2022/05/27 のログ
リス > 「さて、と。」

 少女は、ざばり、と立ち上がり、全身から零れる白いミルクのお風呂のお湯が堕ちて往く。
 長湯しすぎても仕方がないので、家に戻る事にしよう。
 軽く息を吐き出し、湯船から出て、脱衣所に移動して備え付けのタオルで水滴を、拭っていく。
 水滴が上手く拭い切れたのであれば、服を着ていく。
 周囲を眺めまわして浴衣を手にしてみる。

「………ふむ。」

 東方の服装、其れに関してはとある縁で、手にすることがあった。
 もっと、浴衣とか、そう言う物を集めてみるのもいいかもしれない、と、元の場所に戻して。
 普段の少女の服を身に纏って見せる。

「さて、さて。」

 そう言えば、やる事がいくつかあるわね、と思い出しつつ。
 少女は、温泉を去って行くのだった―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキールさんが現れました。
キール > 九頭龍の水浴び場。
湯気が作り出すヴェールを肩で風を着るように歩き突き進む男。
白くぼやけたその奥に宝でもあれば等と、益体も無い事を考えつつ、片手に酒とそれを冷やすための魔法の氷の入った桶を抱え、どの風呂に入ろうか等と考えている。
白濁としてとろりとした媚薬風呂。
はたまた、湯床からぽこぽこ小さな泡連なり噴き出て肌を擽る炭酸湯か…。
普通の湯でも美女でも入れば関係なしに入っていくだろうが、今はそんな気配もみじんも無く、ため息一つ。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキールさんが去りました。