2022/08/05 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフリージアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
■リス > 何時ものように、九頭龍の水浴び場と言う温泉宿に、リスはやってきた。
お金を支払い、案内に従って、路を進んでいけば、今回の場所は海のような波打ち際を模した温泉だ。
温泉だと思ったのは、湯気がほこほこ見えるのと、矢張り暖かい空気が波打つ温泉に揺られて見えるから。
脱衣所で服を脱ぎタオルを身に巻いて、洗い場で体と頭を洗って埃を落として。
どんなふうに入るのだろうと思いつつ、タオルで髪の毛が堕ちないように縛って、お湯に足を付ける。
波にさらわれそうな、ゆらゆらりと揺れるお湯。
そして、足元は、確りとした岩ではなくて、サラサラの砂でもあった。
入ってみれば心地よく、砂が体をマッサージしてくれるような感じもして、ああ、癒されるわぁ、と吐息を一つ。
普通の湯船のように、身を預ける縁はないので、唯、半身浴のように座る事になる。
柔らかい胸が、晒されていて、でも、寒さは感じないのだけども、少し恥ずかしいかも、とはにかんでみる。
周りに誰かいないかしら、と思わず腕で乳房を隠してキョロりきょろきょろ。
■リス > 誰かがいてくれたらいいなとは思うのだけれども、逆に、誰かいればいるで、恥ずかしいと思ってしまう。
「如何したものでしょう……。」
この場所はお風呂だし、誰かと一緒に入り、楽しい時間を過ごす場所ではあるのだけれども。
普通のお風呂は肩まで使って、胸とかは、お湯の下に隠れてしまうのだから、同じ裸でももう少し違う気がする。
このお風呂は、波打ち際と言う所もあって、半身浴以上は難しい。
肩まで浸かる事も出来なくはないのだけども、その場合は、波が顔に掛かってしまう。
母親のような海竜とか、海に生きる竜とかであれば問題はないけれど、自分は多分違う。
お湯でアップアップしてしまう事も考えられる。
うーん、と悩みながらも、それでもお湯の流れは心地がいいし。サラサラの砂はマッサージの様で気持ちがいい。
もう少しのんびり考えるふりして、お湯を楽しもう。
温泉は頭からっぽで、堪能するものだものね、と。
誰も居ないけれど呟いてみて。
■リス > お湯が流れるたびに、リスの体にお湯の暖かさが感じられて、お湯で温められる感覚を覚える。
はふ、と熱の籠った息を零して、からだにぱちゃりぱちゃり、と全身にお湯を掛けなおしてみる。
リスはこの温泉が心地がいいわ、とのんびりと目を閉じてお湯を受け入れた。
全身浸かりたいけれど、お湯の波に……。
「あれ?」
そう言えば、お湯だし、波だし。
つまりこれは、浮けばいいのではないのかしら、と。
ぷかりぷかぷかするお風呂と言う事で、温泉で泳いだりするのはマナーとしてはいけないだろうけれど。
ここは、波打つ風呂と言う事で、浮く位ならいいのではないか。
そして、浮けば、全身を浸かる事が出来るんじゃないだろうか。
そう考えて、少女は、お湯に身を任せてみる。
「ああ、丁度いいかも……。」
ぷ借りぷかぷか、波に乗って、浮かぶ少女。
全身をお湯に包まれて、とても心地よくて。
■リス > 「ふぁぁ。」
ゆらりゆらゆら、クラゲのようにお風呂の波に揺られているのだけども、いい加減体も温まってきた。
そして、疲れも溶けてなくなってくれば、眠気がほんのりと自分の中に生まれてくる。
このまま眠ってしまうのは大変だ。
なので、少女は、ゆっくりと身を動かして、お湯から起き上がる事にした。
このままでは本当に眠ってしまうわ、と、しょぼしょぼし始めた目を擦りつつ。
脱衣所に向かっていく。
脱衣所で、バスタオルを手にして、お湯を拭って。
着替えをし直して。
そして、去って行くのだった―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。