2022/07/01 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にハクさんが現れました。
ハク > ふんふ~ん、と鼻歌を歌いながら小さな手ぬぐいを手に持っただけの姿で浴室を歩くミレー族(扱い)の少女が1人。
今日はどの風呂に入ろうか、ここは湯船の数もたくさんあるのが楽しみだとばかりに尾を揺らしている。
獣の要素を持つミレー族であっても入浴を気にしないでいい、というのは本当に助かるものだ。
前にダイラスに仕事で行った時、潮風でベタついたからと風呂を借りようとしたが『ミレー族はお断り』と言われた事がある。
理由を聞いてみれば、湯に毛が浮かぶから、掃除の手間がかかるから、というものであり……
まぁ、納得はできるが残念無念とそこでは桶に湯をもらって部屋で軽く湯を浴びるだけで過ごしていた。

が、この九頭竜の水浴び場ではそのような事を気にする必要はない。
遠慮なく湯に浸かっていいとなれば、様々な風呂を楽しめる、というわけだ。
――もっとも、代わりにこうして首に従業員であることを示す首輪を装備しなくてはいけないのだが。

「はて、たまにはこういう風呂もいいかもしれぬ」

露天風呂に壺湯、寝湯など堪能してきたがそれらはごく普通の温泉宿にあるようなもの。
言ってしまえば九頭竜山脈にある露天湯にそういう設備も無くはない。

ここにしかない、と言うと屋内のサウナ等だがこの前それは堪能したので、今回は湯に浸かるタイプのものにしてみようと思う。
ぺたぺたと歩いてたどり着いたのは、ワイン風呂、という看板のついた浴室。
まぁその名の通り、浴室に入ると甘い酒類の香りが漂う。
実際に酒が入っているのかはわからないが、酒が入っていそうな雰囲気はある。

「長く入ると酔いそうでござるが……ふむ、ではでは」

尾をふりふりと楽しそうに揺らしながら、赤いワインの風呂にその体を沈めていく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 今日はだいぶ汗をかいた。
日差しも強いし、気温も相当のもの…。そこにフードをかぶっているのだから仕方ない。
流石にひとっ風呂浴びてさっぱりしようと水浴び場に来たわけだが…。
今日はおすすめの風呂があいているらしい。
店側からのおすすめということで嫌な予感しかしないのだが、せっかくだし覗くだけ覗いてみる。

服を脱ぎ、入る浴室はワイン風呂という看板がついている。
この店にしてはまともな風呂…なんだろうか?
戸をあけて中に入ってみると、甘くまとわりつくような香り。
ブドウの匂いともいうべきか…
ホットワインを飲んだときのような感覚が鼻を抜けていく。

「ワイン風呂…酔わなきゃいいんだがな」

ぺたりと足を踏み入れれば、人の気配がする。
男か女か知らないが、確認のためにみてみれば
赤い湯にひたる白いしっぽが見えた。

「邪魔するぜ」

先客に声をかければ、汗をかけ湯で流しすこし離れた場所に座る。

ハク > 「はふう、いやほんと、これは本当に酒気ありでござるか……?」

湯につかって5分程。
たったそれだけにしては肌は紅潮し、なんとなく頭がとろんとしてきているのを感じる。
もともと酒には強くない。10歳程度で固定された年齢はアルコールの分解能力が高くないのだ。
とはいえ、再生の能力のおかげで酔っ払ってもしばらくすれば元気に戻るのでたまに付き合いで飲んだりはしていたので、酩酊の感覚はわからなくはない。
そしてだからこそ、今の状況が酩酊に近いもの、というのも理解している。

「む、流石に、ちょっと休憩、するでござるか……お?」

がらりと空いた扉から見えたのは、黒髪のミレー族青年。
見覚えのあるその姿は……

「あ、ブレイド殿でござるか。お久しぶりでござる」

流石に湯の中に入りすぎると酔っ払いそうだ、と思って立ち上がった所だった。
なのでかけ湯をする彼の前で赤いワインまみれの姿で立った姿を見れば、どこも隠さない様子に驚いたりするだろうか。
もっとも、こちらとしては実際に酔いがまわりかけている方が大事。
そのまま一度湯船からあがり、飲用可能な水が出る蛇口を回して水を飲んでから、浴室にある椅子に座る。

