
そんな中ガラガラ! と音を立てて誰かが入ってくる。
「あぁ、終わった終わった」
仕事帰りらしい男の声、ゆけむりの中から現れるのは鍛え上げられた男の姿。肩にタオルをやっていたので隠すことも無く陰部を晒していたが、女の姿を見れば。
「あー?」
男湯じゃなかったか? なんて首をひねるが、ここは時折空間がゆがむ。おそらくは男湯だと思ったが混浴か女湯かにつながったのだろう。
一応タオルで陰部だけを隠し。
「一応聞くが、お前が入ったのは混浴か? 女湯か?」
前者なら気にせず入れば良い。後者ならまぁ大人しく外に戻っておこうと。
しかし彼女からすればいきなり後ろから声をかけられた構図であり。
■サラ > 湯船の中で耐えていても尿意は去るどころか徐々に増していくばかり。
トイレが間に合わないなら手遅れにならないうちにどこか物陰で済ませてしまおうか、と考えていたら、新たな入浴客がやってきた。
「ひゃっ」
浮かせかけていた腰をおろして再び湯に肩まで浸かる。
ちょっと、漏れたかも……。
「こ、混浴だよっ。それがどうかしたのかよ!」
額に湯の熱以外の理由でできた汗を浮かべながら、
イラついたような甲高い声で応じる。
できれば去って欲しい……近づいたりしないでほしい……。
■クレイ >
「ああ、なら良いか。女湯に紛れ込んだとかなら問題だったけど混浴なら良いや」
と手をヒラヒラさせて、ザブザブとお湯に入る。
少し首を傾げて。
「ん……薬湯か」
個人差があるようでこちらにはあまり効果が無かったようで。
だが何かの作用があるお湯であるとは見抜けたらしい。まぁ良いかと入っていて。
「ああ、安心しろよ別にジロジロ見たりしねぇから」
なんかピリついていたのでそんな事をいって背中を浴槽の端に預け堂々と入る。
「にしても、何ピリピリしてんだ。恥ずかしいとか言ったら笑うぞ混浴入っといて」
なんてケラケラと
■サラ > 「もう笑ってんじゃん……。
いや恥ずかしいとかじゃなくて。どうせ見られて減るもんじゃねーからいいけど……」
むすっとした表情。
こんな発育途上の身体を見て喜ぶやつなんて(そんなに)いないだろ、と浅はかなことを思っている。
「そうじゃなくて……その……」
おしっこに行きたくて……などとは、さすがに相手の性別問わず恥ずかしくて言えない。
もはや立ち上がって歩きだしたらその衝撃だけで破綻してしまいそうな予感がある。
自分の体を抱きしめ、ぎゅっと脚を閉じてプルプルと震えている様子から、対面でも何か察することはできるかもしれない。
■クレイ >
「ハハハ! ちがいねぇ」
ハハハと笑う。
年齢関係なくわざわざ風呂で食い入るように見るような事はしない性格なのでその辺は気にせず。
その後の様子を見る。足を閉じプルプルと震えている。恥ずかしいわけではないとは言うが。だとするとなんだ? と考えて。
「……あ」
思い当たった。そうかそういうことか。
何かを察してそっちにザブザブと歩いていく。
「体調悪いなら素直に助け求めねぇかアホ」
近いと言えば近い。だが斜め上。
そう、その様子を見て受け取った答えは腹が痛いとか胸が苦しいとかそっち方向での勘違いだった。
近寄って顔を見る、顔色は……風呂だからか赤く放っているのだろうが青いとかそういう事はない。
「おい、動けるか?」
■サラ > 「えっ、いや………………」
体調が悪い、に入るのだろうか?
