2022/07/04 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアンジェラさんが現れました。
■アンジェラ > 今日はあまりついてないな、と感じていた。
単純に雨に降られたというだけの事ではあるが、そこそこ酷い降水量に衣服はぐっしょり。
這う這うの体で近場にあった温泉宿に逃げ込み、ひと風呂済ませて今に至る。
備え付けの浴衣は着方は難しいのだが、この季節過ごしやすい恰好と言えるだろう。
涼し気なこれは割と気に入っていた。
さて、来ていた衣服は有料で洗濯をしてもらっている所。
どうせ乾かさなければいけない。となると帰れるのは明日かな…。
そう考えながら周囲を見回せば、同じように雨に降られたと思わしき客もちらほら。
皆考える事は同じか、と思い後の過ごし方を考える。
部屋をとってさっさと寝てしまうのも手とは思うが……。
そう考え、ふとすれ違った人に目線をとられた。
その女性は綺麗だったかもしれないし、何か別のものを感じたのかもしれない。
その目線の先では―――。
■アンジェラ > 綺麗に着飾った女性であったが、ずぶ濡れであった。
可愛そうに、か、同じ境遇か、か。
どちらかの思いが去来した、とは言え声をかける程でもない。
ひとまず部屋をとろう。そう思いながら受付のカウンターへと向かっていった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアンジェラさんが去りました。