2022/08/14 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
■リス > すこし前から、出来るような気がしていることがあった。
だから、と言うわけではないけれど、リスは今日も九頭龍温泉宿にやって来ていた。
広いお風呂は、今日も気持ちよく、ほこほこと体を温めてくれる。
ちゃぷり、と言う音が耳に心地よく、全身を弛緩させて、お湯の中にゆっくりと浸かるのだ。
白い肌がほんのりと赤みを持って、熱を吐き出すように、長く息を吐き出していく。
「あぁ~癒されるわぁ……。」
のんびりとお風呂の縁に体を預けて、頬をほんのり桜色に染めたリスは、とろーんと蕩けるような姿でのんびり具合。
のんびりのんびりしている様子で、出来るかもしれないと思って居る事を忘れてしまいそうな気もしてあぶあぶあぶ、と慌てる。
でも、こんなに気持ちの良いお風呂に、何もかも忘れて委ねてしまいたい。
そんな風に考えて居た時期もありました。
既に、一時間近くお風呂に身を委ねて、蕩けていた少女。
何もかも忘れて、お風呂の至福を堪能しきって居たりするのでした。
■リス > 遣らなければならない事なのはわかってるし、やるべきことだともわかっている。
でも、頭が真っ白になって、こう、後でいいやあ、みたいな感じで後回し。
どこか既視感のあるような状況でもあるのだけど、温泉のお湯が心地よくてたまらない。
お酒とか、お話とか……そんなのが欲しくなる。
いつもいつもの事だが、人肌恋しいとはこのことなのだろう。
「偶には……気分を変えた何かを、するのも、いいかも、しれないわ。」
何かとは何か。
何だろう、ご飯とか、お酒とか。
それとも、こう、もっと別の何か。
うにうに、とお風呂の湯船ごろごろと転がりながら、悩んでみる。
自分の自宅のように寛いでいる気がするがまあ、仕方がない。
お風呂は寛ぐ場所だものね、と、自己弁護。
■リス > 暫くの間、お風呂をちゃぷちゃぷぷかぷか堪能していた所で。
結局でなければならないことを、用事を思い出したので、はぁぁぁ、とため息一つ。
こう、夏休みの宿題を、最期の日にまとめてやらなければならないような、その気だるさ。
お風呂の開館、癒しから離れる際の、気の重さ。
ああ、もっとごろごろして居たい、と思いながら、ざばり、とお湯を掻き分けて立ち上がって。
仕方がないなぁ、と呟きながら。
とぼとぼとぼとぼ。
脱衣所に戻り、お湯を拭って、体を乾かして。
服を着て、去って行くのだった―――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 露天風呂
旅館の客室から少し離れてるせいか客付きはない。
無力透明で硫黄の匂いもしない、しかし樹木にも似た温泉らしい香りの豊かな露天風呂だが、この旅館は沢山の良い温泉もある。あえて離れたところには来ないのだろう。
とはいえ、今日は一人だけ客がいる
「おーんせんじゃーぶじゃーぶほっかほかー♪
ぽっかぽっか出たら苺牛乳ー♪」
胸の下ぐらいまで温泉に浸かり、足を伸ばしてる小さな少年。
明るく人懐っこそうな表情で鼻歌を歌いながら温泉を堪能している
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 古傷の痛みを覚えて、湯治を兼ねて数日滞在している男は寝起きの眼を醒ましに湯を浴び、風に吹かれていた。
遠雷が聞こえる。荒れた天気を思わせる空を面白そうに眺めながら、肩をまわして湯船に浸かった。
「古傷が疼くは雷のせいかね……」
遠く落雷が稲光を伴って炸裂する様を見て、口笛を鳴らした。
鼓膜を震わすほどの気象ではない。ただ雨脚に追い立てられて、ここにも客が来るかもしれぬ予感はしないでもない。
「そうすりゃ今夜の相手の一人くらいは……」
言葉を飲み込むようにして、身体を反らして空を眺める。
疼くのは傷跡だけではない。