2022/07/13 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 日中のあまりにもあつい、じりじりとした熱を冷ますにはやはり、風呂に限る。
――そういう言い訳をしていつも、風呂に入っているような気もするが。

「まァ、いいじゃあねェか。」

一人で思考に相槌を打って、ざば、と大きな岩でできた湯船に身を沈めた。
だれでもはいれる露天風呂、やや高い位置のせいか、夜はよく星が見える。
お気に入りだ。肩近くまで風呂に入れば、じゃば、と湯があふれた。
何人かで入ることは想定しているが、この巨躯では当たり前みたいに、あふれる。

「ん、ぐ。…あ”あ”ぁ”ぁ”……ぁー…。」

心地よいのはよいが、そのせいで漏れる声はけものの唸り声みたいだった。
最後のほうはちょっと気の抜けたような音。