2022/09/16 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 異国情緒を感じさせる九頭龍の水浴び場の露天風呂。
針葉樹の材木にて造られた四角い箱の如き、浴槽に白濁の湯が注がれる光景は、
この王都の一般的な大衆浴場とは異なる目新しさが存在する。

そして、それ以上に何よりも、その浴槽が設置されているのが、
屋外の庭園のような状況であれば、尚の事、風情を感じさせる事だろう。
風呂の傍には葉を紅色に色付かせた紅葉が植えられて、
蝋燭を紙の風除けで覆ったカンテラ、――この王都では滅多に使われない提灯、の
仄かに明るい光が、その樹の色彩を夜闇に浮かび上がらせる。

そんな情景の真っ只中、湯の中に肩まで浸かる中年の冒険者は、
丁度、浴槽を手の平サイズに縮めた升と呼ばれる酒器に注がれた米の酒を呷り、
何から何まで異国情緒に浸れる、宿の持て成しを独り堪能していた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクレイさんが現れました。
クレイ >  戦場から帰ってきた。それなりに金が入った今回。少し良い宿に、ということで訪れたのはここである。

「あぁ、でっけぇのはやっぱりいいわ」

 堂々と足を広げて座る。
 砦を奪い返し、しばらくした後、結局反撃にあいこちらは敗走。殿をしたということでボーナスが入ったのである。
 さて、そんな訳で疲れた体を癒しに風呂へ。 
 そういえば今の風呂って何だっけと少し考える。少なくとも女湯ではなかったはずだ。
 だが、ここは急に入れ替わる。入った時には男性になっていても混浴になっているかもしれないし、逆もあり得る。場合によってはいきなり女性湯になっている事もあるわけで。
 考えるだけ無駄かと切り捨て、思考を変える。

「にしても、ホント楽になったな」

 仕事集めをしないだけでここまで変わるとは。そんな事を考えていた。

クレイ >  
「風呂って入りすぎるよなぁ」

 こういう風呂はついつい入りすぎてしまう。
 しかしあんまり入りすぎていてもそれはそれでのぼせてしまう。
 折角風呂に入りに来たのにのぼせて何もできません。なんてそれはそれでバカらしい。

「しゃあねぇ。そろそろ出るか」

 ザバァと風呂の中から出ればそのまま脱衣所の方向へ。
 そうして外へ出てから食事などを楽しんだことだろう。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクレイさんが去りました。