「ふぁー……ほんとの酒かもしれんでござる。酔ってしまった感じでござるよ~
 ブレイド殿、酒には強いでござるか?弱ければ、ほどほどがいい気がするでござる……」

流石に人前なので足を広げて楽に座る、とまではしないが体を隠す事も億劫な様子で足を組み椅子に背中を預けてぐったりとする。
浴室もまた甘いワインの香りで満ちているが――浴槽の中よりは大分マシな気がしていて。

ブレイド > 「ん、ぅお…ハクだったか。久しぶり、だな」

声をかけた相手は既知の少女。
確か以前あったときもこの場所だったような気がする。
発情期の時に出くわしたこともあり、そのときに少女の肌は見ているのだが…
隠さずにそれをさらされれば、シラフである自分は目のやり場に困る。

「ワイン風呂って、本物なのかよ。
どういう効果があるんだ?これ」

肌にいいとか疲れが取れるとか、そういう感じの風呂なのだろうか?
彼女の言うように本物のワインであれば、アルコールの蒸気に包まれるわけで…
あっという間に酔っ払ってしまいそうな風呂だ。
酔い潰すのが目的なのかどうなのかはしらないが。

「ハクは酔っ払っちまったか。
オレも強いってわけじゃねーが、せっかくだしな。
少しくらい試してみるか」

恥じらいがない訳では無いが、こちらが隠すのもなんだか女々しく思い体を隠すようなことはしない。
ハクの体をみれば少し血行が良くなっている箇所もあるのだが
ぐったりしている彼女はさほど気にしないだろう…おそらく。

ハク > 「うむ、久しぶりでござるよ~」

椅子に座ったまま、ふにゃふにゃした声で返事を返す。
尾も少し気だるそうにゆらゆらと揺れている。
多少こっちに視線を感じはするが、ここで従業員の首輪をつけている時は娼婦仕事の気持ちでもあるのであまり気はしない。

「んー。本物かどうかはわからんでござるが、実際に酩酊状態になってるでござる。
 香りもいいし、本物かもしれないでござるし……もしかすると、そういう薬液入りなだけ、という可能性もあるでござるが……」

前回遭遇した時と違い、理性はちゃんと残っている。
確かにオスの匂いに少しだけ反応はしたが、別に彼が行為をしたい、というのであればムリに誘う事はないのだ。
だからこそ、独り言かもしれない言葉にも返事をしながら椅子に座ったまま何度か体勢を変えてみる。
その様子は実際に酒に酔った女の仕草に似ている事だろう。

「まぁ、めちゃ酔い、ってわけではないでござるが……そうでござるなぁ。
 気持ちいいでござるよ?あと肌もワインの酒精の香りがついてるので、気持ちはいいかもしれんでござる」

堂々と湯に浸かるブレイドをみながら、自分の手をくんくんと匂いをかぐ仕草を見せる。
酔っ払いに近い状態で、肌も紅潮しているので少々色気はあるかもしれないが、反応するかは彼次第。

ブレイド > なんだか声色がふわふわとしているが、比較的まともな状態のようで
酒気さえ帯びていなければ気にならない…いや、気にはなるか。
風呂なので当たり前だが、少女も自分も全裸なわけなのだから。
時折ちらりとそちらに視線を向けてしまうのも仕方がない。

「そっか…酔わせる薬入りってのも質がわりぃ気もするけど…
舐めてみりゃわかるかもしれねぇな」

まぁ、本当に舐めたりはしないが。
一応不特定多数の使う風呂なのだから。
実際ワイン風呂につかってみると、むわっとしたワインの香りが更に濃くなったようだ。
たしかに、少し酔いを得られるような…。
彼女がああなるのもうなずける。だが、気持ちいいのは確かで。

「確かに悪くはねぇが…長く使ってるとやべーかも。
つか、ハク、その…大丈夫なのか?」

酔っ払ったような状態で少女の見せる肌…男が反応しないわけもなく…。
酔った感じのハクを心配しつつも肉棒は雄としての反応を見せてしまう。
ワインの中では見えないかもしれないが。

ハク > 幸いにも泣き上戸、笑い上戸というものではない。
酔っ払うと強い酩酊感でふわふわとした言動、行動になってしまうが意識は残り続ける。
まぁ、感情の振れ幅や方向を考えると笑い上戸に近いかもしれないが……