多分入らないと思う。
本当に……出してさえしまえば何も問題ないはずなのだ。
いろいろな理由でそれを先送りにしてしまっているだけで。
「動けるんだけど……動けないというか……
あのっ、大丈夫だからっ、ほっといてっ」
逃げ出したいが限界状態なので動くことができない。
切羽詰まった人間そのものの表情で固辞する。よくない汗がだらだらと流れているし、顔は真っ赤だ。
■クレイ >
「あのなぁ……」
こちらから見てみれば、脂汗をダラダラと流している構図だ。つまりどう見ても無事には見えないわけで。
そして最初の強気な物言い。それらも合わされば強がりにしか見えない。
はぁと溜息を吐く。
「まぁそうだな、お前みたいなタイプの場合素直にこうした方が早いか」
そのまま立ち上がる。
そして。
「文句なら聞く。後でな、まずは出るぞ、体調悪いまま入ってるなんて冗談じゃねぇ」
と、抵抗されないのならそのまま足の下と腋の下を抱える。所謂お姫様だっこで上に持ち上げてしまおうと。
■サラ > 「わーっ、ちょっと、ほんとに、ほんとにやめっ」
切羽詰まった抗議の声を上げるが、もちろんろくに抵抗できない。
そう重くない身体はあっさりと抱え上げられてしまう。
水揚げされて、少女のぷにぷにとした肌が、湯けむりの中で揺れる。
自分と違ってたくましい体つきだなあ、なんて感銘を覚える余裕もない。
そのまま湯船の外に数歩踏み出すなら、もちろんちゃぷんちゃぷんと揺らされるわけで……
「あ、あ、あああああ……っ」
しょろろろろろろ。
軽快な水音とともに、独特な臭気を放つ黄金の雫が
抱え上げられた少女の脚の間から漏れ出して、ぱたぱたと地面に落ちて跳ねていく。
あまりのことに顔を手で覆ってしまうが、それで止まるわけもない。
疑いようもなく“おしっこを我慢できなかった小さな女の子”の姿である……
■クレイ >
「やめねぇ、それならさっきの段階で自分で歩くんだったな」
切羽詰まった声を出した彼女に対してハッと鼻で笑い飛ばしてズンズンと外に出ようとしたことだろう。
彼女の体など自分からしてみれば軽いもの。まったく重荷になどならない。
そして外に足を踏み出して歩こうとしたタイミングで。
「んあ?」
足にかかる生暖かい感覚と臭い。
一瞬フリーズ。思考整理。
赤い顔、縮こまるように小さくなった体。震えている。
なるほど。なるほど。とりあえずフリーズしている間にトイレは終わる事だろう。
終わればそのまま3歩横に。流石にその上に彼女を下ろす事は出来ず。
そして横にずれれば彼女をそっと下ろすだろう。
「……なんというか、先に言えよ!! 別に隠すよう……な事なのかぁ普通は」
トイレというのは最大の隙。戦場じゃ別に隠すような事にもならず、むしろ宣言しないと奇襲を受けたりするケースまである。故にそれを言うというのを恥ずかしい事と理解していなかった。
外に出せば、足にお湯をかけ、綺麗に流していく。
「まぁ、なんだ。なんか悪かった」
とはいえ恥ずかしい思いをさせたのも事実。一応謝罪を述べておく。
■サラ > 「あ……あ……あははは……」
緩んだ笑いは諦観から来るものと排泄の快楽から来るものとが半々。
しょろしょろしょろ。しぱたたたた。
一度出てしまったものは止められない。女性ならなおさらだ。
抱え上げられ余すところなく見られながら、おしっこする気持ちよさを貪ってしまう。
足元で雫が跳ね返ってぶつかるのを感じるだろう。
「おれが悪かったから…………
もう放っておいてくれる……?」
すべてが終わった後、お通夜のような声で拒絶する。
ちゃんと謝るべきなのだろうが、そんな心の余裕はない。
半端に優しくされるのが、かえって心に来る。
すっかり綺麗にはなったが、癒えないダメージを背負って、浴場の隅っこに向かって体育座りになってしまう。
もはやできることはなさそうだ……。
■クレイ >
「……ったく、別に小便漏らした程度でんな落ち込むなっての」
どんよりと落ち込んでるのを見て。はぁと息を吐き出して。
そっちに寄ってとりあえずお湯で温まったタオルを背中にバサッとかける。
湯冷めしては元も子も無い。
「俺だってな、初陣の時なんてひどいもんだったぞ。ズボンとかも滅茶苦茶になってたしな」
とフォローにもならない謎の話を暴露。まぁ初陣の時なんて誰しもそんなものだろうと思っているからではあるが。
「そもそも、だれかに言うでもねぇしな。名前もしらねぇ相手の事なんて言えるわけもねぇし。ネタにもならねぇよ」
だから安心しろと。見られたのがそもそもの問題であるというのは抜け落ちていた。