2022/08/01 のログ
■リス > 「ううーん……。」
ちゃぷり、とお湯を掛けてみれば、白い肌にお湯が滑り、流れて堕ちて往く。
のんびりしている時間、ふにゅり、と全身を弛緩させて、湯船に体を預ければ少女の二つの胸がお湯に浮く。
ああ、浮いてるわねぇ、と唯々、何と無しに、お湯を、胸を眺めて、今日は透き通っている普通のお湯なのね、と考える。
静かな時間だ、それはそれで良いのだけれども、誰かと喋ったりしたいとおもうのである。
誰かいませんかー、なんて、行ってみようかどうか悩んでみるけれど、今は良いか、と思う。
今度、商業ギルドでの集まりがあるのだっけ、と首を傾いで思い出してみる。
今度の議題は何だったかしらね、とも。
しばらく考えて居たのだけども。
少女は、お湯に思考を蕩かせていくことにして、考える事を辞める。
お風呂から上がってから、色々考えてみる事にする。
今は、下半身に色々集中して、準備してみる。
ほへぇ、と熱を吐き出すように、息を吐き出していた。
■リス > 「んにゅ。」
暖かなお湯に、パチャリパチャリと掛かるお湯に包み込まれているようで、のんびりしている積りが少しばかり眠ってしまったようだ。
かくんと頭が揺れて、目が覚めてむくりと起き上がる。
きょろきょろ、としょぼしょぼしている空色の竜眼が此処が何処かを確認する様に見まわしていた。
あぁ、と口の中で小さくつぶやいて見せるのは、此処が何処なのかを理解した結果。
誰かを待っている積りで、誰も来なくて、その結果眠ってしまっていたのだろう。
このまま温泉に浸かっていても、仕方がない。
家に戻って寝る事にしよう。
また明日、仕事が終わった後に来ればいいや、とそんな風に思いながら。
少女は、ざばり、とお湯を掻き分けて立ち上がる。
くは、と欠伸を零しながら、ぽてりぽてり、眠そうに歩き、少女は去って行くのだった―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクイネさんが現れました。
■クイネ > 「あぁ、いいお湯……」
ぽへ~ん、と。大浴場にて入浴しながら。
クイネは完全にリラックスモードであった。
「暑いからこそ、お風呂……。
これはもう、間違いないですね」
うんうん、と。誰もいないのに一人で頷くクイネ。
連日の暑さに参ってしまったクイネは。
九頭龍の水浴び場にて、体力を回復しようと思い。
運のいいことに、大浴場は無人であった。
いわゆる、貸しきり状態、というわけで。
「ん、ん~~~~~……。
あぁ~……」
宿の大浴場で一人きり、となれば。
足も伸ばし放題、リラックスし放題。
声も出ようというものであった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 「やっぱり、熱いときこそ熱い風呂だよな――」
はからずもそんなことを呟きながら、大浴場に現れたのは、一糸まとわぬ屈強な肉体を晒した男。
洗い場で桶を一つ抱えて湯殿のそばでかけ湯をしたあたりで、先客に気付いて。
「おおっ、ちょっと邪魔するぜ、お嬢ちゃん――」
少女と呼んで差し支えない容貌の相手に向かって、何らの躊躇もなしにそう声をかける。
むしろ、その表情には、ムッフッフ、という助平心を隠そうともしない笑みが浮かんでいて。
■クイネ > 「あら……?」
大浴場の入り口から声が聞こえ、クイネはそちらを見る。
湯煙を掻き分け、姿を現したのは屈強な男性。
しかし、クイネは驚くこともなく。
「えぇ、どうぞ。
……なんて。別に私がここを独占する権利を持っているわけでもないので」
と。相手の言葉に、にこり、と笑顔を浮かべながらそう言い。
入浴の邪魔にならぬように、と。
すすっ、と湯船の中で場所を譲るように動く。
■エズラ > こちらの様子に驚いた様子のない少女の反応に、むしろこちらが少し驚きつつも、それじゃ遠慮なく、と彼女の空けてくれたスペースに身を滑り込ませる。
「っああ~……いい湯だぜ、たまんねぇ……――」
湯の中で四肢を伸ばせば、疲れがその中へ溶けていくかのよう。
「やっぱりここの大浴場は最高だな――湯加減も、広さも、それに――」
すすす、と肩を寄せていきながら――
「――こんな美人と混浴できるんだからな――?」
にゅ、と腕を伸ばし、湯の中で相手の腰を抱こうとし。
■クイネ > 「……ふふっ」
湯につかるなり、声を上げる相手を見て。
クイネは、くすくすと笑みをこぼすが。
「あらあら?」
相手が近づいてくるのを見れば、そんな風に間の抜けた声を出し……。
「あら。大胆ですね」
そうして、相手が腕を伸ばしたのなら、すっ、と。
まず一歩退き、腰を抱こうとする腕を回避してみせる。
「美人だと言われるのは嬉しいですけど。
まずはお互い、自己紹介からじゃないですか?」
そこでクイネは相手に対し。
まるで大人が子供にするように。『めっ』などと言いつつ。
相手の額を、つん、と人差し指で軽く突っついてみせる。
■エズラ > するりと腕をかわされ額に柔い反撃を受けると、ムオ、と妙な声を出し。
「ムフフ、オレは見ての通りのゴロツキ野郎だぜ」
名前はエズラだ――と相手の問いに素直に答える。
そして、まるで鮫が獲物の周囲を回遊するように、彼女を中心にして湯殿の底に手をつきながら、ゆるゆるとその周囲を回る。
透明な湯の中に見えるのは、見た目の年齢にしては成熟し、女体としての魅力を十分以上に備えた肢体。
ますます、男の目線が笑みを帯びたものになり。
■クイネ > 「……ゴロツキさんは、ゴロツキだ、なんて。
言わないと思うのですが」
私悪人です、と名乗る悪人がいないように。
そんなタイプの人はいないんじゃあないか。
そう思いつつ、女はぺこり、と頭を下げ。
「私は占い師のクイネです。
エズラさんですね。覚えましたよ」
ふふっ、と笑みを浮かべ続けるクイネだが。
自身の周りを相手が回るのを見れば。
「……目が回っちゃいますよ?」
などと、ちょっとズレたことを言うものの。
その目は細まり、何か楽しそうな様子。
■エズラ > 「いやいや、そんなことはないぜ――オレは正直なのがモットーだ」
クイネか――と相手の名前を一度反芻しながら、今度は背後に回り込んでいき。
「それで、クイネ――オレの方としちゃ、美人と混浴ついでに、もっと色々楽しみてぇと思ってるわけだが、どうだ――?」
今度は片手で腰を抱くのでなしに、後ろからその身体を柔く羽交い締めにしようと。
それが叶えば、相手の尻肉の当たりには、存在感のある雄の象徴がむにゅん、と擦り付けられることになるだろう。
■クイネ > 「なるほど。正直なゴロツキさんなんですね」
うんうん、と。納得したように頷きつつ。
相手の行動、出方を見ていたクイネであったが。
「あらっ。
……ふふっ、本当に正直ですねぇ」
背後から羽交い絞めにされ。
相手の熱を肌で感じれば。
クイネは、相手の掌をぎゅうっ、と抓り。
拘束から逃れることができれば。湯船の縁に両手をついてみせる。
「……いいですよ。
私も、まどろこっしいのはあまり好きでもないので。
……どうぞ?」
そう言いながら、クイネは腰を高く持ち上げ。
背後からの挿入を待つ姿勢になり、楽しそうに相手の事を見つめていく。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクイネさんが去りました。