「そうでござるなぁ。流石に、それがしや、他の客が入った湯を舐めるのはちょっと。
 わからん事なので、考えるだけ無駄かもしれぬでござる」

ちらりと視線を向ければ、湯船の端にある丁寧にもワインボトルの形状に加工された湯口から赤いワインのような湯が新しく継ぎ足される。
それにより更に濃くなる匂いは彼の鼻孔を擽ることだろう。
普通の人間ならまだしも、獣としての特性もあるミレー族にとってはこの葡萄の甘い香りは強く感じてしまうだろうか。

「酒に慣れているなら、大丈夫かもしれぬでござるがなぁ……
 うーむ、いや、大丈夫かどうかでいえば、まだ大丈夫でござるが……
 あと15分も居れば、湯気で酔いきってしまうやもしれん」

だから、どうしようかなぁ、という様子でうっかり軽く肩幅に足を開いて天井を仰ぐ。
そんなポーズをとってしまえば何も隠していない股間を完全に晒した体勢になるが、酔いのせいで意識があまり向いていないのだ。

ブレイド > 「ハクだけなら別に良かったんだけどな。
知らねぇやつがはいったのはな…」

眼の前の少女だけであればあまり抵抗はなかったが…。
自分もはいってしまったし、舐めるのは抵抗がある。
普通の状態から見ればすこしだけ浮ついた様子のハクだが
少し浸かっているだけでこちらも少し酩酊感に襲われているあたり、やはり本物の酒なのかもしれない。

この状況でも十分に酔える酒気なのだが…
更に追加された湯は更に強い酒の香りをこちらに伝えてくる。

「う、ぉ…結構強い、のか?酒の匂い。
オレもずっと浸かってるとやべーな」

湯から立ち上がると、すでに雄のそれは上向き。
普段なら隠すくらいの気はむくだろうが、ミレーの嗅覚に直撃した葡萄酒の匂いはそんな判断力も奪ってしまう。
眼の前の少女の股間に向いてしまう視線もごまかせない程度には。

「…ハク、そんな見せつけてると襲っちまうぞー。
酔いきっちまったら、外に運ぶのはオレなんだからよぉ」

酔いは思考を単純化させる。
彼女に歩み寄れば、その体に手を伸ばし軽く揺する。
以前は彼女の発情に付き合ったが、今度はこちらが堪えられなくなりそうだ。肌に触れてしまえばなおさら。

ハク > 「あー、うーん、あー……あっははは」

私だけなら舐めるの?と言いそうになり、考えてみれば自分も別に他人を舐める事に抵抗はない。
ならなんとなく言葉に説得力がないなぁ、とふわついた考えで自分の中で勝手に結論が出てしまい、軽く笑ってしまう。
その思考の過程を口に出していないため、ブレイドからしたらハクが勝手に何か笑い始めたように見える事だろう。

そして、湯が注がれた事により結果蒸気の量も増える。
増えるとなれば、酔いも進むというわけで。

「あー、15分と言わず、ムリかも……んー……
 あはは、ブレイドさん、おっきー」

口調を作るのも億劫になってきてしまい、娼婦として寝る時や気心知れた相手とのんびりする時にしかしない普段の口調で少し笑う。
その視線は湯から立ち上がり、酒気のせいもあったか勃起しているブレイドのペニスを見てしまっていた。
ざぱ、と音をたてて湯からあがり、近づいてくる彼の様子を見るも特に逃げるようなマネはせず。

「そもそも、この温泉の従業員状態なんだから、お客さんが襲いたいって言えば私達はどうぞご自由に、としか言えないし……
 それの対価で、私は温泉利用料0ゴルドなんで気にしないでいいんだよ~
 ……まぁ、正直あんまり、もうまっすぐ歩けない気がするから、それはそれとして、外に連れてってほしい……」

体に触れられ、揺すられる。
薄い胸はわずかに揺れたか?という程度しか動かないものの、続く脅しだろう言葉には遠慮なくどうぞ、としか返事をしない。

そして、最後にはギブアップ宣言を。
このまま浴室にいたら酔っ払って……自分の場合は具合が悪くなり、吐いてしまうタイプだ。
だから外に出してほしい、とお願いをする。
この浴室からの出口は2つ。
片方はそのまま男女兼用の脱衣所へ、もう片方は別の湯船がある空間につながっている。
どちらも酒精はないので問題はないため、どちらでもいいやとむしろ自分からブレイドに抱いてもらおうと両手を伸ばす。