2022/07/26 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 九頭龍温泉郷、ふたなり用の温泉に、何時ものように少女は、トゥルネソル商会の店長であるリスはやってきた。
 仕事帰りに、此処にやってきて、お風呂に入るのは、少女の数少ない趣味である。
 家に誰かいるなら、家に戻っているのも良いのだけども、今日はみんな外に出かけているようだ。
 なので、何時ものように少女はお金を支払い、案内に導かれて、温泉へと歩いていく。

「今日は、月見酒の気分。」

 そう言う風に受付に伝えたので、屹度、月見酒の出来る温泉に行けるはずだ。
 果たして案内されたのは、広い、石造りの温泉で、露天風呂であった、岩などで囲まれた風情溢れる温泉だ。
 他の客はいるらしいけれど、魔法の所為だろう、近づこうとしなければ誰なのかもわからない。
 とりあえずお湯にお盆を浮かべ、其の上に東方の徳利と、お猪口に注がれた冷酒を静かに煽る。
 ふは、と紅い唇から零れる酒精混じる吐息。
 夜空に見える綺麗な月を見上げ、まったり、と全身をお風呂の縁に身を預けていた。
 誰か、一緒にお酒を飲んだり、ナンパとか、したいわね、と。

リス > 「んー……一寸眠いかしら、ね。」

 あふ、と軽く欠伸を零す少女、流石に疲れて帰ってきているうえに、丁度いい温度のお風呂。
 さらに言えば、お酒も入れば眠気も強くなろうものだ。
 このまま眠ってしまえばとても気持ちよく慣れるけれど、さてはてどうしたものだろうと、少女は考える。
 うーん、と呟いて、悩んでみる。
 もう少しだけ待って、誰も来ないようなら、興味が湧く相手がいなければ、今日は帰ろうと。
 性欲に忠実な少女だから、家に帰って、誰かが帰ってきたらその人とでも、とかなんとか考える。

「あふ。」

 小さく欠伸をもう一度こぼしながら、月を見上げ、お酒をちびり。
 眠くなるのを知っていて、お酒を飲むのを辞めない少女でもあった。

リス > 暫くお酒を楽しみ、月を見ていたのだけれども。
 矢張り眠気が強くなり、うとうとしてきてしまうので、もう、帰って寝ようという結論に。
 此処に留まって寝るという選択肢はなかった。
 家は近いし、お金がかかるから、此処で寝泊まりはないな。と言う判断なのだった。
 其れじゃあ、帰りましょうか。

 少女は軽く欠伸を零しつつ。
 お湯から上がり、脱衣所で、濡れた体をふいて、服を着て。
 ほこほこの体で、ぽてぽてと、歩いて帰るのだった―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
ゲーゲン・アングリフ > 「……あぁ、癒される……」

湯に浸かりながら、そう声を漏らす男。
九頭龍の水浴び場という宿の、露天風呂にて。
日ごろの疲れを癒そうと、のんびりと入浴中である。

「……これでまた、明日から頑張れる、というもので」

普段の疲れが、ちょっと許容量を越えたのなら。
いつもとは違う癒し方を。
そう思ってのことであったが。
予想以上のリラックス効果に、男の表情が緩む。

「……ん~~~~、んっ、んっ……」

そのまま、ぐぐっ、と伸びをしながら。
体のコリをほぐしていく男。
その感覚が、実に心地よいらしく。
完全にまったりモードである。

ゲーゲン・アングリフ > 「ん……」

そうして、ゆったりとしていた男は。
頭上の月に気づき、じっと夜空を見上げる。

「……。
 なるほど。いいですねぇ」

なにが、ということもなく。
男は、ほぼ無意識にそんな呟きを漏らす。
こういった時、胸に湧き上がるこの感情について。
男は、言葉にできないものの。
何かしら、感じ入るところがあり。

「……これからは、この宿に定期的にくるのも。
 ありかもしれませんねぇ」

なんだかはわからないけど。
なんだか心地いい。その感覚に男は満足し。
定期的に宿に泊まりにくることを検討していく。

ゲーゲン・アングリフ > 「……よし」

十分に体を休めた男は、ゆっくりと露天風呂から上がり。
両腕をぐるぐると回し、体の具合を確かめる。

「うん。だいぶいい感じですね」

しっかりと疲れが抜けていることを確認すると。
男は、そのままゆっくりと露天風呂を後にする。

「……あとは、ぐっすり寝るとしましょうか」

せっかく体力が回復したし。
明日は、溜まっている依頼を消化してしまおうか。
そう考えながら、男は取っておいた部屋へと向かうのであった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。